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« どんどん悪くなる福島原発事故―日本はどうなる?― | トップページ | 菅首相の4件の好いこと―どうせ辞めさせられるなら思い切って改革を― »

2011年5月19日 (木)

この非常時に政局にうつつを抜かす政治家ども―被災地で汗を流せ―

 17日の朝日新聞によると、民主党内では、小沢派が国会での菅内閣不信任を目指して賛同者集めをしているという。自民党や公明党とも結託して内閣不信任を可決し菅首相を下ろそうということだ。

 小沢氏はことあるごとに「菅は駄目だ」と言いまわっているそうだ。今は専らそれに注力をしているらしい。そして、陰で自民党や公明党と連絡をとりあって実現を目指しているのだとか。

 それに対して自民党や公明党は表向きは高見の見物をきめこんでいるそうだ。それというのも、小沢派では100人の賛同者を目指しているが、まだまだ不確定要素が多くて、表面だっては動けないからのようだ。

 15日のサンデーモーニングで、元衆議院議長の河野洋平氏が、具体的に名前は出さずに、指で「○○では、いかんが、さりとて△△にしようとなるとそれも駄目。」ということで、つまらない争いばかりをしていると言っていた。

 毎日新聞記者の岸井氏も今の政治家は全く話にならないと嘆いていた。我々一般国民は新聞や週刊誌や(読まないけれど)テレビで知るしかないのだが、それだけの公開されたニュースソースから判断するだけでも、情けない政治家ばかりだと失望している。

 菅首相がいいのかどうかは分からないが、菅首相を辞めさせるとして、その後釜に誰をもっていくのかは全く不透明である。辞めさせてから決めるのであろうが、そこでまたゴタゴタを時間を取られて、肝腎の被災者救援や災害復興対策や原子力発電所事故処理などの課題がおろそかにされることになる。

 政局は止めろとこれまでにも何度も書いてきたが、相も変わらず永田町では閑な政治家たちが政局で蠢いているのでがっくりしている。

 そんなに閑なら被災地へ出かけて、後片付けの作業ボランティをやったらどうだと、この前にも書いたが、再度同じことを言いたい。私と同じような意見が先日の朝日新聞「声」にも出ていた。災害現地で汗水を流してみれば、永田町で旨いものを食いながら詰まらぬ画策ばかりにうつつを抜かすことが如何に申し訳ないことがわかるだろう。

 いや、どの道わからないか。そういう能天気な政治家どもには。それにそういう政治家を選んだ選挙民にも責任の一端はある。ただ、出来ることは、やらねばならぬことはそういうエセ政治家どもを監視して、声を大にして批判をすることだ。できればデモでもやるとよいのだが・・・・・。

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コメント

市民運動上がりの総理ということで、2世、3世の総理より低く見られているようですが、そんなことは言いたい奴に言わせておけばよいので、思い切って市民の感覚でやってほしいものです。

政権を奪取しようとしないのは猫がネズミを捕ろうと
しないのと同じと、その昔有名な政治家が言ったそうです。菅さんがよかろうが悪かろうが、野党は決して結構でございます。とは口が裂けても言わないの分かりますが、与党内ですら結束できないのは困ったものです。国民は菅降ろしの動きに批判的ですが、かといって民主党の支持が一向にあがらないのはこうした状況を反映していると思います。菅総理はしっかり安全を確認した上で原発事業を推進していくとこの期に及んでも発言しています。ここまで推進してきた原発を即停止に舵を切るとは言えないまでも、これまで推進してきた原発事業を国民的な議論を踏まえたうえで
見直すというぐらいのことは言えないものだろうか?
市民運動から這い上がってきた政治家の原点をよもや
忘れてはいないでしょうねと言いたい。

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