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2011年5月13日 (金)

東京電力は福島原発第一号機でのメルトダウンを認めたが

 東京電力は、12日に福島原発第一号機の圧力容器に亀裂が入り、核燃料の大半が溶融したと発表した。13日の朝刊によると、メルトダウンを認めたとなっている。

 もともと東京電力は、第一号機については最も対策が進んでいると言っていたのだが、ここに来てメルトダウンを認めることとなった。

 東京電力の発表については、以前から「大本営発表」ではないかと疑っていたが、そうであることがはっきりとした。国民に真実を伝えず、安心をさせておいて少しずつそれまでのデータを改めている。

 この問題について、京都大学の小出先生はどう言っているのかを知りたいと思っていたら、「おけらの いつかは青空 脱原発」というblogで、小出先生の発言を紹介していた。さすがは情報キャッチに早い”おけらさん”だと感心をした。

 そこで紹介されていた下記のURLをクリックしインタビューの動画を見た。インタビューアーは神野哲生氏(ビデオニュースドットコム)である

http://www.videonews.com/special-report/031040/001873.php

 小出裕章先生も、東京電力のデータは何を信用してよいのか分からないと怒っておられる。小出先生は、発表されたデータをもとに、見解を求められれば話してきたのだが、データが覆されると見解が覆されることになるからだ。

 今回もどこまで信頼してよいか分からないと言いながらも、次のように話しておられた。

 圧力容器の底に大きな穴があいていて、燃料棒はとっくに溶けて下に落ちているのだろう。それはアンパンのように、中に溶けた核燃料があって外側を核燃料を包んでいたものが溶けて被った状態で格納容器の底にたまっているのではないかと推定する。

 小出先生が最も怖れていた事態ー水蒸気爆発ーは、幸いにも起こらなかったし、多分下のコンクリート部分が壊れて地下水まで行って爆発が起こることは無いだろうとのことである。

 しかし、高濃度の放射能が外部に漏れる可能性が高いそれが心配だという。

 この先、いったいどうなるのか。東京電力には本当のデータを示してほしい。また、朝日新聞やNHKのニュースでは、メルトダウンが起きた現在、これからどうなるのかについては何も触れていない。

 政府は既に最悪の場合を想定しているのであろうか?

 いずれにしても、事態はますます悪くなる一方である。こんな原発を推進した者には罪悪感がないのが悔しい。「電力供給不能」という最悪の事態への対策をコストを理由に何もして来なかった東京電力や時の政府の罪は計り知れなく重い。

 

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災害」カテゴリの記事

コメント

データを使わせていただきありがとうございます。福島へ行かれるのですね。今日聞いた話として、実際に目で見ると、テレビなど問題にならないショックを受けると言ってました。ご報告を楽しみにしております。気をつけて行って来てください。

投稿: らら | 2011年5月17日 (火) 16時28分

ららさん、こんにちは。
私のブログ紹介いただきありがとうございます。
おけらは明日友人たちと福島へ行きます。
相馬市、福島市などを回ります。
どんなことになるかわかりませんが、またご報告できれば嬉しいです。
ガイガーカウンター(というより小さな計算機みたいなもの)をネット購入したら、これが中国産なので,よく分からず、四苦八苦。安物買いの銭失いかなあ?となにやら貧乏人おけらの嘆きではございます。また伺います。

投稿: おけら | 2011年5月17日 (火) 14時56分

私も同感です。谷垣総裁の発言は、原子力発電を推進してきたことを深く反省したものではありません。今回の大事故ではっきりとした原子力の危険性をしっかりと認識して改めて謝罪をしてもらいたいものです。

投稿: らら | 2011年5月14日 (土) 07時56分

小出 裕章氏の名前でユーチューブを検索すると沢山の動画サイトがでてきます。そのどれもが今となっては実に分かりやすく正鵠を得た解説であることが分かります。NHKはこの碩学に対してこれまで決してコメントを求めたりしていません。徒に不安を煽るということなのでしょうか。
本当はどうなのか?私たちはNHKや大新聞の報道だけでは限界があることを知るべきだと思います。
そういえば今日の朝刊で、谷垣総裁が「自民党の過去の原子力政策にいくつかの盲点があったことは否定できない」と述べ、自民党の政権下で推進した原子力政策に問題があったことを認めた。とありました。
問題があったではなく重大な誤りがあり、結果的に今回の破局的な事態を招いたことを率直に認め、深くお詫びしたいと謝罪すべきです。

投稿: Toshi | 2011年5月13日 (金) 17時35分

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