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2011年5月 4日 (水)

憲法9条を守る活動を貫いた旧友の遺稿―②―

2).「9条の果たした役割

 自衛隊はどうなんだという疑問をもたれる方も当然おありでしょう。アメリカからの圧力で長い間に憲法がゆがめられてしまいました。しかし、この間、「軍隊」という言葉は政治家も使えなかったのです。小泉さんになるまでは・・・・。

 そのため、戦後60年近く、日本の国は外国で人を殺すこともなかった、こんなことは明治以後初めてなのです。それまでのおよそ80年間は戦争につぐ戦争だったのです。

 この前の「日中戦争」・「太平洋戦争」(15年戦争とも言われていますが)では、日本では310万人以上の人が亡くなっています。兵隊の半分以上が飢え死にをしていますが、こんな国は世界のどこにもありません。こういうことはあまり知られていません。というより、知らせようとしません。

 一方、日本がアジアの国々で殺した人は何人でしょう。2000万人以上とも言われていますが、被害だけでなく、加害していることをきちんと捉えないといけないのです。

 アジアの国々の学校の教科書では、日本軍がどんなことをしたのかをきちんと教えています。若者たちもよく知っています。現行の「憲法第9条」はこの痛恨の経験から、2度と戦争はしないということを世界に誓ったもので、世界で初めて《軍隊を持たない、平和的に話し合いで解決する》と決めたのです。今では世界でも17あります。そのうち11の国では憲法に明記されています。※

 最近では、ヨーロッパ共同体・南アメリカ諸国共同体・アフリカ連合・東南アジア諸国連合の中で、紛争が起きても武力で解決するのではなく平和的に解決しようという動きが大部分になっています。

 中には、日本という国は素晴らしい憲法を持っているそうだ、われわれの国もそうしようじゃないかという動きも出ています。

 ※武力を持たない国→にほん、キリバス、ナウル、ツバル、西サモア、バチカン、チヒテンシュタイン、モナコ、コスタリカ、バハマ、ドミニカ、グレナダ、セントクレストファ、ネイb-スヤ、セントルシア、セント・ビンセント、グレディーン、コモロ、モーリシャス

(3).1928年の〔パリ不戦条約〕と日本国憲法第9条

 世界で初めて、武力に訴えて解決しようとすることは【犯罪】であると決めた約束事があります。1928年の【パリ不戦条約】です。

 日本もこれに参加して署名をしています。そうしておいて、この約束を何度もやぶっているのですが、これが日本国憲法第9条と深いつながりがあることもお知らせしたいと思います。

 アメリカのオハイオ大学の名誉教授であるオーバビー氏は、次のように言っています。

 ”戦後世界の誰ひとりも日本軍人によって殺されたり撃たれたりしていない。これは素晴らしい記録である”と。そして、こうも言っています。”日本国憲法第9条を〔ノーベル平和賞〕の対象にしたい・・・。”と。

 ですから、「憲法第9条」は、これらの世界の平和の流れの動きの先駆けとなったものであり、【世界の宝物】と言っても決して言い過ぎではないと思っています。

  ―つづく―

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