« 毎日新聞「近見遠見」で紹介された原発問題わかりやすい講義⑦ | トップページ | NHK朝のドラマ「おひさま」は毎朝楽しみにしています »

2011年6月15日 (水)

にほんと毎日新聞「近見遠見」で紹介された原発問題わかりやすい講義⑧最終回

 (11)原発版「ルールなき資本主義」と歴代日本政府の責任

 利潤第一主義の電力業界に、国民の生命と安全をまるごとまかせてきた日本政府の側も原発版ルールなき資本主義に重大な責任がある。

 今、自民党は、菅内閣の責任をうんと追及している。しかし、こういう事態をつくり出してきたのは、全部自民党内閣である。こういう無責任な原発増強政策を数十年にわたって取り続けてきた自民党が、その歴史的責任に口をぬぐって今の対応のだらしなさを追及する。たしかに民主党政権の対応はだらしないが、自民党がこれまでやってきたことを反省せず、今の対応の問題点だけの追及ですまそうというのはあまりにも無責任な態度である。

(12)二つの問題―原発からの撤退の戦略的決断と安全優先の管理体制と

 震災の復興に関わるさまざまな問題に取り組むこととあわせて今考えなければならない大問題がある。

 日本と世界をおびやかす大災害を経験した日本国民として、原発問題にどう対応し、エネルギー政策でどの道を選ぶべきか、道理と展望のある解決策を引き出さなければならない。

 ①戦略的な方針からいうと、日本のエネルギーを原発に依存するという政策から撤退する決断をすることである。その方向に進んでゆくという国家的な大方針を確立することだ。

 happy01〔イタリアは国民投票で94.5%が原発に反対を表明をして脱原発に向かうことになりました。すばらしいことです。この動きは、広まるでしょう。〕

 ②もう一つは、緊急の当面の課題である。「安全神話」の上に築かれた「ルールなき資本主義」と手を切り、原子力施設にたいする安全優先の審査と規制の体制を確立することである。

 電力会社に関与していない原子力関係の研究者、技術者はたくさんいる。そういう知恵と技術を結集して、本当に安全優先で原子力施設の管理が出来る、世界一の原子力安全体制を確立することだ。これができないと原発からの安全な撤退という大事業もできない。

 sad〔脱原発と言っても、すぐにそれが出来るわけではありません。原発を止めて、核燃料や放射性廃棄物をを安全に処理し、どこかに保管しなければなりません。また施設をどうするかなどさまざまな問題があります。神の火に手をつけた報いという人もいますが、どんなに大変な難題を抱え込んだかということです。しかし、絶対に放置できません。〕 

 happy01要約なので原文の趣旨を伝え切れなかったとこともあると思います。原文は具体的で分かりやすく書かれていることを重ねて強調しておきます。

    ―終わり―

  

|

« 毎日新聞「近見遠見」で紹介された原発問題わかりやすい講義⑦ | トップページ | NHK朝のドラマ「おひさま」は毎朝楽しみにしています »

原子力発電・再生可能エネルギー」カテゴリの記事

コメント

今朝の新聞によりますと、経団連と自民党は再生可能エネルギーの買取制度に反対しています。既得の利権が損なわれるからです。原発推進も大企業の儲けの論理で進められてきましたが、相変わらず懲りれいません。

投稿: らら | 2011年6月16日 (木) 08時01分

日本ではドイツが戦後に実施した厳しい戦争の総括と反省もなく、「一憶総懺悔」ということで責任の所在があいまいなまま今日に至っています。今回の原発の賠償スキームをみても結局、全国的に電力料金が値上げされて、国民全体がその責任の一端を背負わされることになるのは確実です。このことを歓迎して東電の
株は昨日急上昇しました。あまり激しくは怒らない、
他人に対して概して寛容であるは確かに日本人の誇るべき特質ですが、これでは日本は世界から理解しがたい国とみられても仕方がないでしょう。
自民党の石原幹事長は反原発の動きを「集団ヒステリー」と思わず本音を言ってしまいました。度し難いとはこのことです。喉元過ぎて、もとのもくあみにならないようしっかりwatchする必要があります。

投稿: Toshi | 2011年6月15日 (水) 09時34分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1150718/40376736

この記事へのトラックバック一覧です: にほんと毎日新聞「近見遠見」で紹介された原発問題わかりやすい講義⑧最終回:

« 毎日新聞「近見遠見」で紹介された原発問題わかりやすい講義⑦ | トップページ | NHK朝のドラマ「おひさま」は毎朝楽しみにしています »