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2011年6月

2011年6月30日 (木)

近所の可愛い子野良猫

 先だって、近所の野良猫のことをとりあげました。可愛い白の子猫はまだ親と一緒にいます。毎朝ウオーキングに出かける時、家の前とか近所で見かけます。チョッ、チョツと舌打ちをして注意を引くのですが、相手は野良猫ですから警戒心が強くて、近づくと逃げ出します。少し離れたところに親がいてこちらの様子を観察しています。

 一昨日は、ウオーキングから帰ってきたら、何と家の車庫の前に白ネコが3匹と子猫がいました。白ネコは白同士集まりたいのでしょうか。

 昨日は、帰ってきても見かけなかったので探したら、お隣の庭に親と一緒にいまいました。子猫を見つけたら写真を撮るつもりでカメラを持っていたので、早速狙いました。

 子猫は草と戯れていて、なかなかこちらをむいてくれません。親猫は近くにいてじっとこちらの動きを見ていました。

 そのうちに別のところからもう一匹の白ネコが走って出てきました。子猫はその猫を追いかけていきましたが、すぐに戻ってきました。

 シャッターチャンスとばかり子猫を狙いましたが、またも説いたところに行って後ろを向いてしまいました。

 それで、フェンスを叩いて音をててて注意を引きました。やっとこちらを向いてくれました。そうやって撮ったのが下の写真です。

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2011年6月29日 (水)

節電を喧しくいうのに、点いている街灯

 東京電力福島第一原発の大事故以来、「節電」がうるさく叫ばれ、いよいよ連日真夏日を超えるようになって、さらに「節電」が喧しく言われている。

 ところが、山崎川の道路沿いの高さ1mぐらいの装飾を兼ねた街灯がいまだに点いている。

 私は、毎朝ウオーキングで瑞穂運動場まで歩くのだが、運動場近くのちょっとした小公園の街灯も明るくなっても点いていた。

 街灯はどういう仕組みで点灯したり消灯したりするのかは知らなかったが、多分周囲の明るさをセンサーで感知して自動的に行われているのだろうと推測していた。

 6時半ごろ歩いても点灯しているのは、小公園ともう一箇所、向田橋から鼎橋までの区間の西側であった。

 いつになったら消えるのかと思いながら毎日歩いていたが、とうとう我慢できなくなって夏至の頃に瑞穂土木事務所へ電話をした。電話番号はどれぞれの街灯に、連絡先として記されているのだ。

 第1回目の電話には女性職員が出た。街灯がいつまでも点きっぱなしになっていることを伝えると、調べて対処しますということであった。

 それから数日して、小公園の方は消えるようになったが、道路沿いの方は相変わらず点灯していた。それで、また電話をした。今度は男性職員が応対した。点灯場所を言うとすぐに調べますと言った。その時なぜかこちらの電話番号を聞かれた。あとで連絡があるのかと思い教えた。

 向田橋から石川大橋までは消灯したが、石川大橋から鼎橋までは相変わらず点灯している。27日に3度目の電話をしたら、この前出た男性職員であった。現在下請け会社に調べさせていると言った。私の想像どおりセンサーで明るさを感知しているそうだが、そのセンサーに不具合があるようだという話であった。

今朝(.29日)も相変わらず点灯していた。「節電」を喧しく言っているのに、公共の街灯がこういう状態では困る。おそらくかなり長期間にわたってセンサーが故障をしているのだと思う。

 小公園の辺りの街灯は冬場に点灯していないことがあって、冬は朝5時半ごろでも真っ暗なので困ったことが、昨年と一昨年と2度もあり、その度に土木事務所に電話をして直してもらった。

 土木事務所は街灯の管理をきちんとしてもらいたいものだ。

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2011年6月28日 (火)

素敵な詩を2編―手紙―と―FUKUSHIMA―

 朝日新聞6月25日夕刊に、柴田トヨさんの次の詩が掲載されました。

      手紙

      ―天国の両親に―

 おとっさん おっかさん

 トヨは百歳になりました

 二人が見守っていてくれた

 おかげです

 

 連れあいも そちらに逝って十八年

 一人暮らしは きついけど

 多くの人に支えられて

 とても幸せ

 健一も 元気ですよ

 六十六歳になったの

 私に詩作を教えてくれた

 だから寂しくはないわ

 おとっさん

 焼酎ばかり 呑んでいてはダメよ

 おっかさん

 働きすぎないでね

 

 連れあいは どうしてます?

 私のこと

 心配してくれてるかしら?

 郵便配達の そよ風さんが

 外で待っているわ

 ペンを置きます

追伸

 トヨはもう少し

 こちらで がんばります

 まだ 連れには

 来ないでね

 もう一つは、おけらさんのblogで見つけたものです。作者名はありませんでした。

 私たちは福島です。
 私たちは福島をあきらめない。
 福島の光を、東北の雲を、歴史を、命を、
 優しさを、父母を、阿武隈川を、星の瞬きを、子どもたちの笑顔を、
…これらの全ての「福島」を信じる。
 3.11。あの日から「福島」を取り戻すために、
 私たちは八月の真中に集まり、世界へと宣言しよう。
 夢をあきらめない、私をあきらめない、福島をあきらめない、日本をあきらめない。
 福島の青空に見あげよう。
 光と雲と命を。
 父なる青空よ。
 母なる大地よ。
 FUKUSHIMAの野原で、
 FUKUSHIMAの大地で、
 FUKUSHIMAの鼓動を、
 あなたを、
 待っています

 

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2011年6月27日 (月)

ためしてガッテン式健康法

 NHKのためしてガッテンは、この1か月余りの間に、健康法に関する番組を2回放映しました。

 1回は、食事のときに野菜を先に食べるとよいという内容でした。野菜から食べることによって、糖などの摂取が抑えられるというものでした。それが体重を減少させたり、糖尿病を改善したりできるということでした。

 ご飯やパンや麺類などから食べると、炭水化物が先に摂取されるので太ることにつながるのだと言っていました。

 そのことをほかの人にも話しましたら、すぐに実践をしているという人もいました。私も、食事は先ず野菜を食べることにしています。

 もう一つは、結論からいうと、「30回噛め」ということです。食事のときに噛むことが大事だということは、古来から言われ続けてきたことです。最近でも、よく売れている健康法の著者はみなよく噛むことを勧めています。

 噛むことの大事なことは、洋の東西を問わず、認めれれていることですが、ガッテンの今回の提起は、別の観点からの証明でした。

 それは、ヒスタミンが食欲を抑えるという発見で、大分医科大学名誉教授の坂田利家さんが発見したものです。実験のネズミの脳内のヒスタミンを減らすとネズミの食欲が増し、増やすと食欲が減るということでした。

 では、ヒスタミンを摂取すればよいかというとそうは行かないのです。ヒスタミンは口からは摂取できないし、厄介な副作用をもたらすのです。ではどうすればよいかといいますと、30回噛むことだというのです。30回噛むことにより、脳の中にヒスタミンができ、それが食欲を抑えるのだというのです。ガッテンでは、なぜ30回なのかという説明がなかったのが大変残念です。なぜなら30回よりも多くても駄目だと言うのです。本当かなと疑いたくなります。

 ただ、この発見がもし本当だとすれば、実践は難しくはありません。30回噛む習慣をつければよいからです。実際、番組では習慣を作るまでには苦労がいると言っておりました。

 番組が実験したところでは、食事の前にガムを10分間噛むと食欲が抑えられると言っていました。しかし、そんなことをしなくても30回噛むことで食欲抑制物質のニスタミンが脳内にできるというのでした。

 私は、野菜を先に食べることと30回前後噛むことを実践することにしました。さて、効果が現れるかどうか楽しみですが、今のところ体重は減る様子が見られません。

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2011年6月26日 (日)

化けの皮がはがれた「減税日本」

 鳴り物入りで、一気に名古屋市議会第一党に踊りでた「減税日本」だが、その後は、いろいろと醜態を晒している。

 最初は、市会議員報酬を800万円にすることについて、選挙で公約をしてそれで当選をしておきながら、新しい議員はボーナスが少なくなると聞いてゴネた。

 次は、団長の則武元議員が、議員歳費を巡って以前から費用弁償を受けとっていたことがばれて結局議員辞任に追い込まれた。

 そして、市議会議長に選ばれた中村幸太郎議員が、則武元団長の不明朗な政務調査費の処理について「問題はなかった」と発言し、自民、民主の猛反発で、議長を辞任せざるを得ない状況に追い込まれている。

 さらに、瑞穂区選出の金城裕議員が、未承認の効能をうたったマグネット製の健康器具を販売するため、自身のホームページ上に広告を掲載していたとして、薬事法違反の疑いで名古屋市から行政指導を受けていたことがわかった。

 減税というだけで投票をした名古屋市の選挙民にも大きな責任がある。まるでモノに憑かれたみたいに河村市長の催眠術にひっかかってしまったのだ。

 大阪府でも同じことが起きた。橋本知事の政策に賛同する会派が多数を占めた結果、君が代で起立を強制するという条例が成立した。

 以前からこうした動きに大きな危惧をもっていたが、国政での民主党や自民党などのだらしなさが地方での反乱に拍車をかけたようである。

 今こそ、国政でも、地方でも、真面目に真剣に国民や市民のために自分の利益をかえりみず政治に取り組む本当の政治家が出ることが望まれる。

 名古屋市では減税日本が醜態を晒したからこれで投票した市民も目覚めて欲しい。大阪府では、これ以上ファシズムに向かわないことを願う。 

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2011年6月25日 (土)

朝ドラ「おひさま」で思い出す戦争中の生活

 NHK連続テレビ小説「おひさま」は昭和20年の3月の東京大空襲関連をえがいている。もうすぐ終戦である。

 ドラマの中で安曇野の小学校では、児童たちが竹槍の訓練を受ける場面がある。本当に子どもまで竹槍訓練をしたのかと思う。私は、ちょうど陽子が担任しているクラスの子たちと同じ年頃だが、竹槍の訓練はした記憶がない。

 ただ、勉強も余りした記憶がなく、勤労奉仕をよくさせられたことを覚えている。鮮明に覚えているのは、松の根っこを運ぶことである。松の根っこは大人が松を切って根を地下から掘り起こしたものである。

 何に使ったのかというと、松根油といって油を絞るのだ。その油が隼など戦闘機に使われるのだと説明を受けた。

 切り出した山から何キロも離れた場所まで運ぶのが小学校2年生の仕事であった。

 また、秋には、鎌を持って野外に行き、ススキなどの草を刈ることもやった。今、山崎川を歩いていると、蔓の草が伸びているのを見かけるが、子どもの頃その草をラミーと言っていて、やはり勤労奉仕で蔓を取りに行った。蔓の皮をはいで繊維を取り、それで軍服などを作るのだと聞かされた。

 履物は藁ぞうりで、農家の子どもたちは自分で作っていたが、私たちは金で買っていた。その藁ぞうりで雨の日も学校に通った。道路は土の道路だから歩くとぴちゃぴちゃとはねをとばした。だから後ろは土やどろ水で汚れた。

 傘は番傘であった。紙に油を引いて竹の骨に張ってあった。雨がつよいと音をたてた。古くなって傘が破れてきても破れたままさしていた。

 食べ物はひどかった。秋にはさつまいもが主食となったが、父は、棒秤を作ってそれでサツマイモの目方をはかった。子どもの中で一番年上で一家の戦力であった私はちょっぴりたくさんもらえた。

 何しろ米がほとんどないのだから、おかまの中に米を少し入れて、後は大根とか野菜などをときに応じて入れて、それに水を一杯入れてお粥を炊いた。その役目は私がした。

 「おひさま」の中でうどんが出て来るが、今でも忘れられないのが、「報国米」と言うやつである。父方の祖父が亡くなったとき、名古屋まできて帰りに紀州白濱で一泊したことがあった。そのとき、旅館で出された夕食が「報国米」であった。

 ちょとした小さなどんぶりのような器の中には、色の茶色っぽいうどんを米粒大に細かくきったものが入っていた。味はまずいうどんであった。

 父は、植物の知識が多少あったらしく、一緒に山や野に行って、食べられる植物を採取してきて食べた。蕗は当然として、つや蕗もたべたし、嫁菜、芹、オオバコ、アザミなどいろいろな物を食べた。中でもアザミは葉っぱの棘が痛かった。

 海に行くと、ホンダワラやアラメが海岸に打ち上げられていた。それを拾って来て食べたが、とても硬かった。父は、まだ太平洋戦争が始まらない前に圧力釜を買ってあったので、それを使って煮たのだったが。

 

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2011年6月24日 (金)

衝動買いの失敗―インターネットで価格を調べるべき―

 先日、新瑞橋のエイデンにインクカートリッジを買いに行きました。その時通路においてあったワゴンに目が行きました。そこには値下げの大きな値札をつけたカメラの箱がいくつか置いてありました。

 カシオのExlim EX-FH100が3個ととSONYのカメラが2個ありました。カシオのカメラの箱を手にとって性能をチェックしました。

 解像度は1010px.でしたが、私は通常はエコノミーぐらいで使いますから十分でした。ズームは、光学10倍でした。売り場を見て回ったら5倍程度のが多いことが分かりました。その時持っているのも5倍でした。

 バッテリーは、一回の充電で520枚撮影可能でした。以前に使っていたカシオのExlimも560枚ほど撮れるものでしたが、昨年5月に東京へ行ったときに壊れてしまいました。それで急遽新宿のヤマダ電機で9000円の安いのを買ったのでした。

 それでも綺麗に写せましたが、立ち上がりが遅いのが難点でした。そういうこともあって、ワゴンのカメラを見たときに欲しくなってしまいました。

 しばらく気持ちを静めるために店内を見て回りました。再びカメラのところに行くとやはり欲しくなりました。

 店員に安くならないか尋ねましたら、ずばり価格だからこれ以上安くはならないと言いました。もう一度別の店員に、15800円を¥の800円をとって15000円なら買うといいましたらそれでよいと言いました。

 家に帰ってマニュアルを読んでみましたら、1秒で40枚ほど撮影できることや、動画の機能がハイスピードとノーマルスピードがあることや、ハイビジョンで撮れることも分かりました。

 それで買ってよかったと思いました。ところが先ほどインターネットで調べてみましたら、価格は13960円のインターネットショップがずらっと並んでいました。それを見てがっくりしました。

 やはり衝動買いはよくない、買う前にまずインターネットで調べるべきだと反省をしました。価格差1000円は、5年保証分と考えて諦めることにしました。

 

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2011年6月23日 (木)

本当は高い原子力発電のコスト―テレビ愛知のモーニングサテライトから

21日のテレビ愛知モーニングサテライトで放送された発電コストの比較によると原子力発電は、12.23円となり、火力発電その他と比べてダントツに高いのだという。

 

 それを研究したのは、立命館大学の大島堅一教授である。 

 まず、経済産業省が発表しているデータでは、1kwh当たり、

  水力:11.9円
  火力(石油):10.7円
  原子力:5.3円

 である。

 大島教授は、まず、情報公開法にもとずいて集めた資料では、ほとんどのページが黒く塗りつぶされていたことにおどろいたそうである。(テレビで見たら本当に真っ黒)情報公開と言ってもほとんど秘密ではないかと思われる。

 そこで大島教授は、有価証券報告書や国の予算案などから割り出したのだ。すると、原子力発電のコストが最も高くなった。どうして経済産業省の計算では安くなるのかというと、コストに含まないものが幾つかあるからである。

 それは、

①揚水発電費用。(夜間の安い電力で水を汲み上げて原発に必要な発電をする)

②自治体の交付する補助金や技術開発費約4000億円が含まれていない。

③使用済み核燃料の廃棄費用が含まれていない。日本で出る廃棄核燃料のうち六ヶ所村で再利用される分19兆円は含まれているが、残りの半分は含まれていない。

 そういうことで、見かけを安くするために粉飾をされていることが分かったのだ。

 今回の福島第一原発の直接の事故処理費用は際限なく支出が必要だし、補償問題も莫大な金が要るだろうと推定されているから、素人が考えても想像がつかないくらいのコストになることが分かる。

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2011年6月22日 (水)

久し振りに明るいニュース、「スパコン京」速さ世界一!!

 東日本大震災以後、暗いニュースばかりが続き、政治の状況でさらに暗澹たる気持ちにさせられていますが、久し振りの明るいニュースが入りました。小惑星探査機「はやぶさ」以来の明るいニュースだと思います。

 日本のスーパーコンピューター京が計算速度で世界一に返り咲いたのです。

 このスーパーコンピュータは、民主党政権の事業仕分けで、蓮舫さんの迷セリフ?「世界一じゃないといけないのですか?」で彼女とスパコンを一躍有名にしました。

 一時は、事業仕分けでストップし、開発そのものも「凍結」されましたが、科学者たちからの猛反発で「復活」しました。一時は、日本のスーパーコンピューターは世界で復活できないのでは・・・・といわれていました。

 その意地もあってかどうか、開発が加速して、今回見事に世界一の計算速度を認められました。しかも、2位の中国の天河1号Aの3倍超の速さだというのです。まさに快挙です。これには蓮舫さんも脱帽しています。

 世界一の速さの京でいったい何を計算するのでしょう?実際の生活と結びついて役立ててもらいたいものです。

 理化学研究所理事長の野依さんは世界一を目指すことはよいことだと言っています。日本は科学技術力で生きて行くのがよいということです。

 今度の原発事故もその技術力で乗り切って、原発処理でも世界に冠たるものになって欲しいと思います。 

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2011年6月21日 (火)

政治家がよければ日本は世界から賞賛されたのに

 20日の朝日新聞朝刊「座標軸」に興味深い言葉が紹介されていた。このコラムのタイトルは、「政治家よ『三流でいいのか』」で、「被災地の嘆き」というサブタイトルがついていた。

 要するに、我がblogでも何度も取り上げてきた「政治の醜い争い」について触れたものであった。

 その中で、興味深い言葉というのは、一つが、中国上海の研究者が、震災後の日本を評して、「国民は一流、官僚は二流、政治家は三流だ。」と書いたことである。

 もう一つは、英国のフィナンシャル・タイムズが、先の内閣不信任騒動について「皇帝ネロはローマが燃える間、楽器を奏でることに興じていたが、日本の政治家たちは口論と策略という美しくない音を奏でている」と書いたというのだ。

 誰かがニューヨーク・タイムズが酷評したと言っていたが、読んでいないのでわからない。

 サンデーモーニングで岸井氏が、外国に恥をさらしていると言ったことは昨日も書いたが、いったいヨーロッパやアジアや南米などのマスコミではどのように評価されているのか知りたいものである。

 マスコミは、そういうことも詳しく報じてほしい。

 震災直後からの日本人の行動については世界のマスコミが賞賛をしたが、ここに来て政治家どもの醜い争いで、日本の評価はがた落ちに違いない。

 もし、国会が災害復興で一致して政治を進めておれば諸外国からも大きく評価され、さすがは日本と感心されたはずだ。それが、政治家は三流では泣きたくなる。

 私たち震災や津波や原発事故に直接あっていない地域の者はそれですましておられるが、被災地の人たちはそうはいかないのだ。

 まだ避難生活をしている人がいるし、被災地のがれきも山積みになっているし、行方不明者が8000人以上いるし、原発事故の処理はますます困難を極めているし、義捐金は滞っているし、・・・・当事者の気持ちを汲み取って一刻も早い対策を講じられないものか。

 政治は三流どころか、四流、五流である。

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2011年6月20日 (月)

安全神話と泥縄対策

 19日のサンデーモーニングの「考・震災」では、安全神話について取り上げていた。原子力発電を1957年に始めてからこの方、事あるたびに「安全神話」が強化されてきたという。

 曰く、福島の地域は、「数百年来地震とか津波の被害をいうけていない所だ」から安全である。

 曰く、「原発に事故が起きる確率は、5億分の1である」

 曰く、ジャンボジェット機が激突しても大丈夫かとの質問に対し、時の科学技術庁長官は、「原子力発電所はいくつものコンクリートの壁で守られているから安全である」

 今回の福島第一原発の事故によって、これらの安全神話の根拠?があっさりと崩れてしまったのだ。

 それなのに、海江田経済産業相は、「原子力発電所は点検した結果安全だと確認したから、再開をしてほしい」と述べた。

 しかし、待って欲しい。安全神話には、何も確たる根拠がなかったから大事故になったということを忘れないで欲しい。

 今回の原発事故は、不幸にも5億分の1の確率に当たってしまったというのか。宝くじなら真にけっこうなことだが、現実に起きていることは、どうしてよいか分からないで、右往左往して試行錯誤を繰り返しているだけではないか。

 これこそ「泥縄」である。「安全神話」で、もしも事故になったらどうしたらよいかを全く考えていなかったのだ。

  ・全電源が停止したらどうするのか。

  ・冷却するにはどうしたらよいのか。必要な機材はどうするのか。

  ・冷却する水をどこからどのようにして手に入れるのか。

  ・水素爆発が起きたらどうすればよいのか。

  ・メルトダウンが起きたらどうすればよいのか。

  ・溜まる汚染水の処理をどうすればよいのか。

  ・放射能の飛散をどうすればよいのか。

  ・住民避難をどうすればよいのか。

  ・作業員の安全をどう確保するのか。

   ・・・・・・・・・。

 注水の機械も中国の会社の善意の寄付に頼った。

 放射能が強くて人が入れない場所の調査に使うロボットも、初めはアメリカのロボットに頼っていた。

 汚染した水の処理にアメリカやフランスから設備を買ってきて据え付けたが、そういうものの用意もなかったのだ。日本の技術で幾らでもやれるはずなのにである。

 何の準備もしていなかったから、全て泥縄の対処をしているのだ。

 「安全神話」をいうなら、事故後対応が必要なさまざまなケースに対して万全の準備が前もってなされていて初めて安全だといえるのだ。

 日本は神国だから戦争には負けない、必ず勝つという戦争中の不敗神話と同じである。全く根拠のない神話で国民を騙してきたのだ。

 寺島実郎氏は、原発を推進してきた人の中に、それまで言ってきたことをころっと変えて脱原発を言っている人が出てきたと批判していた。民主党も50%原発で行くと言っていたのに、菅首相は、急に再生可能エネルギーだと言い出したのはおかしいとも批判した。

 司会者の関口氏は、変えたっていいじゃないかと反論したが、私も同じ意見である。悪いと気づいたら直すことが大事なのだ。

 

 

 

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2011年6月19日 (日)

菅首相が嫌われる理由と脱原発への勧め

 菅首相を引き摺り下ろす動きがますますひどくなってきた。民主党の岡田幹事長、仙谷官房副長官、玄葉国家戦略相なども、自民党の石原幹事長に、菅首相が辞めなければ自分は辞めるとまで言ったという。(18日NHKニュース)

 野党の幹事長に相談をしてまで、現職の首相を辞めさせるという画策はかつてあっただろうか?常識では考えられないことである。

   菅首相は、東日本大震災や津波、福島第一原発事故への対応の悪さ、遅さを責め続けられている。しかし、この未曾有の大災害では、谷垣さんだって、麻生さんだって小沢さんだって大差はないと思うのだ。

  19日のサンデーモーニングで、目加田設子中央大学教授が、一連の政争がどういう理由でやられているのかさっぱり理解できないという意味のことを話していた。目加田さんでも分からないなら、我々にわからないのは当たり前である。

 また、岸井氏は、あまりにも話にならないからコメントもしたくないと言い、世界中の笑い者になっていて恥かしいと言っていた。

 常識ある普通の心を持った人が見れば、本当に理解に苦しむことを平気でやっているのだ。そういう政治家に任せてきた我々自身も反省をすべきであろう。

 一番のガンは、自民党、公明党が全く協力をしないことにある。3ヶ月余りの間補正予算を人質にして、ただ菅政権反対だけで動いてきたのだ。

 その理由は、我々一般国民から見ると、菅首相が、市民活動家出身の成り上がり者だと二世議員らの”由緒正しき”方々からは見られていることである。

 さらに、菅首相は、浜岡原発を停止させたことや発電、送電の分離に言及するなどで財界やそれと密接な関係にある自民党・公明党から見ると非常に危険な存在だと思われていることである。(永岡原発停止は、その西北に米軍基地があるのでアメリカ政府からの要請に基づくといわれるが・・・)

 そこへ脱原発を思わせる再生可能エネルギーに力点をおき始めたことも財界や自民党などからは嫌われる理由だ。

 消費税の値上げを言ったことで国民から嫌われ、参議院議員選挙では大敗をした。それにも懲りずに消費税の値上げを進めようとしているので国民からも嫌われているのだ。

 現状では、菅首相は早晩辞職をしなければならないであろう。それならばこの際脱原発の旗幟を鮮明にして、その道筋をつけてから辞めてはどうか。朝日新聞の素粒子も、そうすれば菅首相の名は歴史に残るだろうと言っている。

 一部マスコミは、菅首相がウルトラCの秘策を持っているといっている。それは、脱原発を掲げて総選挙に打って出るということである。小泉元首相が郵政問題だけを争点にして大勝をしたことを学んでいるというのだ。

 自民党・公明党は原発推進だから、この1点を争点にすれば今なら勝てるという考え方が成り立つというのである。

 参考URL:URL: http://blogs.yahoo.co.jp/okerastage/4282189.html

 イタリアの国民投票では、94.5%が脱原発に賛成をしたから、福島事故の膝元である日本なら国民と大半は脱原発に賛成するかもしれない。

 しかし、仮に総選挙をやったとしても、参議院の野党優越は現状と変わらないのだから、その後の政治を進めて行く上でねじれの困難が付きまとうことは同じである。

 ここでは、菅首相は思い切って脱原発、再生可能エネルギーにシフトしてそれを花道に辞めることにするのがいいと思う。

 それをやれるのは、見渡したところ菅首相と河野太郎氏しかいないようだ。

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2011年6月18日 (土)

必見!「菅首相と有識者オープン懇談会」録画、菅さん頑張れ!!

 先日、菅首相と有識者のオープン懇談会を取り上げて、内容を紹介しました。その後再放送はないと思っていましたら、おけらさんのblogに録画のサイトを紹介してありました。さすが、情報源の豊かなおけらさんです。

  http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg4972.html

 再生エネルギーで発電した電力の買取については、国会で棚上げになったままです。理由は、経団連と自民党が反対をしているからです。

 菅首相は、最後の仕事として何とか通したいと意気込んでいますが、店ざらし状態です。

 脱原発をして、イタリア、ドイツのように再生可能エネルギーに舵を切って欲しいのですが、そのためには定額買取が重要です。

 一昨日、高校の同期生たちで食事会をしました。その時、当然、地震や津波や原発事故の問題が話題となりました。同期生のみんなは菅首相が余りにもいじめられていて可哀想だと異口同音に言いました。

 誰が首相をやっても、もたもたするだろう。菅さん一人をいじめるのはおかしいというのです。もともと原発を造って推進してきたのは、自民党なのにその責任を棚にあげて反省もせず、ただ攻撃をしているというのはけしからんというのです。

 同期生の主義主張はそれぞれですが、醜い政争に明け暮れていて、肝腎の復興や救援がおざなりになっていることにみな呆れているのです。

 菅首相には、もう少し頑張って欲しいと思います。せめて再生可能エネルギー問題や第二次補正をきちんとしてほしいと思います。

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2011年6月17日 (金)

野良猫に子供ができた

 朝、ウオーキングに出かけるとき、家の前の道路に出たら、白い子猫がこちらを見ていた。近づいてもあまり警戒心はないようであった。きっとこの辺りをうろうろしている白い猫が子どもをうんだに違いないと思った。

 我が家には、いつも薄汚れた白猫が毎日入ってくる。尾の長い猫と短い猫がいる。ときには我が家の門柱に乗ってシーサーのように道を眺めていることもある。

 近寄るとこそこそと車の下にもぐっていく。野良猫だから可愛さがない。近所には白い野良猫が4匹いることがわかっている。いつぞや4匹が連なって道を歩いていたのを見たからだ。

 2ヶ月ほど前に、2匹の白猫が追いかけをしていたからきっとそのときの子どもに違いない。黒猫もいるのだが、子猫が真っ白なところをみると白い親同士のようだ。

 ウオーキングから帰ってきたら、前の駐車場に白猫が寝そべっていた。よく見ると腹の辺りに子猫がいるようだった。近寄って行くと親猫は警戒をしてじっとこちらの動きを見ていたが、子猫はおやの腹に体をぴったりとよせてすやすや眠っていた。まるで一匹の猫のように一体になっていた。

 しばらくすると、子猫が眼を覚まして親から離れたのでよく分かった。親猫の毛は薄汚いが子猫はまだ真っ白であった。きっと親が手入れをしてやっているのだろう。

 次の日の朝、駐車場に子猫だけがいたので見にいたら、なんと餌を食べていた。誰かがキャットフードを与えたようだ。親猫が食べても十分な量があった。きっと野良猫に餌をやる人がいるに違いないと睨んでいたがその証拠を見つけた。近所には野良猫が6から7匹いるが生きていられるわけだ。

 親猫は食べたのかどうか知らないが、離れたことろを散歩していた。野良とはいえ子猫は可愛いとは思う。

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2011年6月16日 (木)

NHK朝のドラマ「おひさま」は毎朝楽しみにしています

 NHK朝の連続テレビ小説は「おひさま」です。始まったとき、朝日新聞テレビ欄で「いいドラマになりそうな予感がする」と書かれました。そのときは、そうなるとよいが・・・・ぐらいに思っていました。

 その前の「ゲゲゲの女房」は見始めてすぐにこれは面白くなるぞと分かりました。思ったとおりとても面白いドラマでした。

 今回のドラマは確か連続テレビ小説50回記念だと聞いています。それだけに力を入れているのでしょう。

 最初に気に入ったのは、タイトルバックです。オシバナのバックがとっても綺麗です。また音楽もいいと思います。ドラマの長野県安曇野の清冽な流れやそば畑などとても美しい背景です。

 14日には、昭和18年にヒロイン陽子が卒業生を送り出すところでした。いつまで戦争中がつづくのかわかりませんが、多分もうすぐに終わることでしょう。

 戦争中のことは丁度私の子ども時代と重なり、ドラマを見ながらあんなことがあった、こんなことがあったと思い出しています。私が経験したこともあり、しなかったこともありますが、いずれにせよ、戦争は暗くて嫌なものです。戦争前から太平洋戦争に入り、暗い時代をおひさまでは描いているのですが、たんたんと当時の生活を描くことによってあの戦争がどんなものであったかを印象付けること成功していると思います。

 陽子先生と夏子先生は、子どもたちのためによい教育をしたいと思いながら、戦争のために軍事中心と勤労奉仕で思ったことができません。心ある教師にとってはとてもつらいことでした。

 陽子は、ひょんなことから出征をする人と結婚をし、たった一夜を共にしただけで夫を送り出します。こういうことも当時はたくさんあったことだろうと思われます。

 陽子の次兄茂樹は、自ら進んで海軍航空兵になり、戦地に向かいますが、私も、子供心に海軍士官に憧れたものでした。今思うと運動神経が鈍いのでとても無理でしたが。

 陽子の同級生で百姓の息子タケオも、陽子の夫和成もみなひとり子ですが、容赦なく赤紙で招集されました。そのようにして命を失った人が何万も、或いはもっといるでしょう。ドラマではタケオは無事に帰ってきたことがわかっていますが、和成は戦死が暗示されています。

 15日のドラマでは、陽子の長兄春樹も軍医として戦地に向かうことがきまりました。誰でも死を覚悟して戦地に赴いたのです。

 優しくて思いやりのあるお父さんは名古屋の軍事工場に転勤になりましたから、名古屋大空襲で亡くなるのかもしれません。

 ドラマでは、陽子の仲良し3人組のうち育子が独立を目指す女性として描かれるですが、結婚式への殴りこみは納得が行きませんでした。

 若尾文子の語りはいいとして、斉藤由貴が聞き手として時々顔を出していく構成になっています。これにはかなり抵抗を感じます。

 そうはいうものの、戦後3人の女性がどのように新しい時代を生き抜いて行くのかが楽しみです。

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2011年6月15日 (水)

にほんと毎日新聞「近見遠見」で紹介された原発問題わかりやすい講義⑧最終回

 (11)原発版「ルールなき資本主義」と歴代日本政府の責任

 利潤第一主義の電力業界に、国民の生命と安全をまるごとまかせてきた日本政府の側も原発版ルールなき資本主義に重大な責任がある。

 今、自民党は、菅内閣の責任をうんと追及している。しかし、こういう事態をつくり出してきたのは、全部自民党内閣である。こういう無責任な原発増強政策を数十年にわたって取り続けてきた自民党が、その歴史的責任に口をぬぐって今の対応のだらしなさを追及する。たしかに民主党政権の対応はだらしないが、自民党がこれまでやってきたことを反省せず、今の対応の問題点だけの追及ですまそうというのはあまりにも無責任な態度である。

(12)二つの問題―原発からの撤退の戦略的決断と安全優先の管理体制と

 震災の復興に関わるさまざまな問題に取り組むこととあわせて今考えなければならない大問題がある。

 日本と世界をおびやかす大災害を経験した日本国民として、原発問題にどう対応し、エネルギー政策でどの道を選ぶべきか、道理と展望のある解決策を引き出さなければならない。

 ①戦略的な方針からいうと、日本のエネルギーを原発に依存するという政策から撤退する決断をすることである。その方向に進んでゆくという国家的な大方針を確立することだ。

 〔イタリアは国民投票で94.5%が原発に反対を表明をして脱原発に向かうことになりました。すばらしいことです。この動きは、広まるでしょう。〕

 ②もう一つは、緊急の当面の課題である。「安全神話」の上に築かれた「ルールなき資本主義」と手を切り、原子力施設にたいする安全優先の審査と規制の体制を確立することである。

 電力会社に関与していない原子力関係の研究者、技術者はたくさんいる。そういう知恵と技術を結集して、本当に安全優先で原子力施設の管理が出来る、世界一の原子力安全体制を確立することだ。これができないと原発からの安全な撤退という大事業もできない。

 〔脱原発と言っても、すぐにそれが出来るわけではありません。原発を止めて、核燃料や放射性廃棄物をを安全に処理し、どこかに保管しなければなりません。また施設をどうするかなどさまざまな問題があります。神の火に手をつけた報いという人もいますが、どんなに大変な難題を抱え込んだかということです。しかし、絶対に放置できません。〕 

 要約なので原文の趣旨を伝え切れなかったとこともあると思います。原文は具体的で分かりやすく書かれていることを重ねて強調しておきます。

    ―終わり―

  

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2011年6月14日 (火)

毎日新聞「近見遠見」で紹介された原発問題わかりやすい講義⑦

(8)大災害でも司令塔を立てられない日本の体制

 アメリカだったら強大な権限をもった原子力規制委員会が、大統領の指揮のもとに、事故の対策の全責任を負う。

 フランスではどうか。日本経済新聞(5月2日)によると、「事故後指揮委員会が、放射能漏れなどの事故が起これば、電力会社に代わって対応に当たる。各省庁や軍を指揮下に置き、住民の避難から放射性廃棄物の処理まで一元的に担う。『事故は必ず起きるという考え方こそが危機管理』だという。」 

 日本の現状はあまりにもかけ離れている。どこに指揮官がいるのかわからない。原発の現場で発電所の所長さんがやっているようだ。

 〔菅首相は、いろいろな組織をたくさん立ち上げたと言われるが、肝腎の事故処理を一元的に行う組織は作ってないようです。どうなっているのでしょうか。〕

(9)専門家といっても何の専門家なのかが問題

 原子力の専門家はたくさんいる。しかし、これは、原発の建設や運転の専門家であって、原発災害に対応する知識と技術をもった専門家はいないのだ。「安全神話」が大前提になっている体制だから、災害対策どころか、事故が起きたらどうなることかの想定もなければ、その事態に対応する備えもない。専門家もいない。そういう体制のまま、日本はひたすらに原発への依存と大増強の道を走ってきた。まさに”「ルールなき資本主義」の原発版”ではないか。

 〔鋭い指摘だと思います。全く「安全神話」に乗っかって政府は何も想定していなかったことがはっきりしました。原子力安全基準にさえ、「複数の電源がなくなるということはありえない」と書いてあるのですから。恐ろしいことです。〕

(10)福島原発災害から何をくみとるべきか―利潤第一主義の徹底―

 ①海水の注入をためらったこと

 利潤第一主義の怖さも、新聞報道をよむだけでもよくわかる。原発が止まった時に海水を注入して原発を冷やすことが急務だったのにすぐにはやらなかった。それは原発が使いものにならなくなることを電力会社がおそれたからだという。ここにも「利潤第一主義」が表れている。

 ②同じ場所に集中して建てること

 日本では、原発を同じ場所に何基も集中して置くのが当たり前になっている。どうしてこんな危ないことをするのかというと、新しい土地を見つけてそこに原発をおくためにはカネも時間もかかるからだ。一度土地を手に入れたら、安全の問題など考えないで建てられるだけ建てる。それが安上がりだからだ。地震国の日本では非常に危険なことだが安上がりだからというだけでつくるのである。

 ③老朽化してもまだ使うこと

 日本の原発はかなり老朽化している。54基あるうち、運転開始から30年以上のものが20基ぐらいある。原発の寿命はどのくらいかは国際的にもまだ定説はないが、長く使えば放射線で劣化がおきることは間違いない。

 税法上は、耐用年数は16年になっている。電力会社からみると、そこからが儲けどころになるわけである。だから、老朽化の段階に入っても使えるだけ使おうということになる。事故を起こした福島原発は全部70年代に運転を開始したものである。それなのにまだ使えると思って海水の注入をためらったのだ。利潤第一主義はそこまで徹底しているのだ。

 〔福島にも6基が集中しています。また、福島原発は運転開始からすでに30年以上もたっています。老朽化したものが集中していることだけでも恐ろしいことですが、そおれが今回現実のものとなりました。すべてが利潤第一主義でやられたことなんですね。

  ―つづく―

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2011年6月13日 (月)

菅首相、よかったです!自然エネルギー首相・有識者オープン懇談会

 おけらさんのblogで、12日の午後2時から、「自然エネルギーに関する首相と有識者のオープン懇談会」というのがあることを知りました。興味を感じたので見ました。

 インターネットの”ニコニコ動画”で生放送されたものでした。パネラーは、有識者は、枝廣淳子(環境ジャーナリスト)、岡田武史(元サッカー監督)、小林武史(ap bank代表)、孫正義(ソフトバンク社長)、ニューヨークから坂本龍一でした。司会は、藤沢久美(シンクタンク・ソフィアバンク副代表)、政府側からは菅首相、福山官房副長官、田山内閣官房参与でした。

 2時になると画面に映像が映って始まりました。この企画は、5人の有識者が政府に働きかけて実現をしたもののようで、田山内閣官房参与がお膳立てをしたようです。

 このように総理大臣が出て来て有識者とは言え公開の場で話し合うということは大変珍しいことで、多分はじめてのことではないかと思います。田山氏が最後に触れていましたが、民主主義の1つの形であるということでした。

 参加者やツイッターからもこのような機会をこれからもつくって欲しいと要望がありましたが、それには菅首相はこれからもやると約束をしていました。(ただ、菅首相が辞めたらどうなることやら)

 ニコニコ動画のIDを持っている人は、質問やコメントを送れるようになっていました。また、動画を見に来た人数も刻々と増えて行くのがカウンターで示されました。最終的には58000人ほどになっていました。

 とてもよかったと思ったのは、有識者、ツイッター参加者、そして首相が極めて率直に話し合っていたことです。菅首相も大変リラックスした様子で、震災以来初めて楽しそうな姿を見ました。

 菅首相は、自然エネルギーについて語りだしたら自分でも止まらないと言っておりましたが、かなり勉強をしていることをうかがわせました。

 注目したのは、菅首相が冒頭で太陽光発電や風力発電などは、政府が2,3年実験してコストがかかるからダメだとしたことにある、それは原子力発電を推進するために意図的にされたものだとはっきりと言ったことです。首相がそんなことを言っていいのかと思ったほどでした。これは河野洋平元衆議院議長の発言と同じでした。

 また、菅首相は、原子力発電のために科学技術庁や原子力委員会や諸々の組織をつくって推進したのだが、それと同じように例えば再生可能エネルギー庁のようなものを作ってやればそんなに時間がかからずにやれるとも言いました。

 その他、再生可能エネルギーは、分散型、参加型エネルギーであって、誰でも参加できることに意義があると認めました。福山官房副長官は一歩進めてエネルギーの民主主義だと言いました。

 孫さんは、地域分散型のエネルギー、誰でも参加できるエネルギーを提唱し、そ実際に全国の都道府県自治体に呼びかけて33の参加がきていることを話しました。

 また、それに要する土地についても、産業廃棄物埋立地、使わなくなった塩田、休耕地、空港の滑走路の先、工場誘致できなくて空いている土地・・・・それこそいろんな土地の活用の申し出があると言っていました。

 枝広さんは、資料のパネルをたくさん用意してプレゼンを行いました。省エネルギーではなく、小エネルギーが大事だと話しました。

 岡田元監督は環境問題を富良野でやっているとのことで、その経験からの話しをして菅首相をうなずかせていました。地球環境は子孫から借りているのだというインディアンの言葉を紹介していました。

 有識者の側は、電力の買取価格をヨーロッパ各国のように決めることが大事だと言いました。それには菅首相も同意をしていました。

 事故以前には約30%を占めていた原子力発電の割合が、事故後20%ぐらいになっているようです。

 菅首相は、フランスのサミットで2020年までには再生可能エネルギーを20%にすると言ったのですが、有識者たちは、もっと可能であることを訴えていました。

 ヨーロッパでは国民投票で原発の存廃を決める国がありますが、スエーデンでもドイツでも投票の前に国民の間で十分な議論をするそうです。そういう意味でも、このオープン懇談会がこれからも続けられることが大事ですし、もっと国民に周知されることが大事だと思います。

 参政権として投票権があるように、エネルギーについても、国民一人ひとりに解放されることが大事だということがよくわかりました。

 そのためには、発電と送電を分離して、どんな零細な発電でもできるようにし、余った電力は適正な価格で買い上げる仕組みをつくることです。

 孫さんが、太陽光発電パネルを屋根に上げるだけで20%の節電をすると話していました。その通りだろうと思います。

 枝広さんが各省庁でそれぞれの省エネルギーの政策を進めることをようぼうしていました。それに対して、菅首相は、農林省にはバイオマス、小川の水力発電などをやるように言ってあると答えていました。

 このライブ放送は2時間でしたが、議論がかみ合っていたし、菅首相の率直な、一般市民目線を見ることができてとてもよかったです。坂本さんが永田町の醜い争いを厳しく非難していましたが、国会の議論もこのように行った欲しいと思いました。

 なお、メモなしに視聴して記憶だけで書きましたので、間違いがあるかもしれないことを断っておきます。

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2011年6月12日 (日)

毎日新聞「近見遠見」で紹介された原爆問題よくわかる講義⑥

(6)東海大地震の予想震源地でなぜ原発増設を認めるのか 

 1978年に政府は、大規模地震対策特別措置法をつくった。そして東海地震予知の観測システムを綿密につくった。

 しかし、大事なことは、危ないモノは地震の地域に作らないことである。ところが、中部電力は危険地帯だということを無視して御前崎に浜岡原発をつくった。ここは東海地震の震源域のど真ん中だったのに。

 中部電力は、3号機をつくることにし、通産省は認可してしまった。そこて国会で増設は許されないと追及した。政府の答えは「地震への対応はあらゆる角度から十分に考慮してあります。」というものであった。

 安全審査書類を取り寄せて読んでみると、「震度5」で大丈夫という審査で済ませていた。

 〔震度5で大丈夫とは!!東日本大震災では、その後震度5以上だけで二百数十回も起きているのです。〕

 結局、その後、3号機、4号機、5号機と増設を繰り返してきたのだ。

 日本の原発の多くは、地震危険地帯にある。電力会社はなぜか危険地帯に平気で原発をつくっていくのだ。それを政府が平気で認めて行くのだ。原子力行政が、いかに「安全神話」に浸りきっているかの象徴である。

(7) 国際条約違反を承知で「推進機関」に規制を任せる

 1988年には、「原子力発電所の基本安全原則」が決定され、94年に「原子力の安全に関する条約」がて結ばれ、9月には日本も調印した。95年4月に国会で承認した。

 この条約に照らして根本的な改革を行う国際的義務を負ったのだが、政府はほったらかしにした。それで、99年11月の党首討論で問題提起をした。

 条約の一番大事な点は、原子力発電を進める「推進機関」と、その安全を審査して施設を許可する法的権限を持つ「規制機関」とは分離しなければならないという厳重な規定があることだ。

 「規制」と「推進」を同じところでやっては駄目だ、完全に独立していなければいけないということなのだ。

 ところが福島原発事故で分かるように、原子力安全・保安院の人は推進役の経済産業省の役人である。

 政府は、原子力安全委員会があって、経済産業省とは分離しているというかもしれないが、肝腎の権限がここにはないのだ。条約では、「規制機関」とは、原子力施設の「立地、設計、建設、試運転、運転または廃止措置を規制する」法的権限をもつ機関だと定義してある。しかし、なんの権限もなく補助的な、政府の諮問機関の役割しかない。

 斑目原子力安全委員長は、かつて浜岡原発の法廷で電力会社側の証人として、「浜岡原発は安全だ。」と大見得をきった人だ。

 また、小渕首相のときに、この問題を取り上げたら、「規制機関」と「推進機関」の区別もわからなくて立ち往生した。そんないい加減なものかと驚いた。

 〔斑目氏もやっと安全規則の不備を認め、人災だと言いました。それにしても自民党政権が進めてきた原子力発電がどれほど安全を怠ったいい加減なものであったかということを改めて思います。自民党はその責任を全く取ろうとしないで、菅さんを悪者に仕立てています。何おかいわんやです。菅首相は、「推進」と「規制」の分離をするといいましたが、民主党も遅すぎます。〕

 

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2011年6月11日 (土)

IAEA提出政府報告書について小出氏に聞く(転載)

これは、下記のblogからの転載です。このブログは小出裕章京大助教に特化したブログよようです。おけらさんのブログで知りました。

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/10/videonews-jun9/

2011年6月9日(木)、ビデオニュース・ドットコムのスペシャル・リポートに小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)が電話出演されました。神保哲生氏による鋭いインタビューですが、無料で公開されています。

スペシャルリポート (2011年06月09日)
IAEA報告書は原発を継続するためのもの

番組内容

 政府は福島原子力発電所の事故を受け日本政府は、28項目に及ぶ安全強化策などを含む福島原子力発電所の事故に関する報告書を、7日、国際原子力機関(IAEA)に提出したが、京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、この報告書は原子力発電を続けるためものであるとして、これを批判した。

 この報告書は20日からウィーンで開催されるIAEA(国際原子力機関)閣僚級会合を前に日本政府がIAEAに提出したもので、地震や津波の想定範囲や、シビアアクシデントへの対応策など、これまでの安全対策の不備を認め、強化策を明らかにするというもの。
 

 報告書を発表した細野豪志首相補佐官は、この報告書には政府が保持している原発関連の情報はすべて記載したと語り、事故発生以来、とかく情報開示の遅れや隠蔽などで批判を受けることが多かった政府の情報公開のあり方に、自信のほどを見せた。

 しかし、小出助教は、IAEAが原発を推進したい国々の思惑に基づいて組織されているため、日本の報告書も、原発の継続を正当化するための材料に使われる可能性が大きいと、警鐘と鳴らす。
 

 小出助教に最新の原発の状態や放射能拡散の現状、原発の事故検証委員会のあり方などについて、神保哲生が話を聞いた。

小出先生部分の要約

・(ここ1〜2週間で福島原発について特に指摘すべきことは?)劇的には変わらなかった。どんどん追い詰められている。作業員の被曝や汚染水など、ますます困難になっている。周辺の人々の被曝、特にこどもの被曝は大変心配だ。

・(汚染水の浄化システムの試運転が今月中旬に始まる。ゼオライトを使い、セシウムを60〜70%除去できるという。これの意味と効果は?)海への汚染水流出を考えると、やらないよりはいい。それより大切なのは増え続ける汚染水をどうするか。11万トンたまっており間もなく溢れる。梅雨の雨で海に流れていくだろう。

・(福島市内でストロンチウムが検出された。これについては?)カルシウムと同じように骨に蓄積してしまい、一度蓄積すると排出されない。セシウムより影響は大きいが、ストロンチウムはベータ線しか出さず、ヨウ素やセシウムより測定が難しい。毒性はヨウ素やセシウムより強い。

・(一般的に発表されている放射線量はガンマ線の分だけ?)そう。ただし原子炉内でできるセシウムとストロンチウムの量はほぼ同じ。今回検出されているストロンチウムの量は、セシウムより桁数がずいぶん少ない。セシウムは事故のときに飛びやすいがストロンチウムは飛びにくいため。これからもストロンチウムが大量に出てくることはないだろう。注意は必要だが、今の福島の経過をみると、セシウムにより注意すべきだろう。

・(保安院が6日に1号機、2号機、3号機それぞれの圧力容器がいつ破損したかの解析結果を出した。また、放射性ヨウ素換算で77万テラベクレルの放射能が出ていたとしている。どう理解すべきか?)数字自体がどこまで正しいかは今でも分からないが、保安院はチェルノブイリのときに520万出たとしている。福島の事故はまだ進行中で、敷地内にも汚染水がありそこにも10万テラくらいあるだろう。最終的にどのくらいになるかは分からない。チェルノブイリのように爆発して大気中に出ると周辺の被曝が多くなるが、福島の場合は地下を汚染して海を汚染し続けるということになると思う。

・(いまのところ海の汚染の深刻さがよく分からないが、どのように広がるのか?)蒸発するものはほぼなく、溶けにくいものが周辺に沈殿し、海に溶けたものは世界中に拡散する。海の汚染を調べるには海藻を調査するのが大切で、どこまで汚染が広がったかはっきり分かる。データはほとんど出てこないが、もし発表されたら誰も汚染エリアの海産物を買わないだろうから、漁業者の損害は甚大なものになってしまう。

・(8日に、2号機の建屋の湿度が高いため二重扉を開放する計画が発表された。放射性物質を出すことになる?)そう。本来はやってはいけないが、そのままでは作業ができないからやらざるを得ないということ。いま危機的な状況にあり、法律を厳密に守って対処することはできない状態。

・(IAEAに日本政府の報告書が出た。メルトスルーの可能性を認め、保安院を経産省から独立させることも書いてあり、28項目あるがどうが?)もともとIAEAは原子力を推進するための組織。日本政府とは利益共同体で、原子力を延命させるために一緒に動いている。事故の真相についてウソはつかないだろうが、安全策を羅列することで乗り切ろうということだろう。ICRPも同じ性質。原子力を存続させるために動いている。

・(事故調査委員会の最初の会合が開かれた。メンバーをどう評価するか?)何の権限もない委員会であり、そんな委員会でおしゃべりをしてどうなるのかと思う。信頼できるのは柳田邦男さんくらい。原子炉プロパーはいないはずで、周辺の人たちが集まっておしゃべりをするようにしか見えない。未来のことを提言するに過去の検証も必要で、過去の検証には責任が伴う。最初から責任を問わないというのはどういうことかと思う。

・(調査権をもったような委員会にすべき?)権限のない委員会など無駄。委員会の提言が生きるような仕組みでないと意味がない。

・(いま何に注意すべきか?)福島では大変な汚染になっている。土や植物の汚染を測定しているが、こどもがそこで生きているとはと思うような汚染になっている。子供たちを被曝から守るための対策が必要で、行政の対応に注目したい。

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2011年6月10日 (金)

毎日新聞「近見遠見」で紹介の原発問題分かりやすい講義⑤

(5)安全対策強化のアメリカ、ほったらかしの日本

 ①スリーマイル島の事故から学んだアメリカ

 79年3月のアメリカ、スリーマイル島での原発事故が起きたとき、カーター大統領はかなり本格的な教訓を引き出した。それは事故の根源は「安全神話」にあるからこれを一掃しなければならないというものだ。

 安全規制の体制をさらに強化して、3000人の技術スタッフを集中した。一方、日本はというと、前回の質問から4年経っていたが、安全審査の専門委員はアルバイトのままで、常勤は1人もいなかった。

 アメリカはまた、地域住民の安全を守るために、事故が起きたら、16km以内、80km以内というように対策のモデルを作った。

 〔福島原発事故でアメリカは80kmの外に逃げよと勧告したのもそいういうマニュアルがあるからなんですね。 それにしても日米の安全対策の違いには開いた口が塞がりません。〕

 ②何の地域対策もない日本とその理由

 日本で一番原発が集中している福井県を訪ねて調査したら、県でも市でも対策がなにもなかったのだ。理由を尋ねたら、災害の場合にどんな対策が必要か、国からも電力会社からも何の情報もないので対策の立てようがないというのだ。

 政府に聞くと、「緊急助言組織」というものを作ったという。ところがその委員の学者に聞くと、たった一度招集があっただけだという。全くの名前と形だけの組織なのだ。

 電力会社がある地域に原発を持ち込むとき、「安全神話」を振りまく。事故があったらこうするというようなことは絶対に言わない。事故の可能性があると言ったら原発は嫌だとなるからである。

 福島原発の大事故も「安全神話」のもとで、地域の災害対策を何もしてこなかった結果なのだ。

 〔斑目原子力委員長も、やっと”人災”だと認めましたが、ときすでに遅しです。一旦事故が起きたらどれだけ大変なことになるかが、分かった訳ですが。政府も電力会社も、せめて電源遮断への多重安全対策を講じていたら・・・と思うと、悔しくてなりません。〕

  ―つづく―

 

 

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2011年6月 9日 (木)

毎日新聞「近見遠見」で紹介された原発問題分かりやすい講義④

(4)原発推進の政府側は原子力問題をほとんど知らないで済ませてきた

 原子力発電が問題になってきたのは、1950年代の中ごろからである。1957年には東海村で研究用の原子炉が初稼動し、1960年代に商業用の発電が始まった。

 私(不破議員)が1976年に初めてこの問題を取り上げてから、大事な局面ごとに国会で原子力発電問題を取り上げて、原発のもつ危険性とそれを管理・監督する政府の態度の無責任さを、具体的にとりあげてきた。

 論戦をした私(不破氏)自身の実感を言うと、質問に答える政府側が、原子力問題をほとんど知らないで済ませていることに、いつも呆れたということだ。

① 原発の審査が日本ではいい加減

 1976年1月の質問は、三木内閣が、当時6箇所400万kwの原発を9年後には4900万kwまでにするという計画に関してであった。

 原発の安全審査をきちんとやっていると責任を持って言えるかと聴いたら、「十分にやっている」というものであった。

 そこでアメリカの状況と比べてみた。アメリカでは原発の審査や管理にあたる機関に1900人の技術スタッフがいる。監督する政府側にいるそれだけの専門家が原発の設計から立地や運転の状況まで、全部実地に入って点検している。

 ところが日本では、専門の審査官は非常勤で、大学の先生などのアルバイトで、審査と言っても設計図を見るだけですませているのであった。

②使用済み核燃料対策なし―トイレなきマンション

 その頃日本では再処理工場を造り始めたところだった。使用済み核燃料はキャスクという入れ物に入れ、エアコンで冷やしながら運ぶ。道路を走ったり、海上をフランスまで運んだりする途中の事故の安全はどうなっているのかということであった。たとえばキャスクは水深何メートルまで安全かと聞いても答えられないのだ。その後慌てて実験装置を買って実験を始めたと聞く。

 ともかく何をやるにも事故など想定しない。それぐらい無防備でことにあたっていたのだ。この質問をしたときに、政府側が、使用済み核燃料のことなど、ほとんど何も知らないことに驚いた。

 それから35年たっても、原発の後始末の面では、何の手も打たれていない。「トイレなきマンション」なのだ。

 〔つい最近、原子力安全基準には、複数の電源が切れることは想定する必要がないと書いてあることがわかりましたね。原子力委員長の斑目氏は、福島の事故が人災であったことを認めました。〕

 

 

 

 

  

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2011年6月 8日 (水)

毎日新聞「近見遠見」で紹介された原発問題わかりやすい講義③

(3)原子力発電は「未完成」で危険な技術

 何が「未完成」なのか。

① 原子炉の構造そのものが「不安定」

 核分裂は膨大な熱を出し続ける。もし、冷やせなくなったら、30分で核燃料がバラバラになり、2時間で原子炉がめちゃめちゃになる。だからそれを絶えず水で冷やさなければならない。しかし、どんな場合でも冷却する水が止まらないようにすることは出来ないのだ。 

 〔このことは今回の福島原発の事故で誰の眼にも明らかになりました。現在、1号機から3号機までメルトダウンして原子炉も壊れています。〕

 これは軽水炉が持っている構造上の本質的な弱点で、「熱水力学的不安定性」という。いざという時の安定性がない、本来なら利用に適さないそういう段階だということがスリーマイル島と福島の2度の大災害で実証されたのだ。

 〔つまり、熱を制御しきれないという危険と隣り合わせでエネルギーを利用しているということです。〕

 軽水炉にかぎらず、今開発されているどんな型の原子炉も、核エネルギーを取り出す過程で、莫大な”死の灰”を生み出す。どんな事故が起こっても、この大量の”死の灰”を原子炉の内部に絶対かつ完全に閉じ込めるという技術を人間はまだ手に入れていない。福島原発は5重の防護壁なるものを看板にしていたが、現実には大変にもろいものであった。

 〔放射能がウイルスより厄介なのは、空気、水、接触などでどんどんと移って広がって行くことや消滅までに何万年もかかると言われることです。〕

② 使った核燃料の後始末ができない

 原発システムには技術的にまったく「未完成」で危険だという点でもう一つの大きな弱点がある。それは、自分が燃やした燃料の後始末が出来ないことである。「使用済み核燃料」というコトバは世間に余り知られていなかったが、福島事故以来毎日のように聞かされている。

 これは原発を運転したら必ず大量に出て来る”死の灰”である。いったん燃やした後の核燃料は大量の放射能を絶えず出し続けるという危険なものなのだ。

 100万キロワットの原子力発電所は、毎日3キログラムのウランを消費して、3キログラムの”死の灰”を残す。毎日広島型原発3発分の”死の灰”が溜まっていく。1年間では広島型原爆1000発分の”死の灰”が溜まる。しかし、”死の灰”の塊の使用済み核燃料を始末するシステムを人間は開発できていないのだ。

 〔毎日広島型原爆3発というが、日本中の原発では現在どのくらいになっているのだろう。恐ろしい話だ。〕

 再処理工場で処理をするというのは、使えるプルトニュウムと残りカスに分けることである。だが、このプルトニュウムが大変物騒な物質で長崎型原爆はこれから作られた。

 もっと危険なのは、残りカスの方で、もっと強い高レベル放射能を持つようになっていて、その放射能の中には半分に減るまでに、何千年、何万年もかかるものがある。この大量のカスをどこでどのように始末するかということは誰もまだ答えを持っていないのだ。

 アメリカと日本はモンゴルの地下数百メートルに埋めて冷却するのだと言っているが(毎日新聞5/9)、何万年も先まで誰がその管理に責任を負うのであろうか。

 結局、日本では青森県の六ヶ所村の施設に送る以外は、原発に保存しておくしかない。自分が生み出した核廃棄物の後始末ができないようなエネルギーの利用の仕方が、本当に完成した技術といえるかどうか、答えはすでに明白だ。

 原子力発電を管理する力が世界で一番足りないのが日本で、そこにもう一つの大問題があるのだ。

 〔福島原発では、プールに保管してあった使用済み核燃料も事故を起こしました。福島原発ではメルトダウンが3箇所もあります。今もその対策に懸命だが事態は悪くなるばかりです。事故を起こしたらそれを処理する技術を誰も持っていないことが証明されたのです。〕

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年6月 7日 (火)

毎日新聞「近見遠見」で紹介された原発問題わかりやすい講義②

(2)原子力利用をめぐる二つの不幸

 1930年代に発見された核エネルギーは「第2の火の発見」と呼ばれた。このエネルギーは巨大であると同時に、強烈な放射能がつきものであった。だから放射能対策の研究なしに核利用に手をつけることが非常に危険であることは最初から分かっていた。

 核利用には不幸なことがふたつあった。一つは、最初の実用化が核兵器であったことだ。

 第二次世界大戦のときに、ドイツが核爆弾を作るというので、それに対抗してアメリカも急遽核爆弾の研究を始めた。ドイツは成功しないうちに敗戦したが、アメリカは1945年7月に最初の原爆実験に成功した。 

 アメリカは、折角造った核兵器の威力を世界に示さないままでは、戦後世界でアメリカの威力を発揮できない。そういう政治的打算から、日本の敗北は必至という情勢の中で、原爆を落としたのだ。

 原爆は2種類あり、広島に落としたのがウラン型、長崎に落としたのがプルトニウム型であった。

 〔核利用が無差別大量殺戮兵器から始まったということは、これ以上の不幸な出来事はない。しかも、日本人を犠牲にして、2種類の原爆の効果を実験したのだ。何と言う非人道な行為であろうか〕

 第二の不幸は何か。核エネルギーを経済的なエネルギーとして使おうと考えたのだが、災害の危険が絶対にない、放射能の心配がないというところまで研究をして実用化をするというのが本当にやり方なのだがそうではなかった。

 この開発も戦争と結びついて始まったのだ。

 アメリカの海軍が原子炉を潜水艦に積んで動力とし地球を走り回ることを考えた。開発は超スピードで行われ、1954年に第一号のノーチラス号が進水して活動を始めたのだ。

 もともと軍用なので安全は二の次であった。それを民間に転用し始めたのだ。だから、安全性を十分に考えないままあわててつくった原子炉の弱点が今の原子力発電にもそのまま残っているのだ。

 このアメリカ海軍が開発した「軽水炉」という原発がアメリカから日本に持ち込まれて使われているのである。

 〔福島原発の原子炉はアメリカのGEのものだが、携わった研究者自身が安全ではないと辞めたことは以前にも書きました。その欠点が今度の事故であらわになったのです。〕

          ―つづく―

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2011年6月 6日 (月)

毎日新聞「近見遠見」で紹介された「原発問題わかりやすい講義」①

 友人から、毎日新聞5月21日の「近見遠見」のコピーとそこで紹介されている社会科学研究所長不破哲三氏の「『科学の目』で原発災害を考える」のコピーが送られてきた。

 「近見遠見」は岩見隆夫氏のコラムである。そこで彼は「原発問題の情報は溢れているがどれも隔靴掻痒の感があってこの国難を乗り切るのに不安が増すばかりだ。そんななか、共産党の赤旗に掲載された不破哲三氏社会科学研究所長(81)の《原発災害講義》は出色だった。日本の原発について歴史的、体系的に振り返り、なにしろ分かりやすい。」と書いている。

 岩見氏が言うとおりで、読んでみると、不破氏が共産党の議員として原発問題の最初から関わってきた経緯と実績にもとづいてとても分かりやすく説明されていた。

 リーマンショック後に書かれた「マルクスは生きている」(平凡新書)でも、不破氏の語り口はとてもわかりやすかった。難しい問題を分かりやすく説明できるということは本当の文章力を持っているからだと思う。

 以下、講義録から要点を紹介したい。(原文を是非読むことを勧めます)この講義は、古典教室で扱った「賃金、価格及び利潤」で学んだことに照らして、福島の原発災害をどう考えるか、ということで取り上げられたものである。

 ところどころに、私(らら)のコメントを挟んでいきます。

(1)日本はルールなき資本主義

 資本主義の本質的な特徴は「利潤第一主義」だということ。何をやるにも会社の儲けがどうなるかが第一の優先課題になる。

 〔これはサブプライム問題に端を発したリーマンショックのとき、世界中の人に理解された。また、今回の福島原発事故がどうして起きたかもこの視点から明らかである〕

 国民がその社会で自分たちの生活と権利を守る上で「社会的なバリケード」が必要である。マルクスはそれを150年前に指摘していた。ヨーロッパでは多くの国で生活と権利を守るルールが勝ち取られた来た。「ルールある経済社会」と呼ばれる。

 日本は、生活と権利を守るバリケードが極端に弱い国で、「ルールなき資本主義」である。

 〔確かに、北欧諸国やイギリスなどバリケードのしっかりした国が多い〕

 今度の原発災害では、この二つの大問題、資本主義社会の利潤第一主義がどんなに有害かということと、原発災害に立ち向かう上でも、日本がいかに「ルールのない国」が、この二つのことが、非常に鮮明に、しかも国民の命に関わる形で現れた。

 〔原発冷却に海水注入が遅れた問題でも、その後の政府や東電の発表の経過をみても、国民の命と生活が後回しにされていることがわかる。3ヶ月たっても政争第一でやられたいることもそうである〕

 ―つづく―

  

 

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2011年6月 5日 (日)

再生可能エネルギーにシフトすべき―ドイツは脱原発に転換―

 31日の朝のニュースで、ドイツのメルケル首相はついに脱原発に踏み切ったと報じていた。脱原発を唱えていた緑の党の選挙での躍進も後押ししているようだ。

 2ヶ月ぐらい前のことだが、ニュージーランドでは、地熱発電に力を入れていると言っていた。かつては日本の地熱発電技術は世界の最先端を行っていたが、今では遅れをとってしまったということである。

 前にも書いたことだが、河野洋平氏は、日本のエネルギー関係の研究開発の費用の90%は原子力の方に使われてきたので、折角の日本の技術も遅れてしまったと指摘していた。

 原子力発電は、CO2を出さないからクリーンだとか、原子力発電はコスト的にもいちばん安いのだとか、絶対に安全であるということが宣伝されて、我々は洗脳されてしまった。しかし、今回の福島第一原発の事故により、とんでもない間違いであったことが証明された。

 福島第一原発の工程表は一度改定されたが日程的には変わっていない。ところが31日のテレビ愛知のモーニングサテライトでは、今や事態は悪化の一途でとても工程表通りにはいかないだろうと言っていた。

 我々のような素人が、新聞やテレビで日々報じられる福島原発のデータを見ても先行きが真っ暗だとわかる。

 東電や原子力保安院の発表はとても信頼できないのは、心ある原子力関係者が憂えていることからもわかる。テレビ愛知のコメンテーターも「メルトダウンは最初からわかっていたことだ」と切り捨てていた。

 水で冷却をしているが、それはザルで水をかけているようなものだとうまい比喩で言っていた。

 福島第一原発事故処理にかかるコストだけでも5兆円から20兆円とも言われる。原子力は、一旦大事故が起きてしまうとその収拾のためにとてつもない費用がかかるし、何万年も人びとを不安に陥れるのだ。

 これからは太陽光発電とか、火山国日本には適地も多い地熱発電とか、風力発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギーの技術の開発と向上に金を使うべきである。

 聞くところによると、天然ガスは向こう500年分もあるのだとか。

 先日のテレビでは東大の教授が太陽光発電の効率を現在の20%から将来は80%までに高める研究をしていると言っていた。実現までには4~5年ぐらいかかるようだが明るい話である。

 日本の得意の技術に金を使うことで再生エネルギーでは世界の最先端を行ってほしいと切に願っている。

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2011年6月 4日 (土)

バカが国民をバカ呼ばわりするとは―バカにつける薬がないのはそっちだ―

 菅内閣不信任案否決で一夜明けたらもう菅下ろしが激化しましたね。性懲りもない人びとですねえ。

 朝日新聞3日夕刊の素粒子には、「日本の伝統、玉虫色の決着」と書いてありました。玉虫と言えば法隆寺の玉虫の厨子が有名ですね。見る角度によって輝きが違って見えるんです。こちらはそれがいいのですけど、鳩山氏と菅首相の合意文書の方は見る人によって見え方が違いすぎるみたいですよ。

 鳩山氏は、6月中には辞任と読み、菅首相は、時期は書いていないと言ってます。それで鳩山氏は菅首相を嘘つきだと言い、ペテン師だと罵ってますね。何百億円もの資産を持つ上流のお坊ちゃまならもう少し品よく言えないものでしょうか。

 ペテン師って人のことを言ってますけど、ホント鳩山氏自身もペテン師じゃないの?。沖縄基地問題で最後まで沖縄県民や国民を欺いたのは誰だっけ?僕たち忘れてはいませんよ。

 それに輪をかけているのが、脇雅史参議院国対委員長ですよね。「バカにつける薬は無い。今政権を代えることがバカという国民もバカだ。」と言ったんだって。国民をバカ呼ばわりして平気な議員がいるなんてなんて情けないことでしょう。

 バカなのは脇議員、鳩山議員、小沢一郎議員、谷垣総裁、公明党山口代表を始め政局に関わった政治家のすべてが国民から見れば大バカだと見えるんだけど。

 被災者がどんなに困っているのかがまだ分からないのかなあ。 小沢氏は、否決の夜、郎党を従えてカラオケで鬱憤を晴らしたんだって。何とおバカさん。そんな暇があったら被災地へ行き後片付けでも手伝ったらどうなの。高村薫さんも「もっと働け!」って怒ってましたよ。

 菅首相も菅首相ですよね。これだけ嫌われるのなら、そんなに無能なのなら、潔くお辞めになったらどうかとさえ思ちゃう。ただその前にやっていただきたいのは、辞めることと引き換えに2次補正予算を通すことや復興基本法を成立させることですよね。被災者をほったらかしにしないで!お願いですから。

 交換条件を示してはっきりと辞める期日を宣言したらどうなのでしょう?もう一つやってほしいのは、次の民主党代表を国民が納得いく形で選ぶ道筋を作ることでです。本当に頼りのある人を選んでほしいのだけど、民主党にいるのかなあ。自民党にはいないことは分かってるけど。

 期待することは無理なんでしょうか?折角日本の大衆は大震災と大津波への対応で世界から賞賛を浴びたのに、バカな政治家どもが帳消しにしてしまっただけでなく、世界中の笑いものにさえなったみたいだから。ホントに残念ですよね。

  いっそのこと醜議院と惨議院に呼び方を変えたらどうかしら?これならぴったし、お似合いですよね。

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2011年6月 3日 (金)

菅内閣不信任決議案は大差で否決されたが、政局は続くだろう

 菅内閣の不信任決議案の行くへについては、朝刊や朝のメディアはこぞって民主党内に造反が増大して、賛成、反対が拮抗と報じていた。

 どうなるのかと思って開票を見ていたが、民主党内からの賛成は、松木議員と民主党を離脱する横粂議員の2人だけであった。小沢氏ら15人は欠席ということで大変に驚いたし、鳩山議員や原口議員らが反対票を投じたのも意外であった。

 どうやら直前の鳩山・菅会談で、菅首相が目途がつき次第早期辞任と合意文書を交わしたことで民主党内は反対投票が増えたようだ。

 賛成152票と反対293票をどう見るかは人さまざまであろう。とりあえずは否決したことはよかったとしたい。

 朝日新聞2日朝刊第一面に、編集委員の根本清樹氏が「現実見ぬ政治の惨状」と嘆いていたが、私も何度も同じ嘆きを書いてきた。

 一昨日のblogで、共産党がなぜ賛成するのかと書いたが、当日は棄権であった。理由は、谷垣自民党総裁に志位委員長が可決後の展望を尋ねたら「何も無い」と言ったからだという。自民党もとに角民主党をがたがたにするという党利党略だけで突き進んできたのだ。それに加担した公明党やみんなの党も情けない。

 では、不信任案が否決されたことで政局は収まるのかというと私はそうは思わない。これからもゴタゴタが続くであろう。

 民主党内は、鳩山氏が言うように小沢系との軋轢は簡単にはおさまらないだろうし、菅首相の次をどうするかでもゴタゴタするであろう。

 自民党はというと、谷垣総裁や石原幹事長などへの不信任案提出の見通しの甘さでゴタゴタするであろう。

 この国家的大危機のときに、どの道詰まらぬ政争や嫉妬や利害で目が眩み、大事な災害復旧対策や原発事故を処理することなどの数々の難題が先延ばしにされる恐れが多分にある。

 共産党の不破元委員長は、うまいことを言っていた。「日本は、三つの大災害に見舞われている。一つは地震と津波による大災害であり、二つ目は、福島原発の大事故であり、三つ目は、不毛の政治による大災害だ。」と。

 原発大事故も政治の惨状もいずれも人災である。ここは心を入れ替えて真剣に政治にとりくんでもらいたい。

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2011年6月 2日 (木)

名古屋オルガンの秋PRESENTS  ブランチコンサート

 6月1日に愛知県芸術劇場コンサートホールで開催されたパイプオルガンのブランチコンサートに出かけました。「名古屋オルガンの秋」実行委員会の主催によるものでした。

 当日は梅雨のため生憎の雨でした。それで近くのバス停に行きましたら運よくバスが来る時刻でした。久しぶりに乗るバスは乗客が一杯でした。こんな日でも出かける人がいるのかと思いながら栄まで乗っていきました。

 バスで行ったので予定より早く10時過ぎに会場に着きましたが、すでに60人ぐらい並んでいました。開場の10時15分頃には下まで列が続いていました。それを知らずにエスカレーターで上って来て「なーに、エスカレータで上ることはなかったのね。」と言いながら、歩いて列の後尾に行く人がたくさんいました。誰か係りが下で案内するとよいのにと思いながら並んでいました。

 開場すると2階の正面に行きましたが、もう席が占められていました。それでも割合正面近くの席に座ることができました。指定席ならプラチナかS席でしょう。

 吉田さんが出て来てオルガンの調子を確かめるのか曲を弾きました。

 10時45分に、ファンファーレの演奏で始まりました。トーマス・マイヤー=フィービッヒさんに作曲を委嘱したブランチコンサートのための作品で世界初演とプログラムには書いてありました。

 その後、演奏者の吉田文さんがマイクを持って挨拶などをしました。

 2番目の曲は、有名なトッカータとフーガ二短調BWV565(ヨハン・セバスチャン・バッハ)でした。私の大好きな曲です。特にイントロが好きです。

 3番目は、この日のために募集をしていたリクエスト曲でした。G線上のアリア(ヨハン・セバスチャン・バッハ)をパイプオルガンで聴いてみたいという人の要求に応えたものでした。この有名な曲は高校生のときバイオリン演奏で聴いてから好きになった曲でした。オルガンの演奏もとてもよかったです。

 4番目は、これもリクエストで、娘さんの結婚が決まったので是非ということでした。私の席のすぐ近くにいた年配のご婦人が手を上げられました。これはもう教会の結婚式の定番です。

 次は、プログラムには、?????としてサプライズにしてありました。1階の中央に座った60歳ぐらいの男性のリクエストだと分かりました。曲はなんと「宇宙船艦ヤマト」でした。吉田さんは、弾いて見たらオルガンに合うので取り上げたと言っていました。ほんとによく合っていました。

 最後は、トッカータ オルガン交響曲5番より(シャルル=マリー・ヴィトール)でした。同じようなメロディが漣のように流れてときどき大きな波がかぶさる感じの曲でした。

 全部で45分間の演奏で、アンコールはありませんでした。トイレに入ったとき、隣の男性が、「45分はちょっと物足りないですね。」と話しかけてきました。私は、「そうですね。でも、多分ホール側の都合じゃないでしょうか?吉田さんはいつもは1時間ぐらい演奏されますから。」と答えました。

 この日のブランチコンサートは、よく知っている曲やアニメの主題曲などもあってブランチコンサートにふさわしいと思いました。コンサートホール一杯にオルガンの音色が広がってとても楽しいコンサートでした。

 折角日本一のオルガンがあるのですから、これからもどんどんやってほしいと思いました。

 ちなみに、次回以後のブランチコンサートは、

  9月14日(水)     バッハ、その荘厳な響き

  2012年1月11日(水) 楽しいニューイヤーコンサート

        いずれも愛知県芸術劇場コンサートホール 1000円(全自由席)

 

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2011年6月 1日 (水)

やっぱり政局第一、でも日本共産党まで菅下ろしとは―

 国会は、風雲急を告げ、いよいよ自民党・公明党が主導する菅内閣不信任案の提出となった。民主党内にも同調者が50名以上?いるようだ。内外呼応して現内閣に不信任を突きつけるというのは、前代未聞だと思うの。それより何より、この国家的危機のときに、災害対策の具体化を後回しにして、政局ばかりに関わっているとは本当に情けない政治家ばかりだ。

 これについては、これまでも3回以上このblogで書いてきた。また、朝日新聞や毎日新聞、中日新聞などは、今やるべきことは、災害対策を最優先にして、補正予算を通すこととか災害復興の仕組みを作り上げることが大事だと強調してきた。朝日新聞の声欄の投書にもそういう意見が多く見られる。

 6月1日の朝日新聞の「異議あり」では、憲法学者の田村理専修大教授が、批判ばかりせずに憲法通りの仕事をしなさいと、今の国会を批判している。

 ところで、自民党・公明党やみんなの党、立ち上がれ日本などが菅内閣不信任案を提出するのは分かるが、賛成グループの中に、日本共産党が加わっていることがどうにも解せない。

 例えば、日本共産党は菅首相と直接会って、2回にわたって復興への提言をし、それが取り入れられて、マスコミ各紙や外国のメディアにも反響があったといわれる。そういう活動をすればよいのに、なぜ菅下ろしに加担するのかが理解できない。

 日本共産党には、不信任案が可決された後の次の首相を誰にするのかとかどういう政治の仕組みを作るとよいのかという明確な案を持っているのであろうか?

 世の心ある識者は、不信任案可決後の混乱を心配している。次の体制作りでまたまた大混乱をすることは目に見えているからだ。それによって喫緊の災害対策がまたまた先に延ばされるし、仮に体制が出来たとして、絶対多数の連立ができなければ混乱が続くのは明らかである。

 共産党は、どの道蚊帳の外なのだから、フェアな審判として冷静に判断をして欲しい。菅内閣を不信任に賛成なら、具体的に理由を説明し、次の対策も示すべきである。たった9名の日本共産党だが、その去就が重大な鍵を握っていることを自覚してほしい。

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