西岡参議院議長こそ、即刻辞職せよ!!
日本の政治家は何とレベルの低いことか・・・と何度も嘆いてきたが、今回の西岡参議院議長の発言はその極みである。
朝日新聞によると、菅首相宛てに「即刻首相を辞任すべきだ」との書簡を首相本人に送り、その内容を読売新聞に寄稿したのだという。
三権分立の立法府の議長として、時の首相に即刻辞任を要求したり、それを新聞紙上で公表するというのは、どう見ても間違っている。
議長は中立であるべきはもちろんのことである。江田前参議院議長は、「私はああいう発現はしなかった」と不快感を示したのは当然である。
中野寛成元衆議院副議長も、「議長は中立でなければならない」と述べたというがその通りだ。
自民党の古賀誠元幹事長は、「感動と感銘を受けた」と発言したそうだが、自ら政治家失格を宣言したようなものだ。
そもそも、西岡氏の今回の発言は、彼の「私怨」から出ているのだ。長崎県の国営諫早干拓事業に関して、西岡氏ら地元の反対を押し切って、菅首相が開門を受け入れたことから恨みを持ったと言われる。以来、ことあるごとに、菅首相に対立してきた。
しかし、立法府の議長であり、行く行くは旭日大綬章の受賞もある尊敬されるべきはずの人物が私怨で行政府の長を引き摺り下ろすことに積極的だというのは世界に例を見ない恥ずべき行為である。
即刻辞任すべきは、西岡氏ではないか。私は以前から西岡氏の人格を疑っていたが、こんな人物を議長に推挙するようでは民主党も国民から見放されるのは当然である。
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コメント
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余りにも無節操、それなのに自民党や公明党は大喜び、小沢派も活気づいているとか。21日の朝日新聞の社説のように、今はそんなことをやっている時期ではありません。何とも歯がゆい政治家のおおおいことでしょう。
投稿: らら | 2011年5月21日 (土) 17時33分
西岡 武夫氏といえば長崎県出身、政治家の両親の下で育った長崎県では名門一族の出である。自民党の時代には文教族として鳴らし、河野洋平とともに新自由クラブを結成し、その後自民党に復党、新進党に参画、自由党を経て民主党に合流と多くの政治的な変遷を辿った保守派古参の政治家である。よく言えば硬骨漢、信念の政治家とも言えるが、近年その言動が物議をかもすことが多くなった。現在は比例代表の参議院2期目であり、通常の選挙ではとても当選は覚束ない議員である。
小沢 一郎との長年の関係から参議院議長にまで祭り上げられてはいるが、本来その職に相応しくないのは衆目の見るところである。このように賞味期限が切れた人物が政治家として再浮上する参議院比例代表なるものは欠陥システムのように思えてしまう。また彼の性癖を分かった上で議長に選んだ民主党も自業自得といえるでしょう。
投稿: Toshi | 2011年5月21日 (土) 13時42分