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2011年4月 4日 (月)

NHK大河ドラマ「江―娘たちの戦国」変なことがいっぱい

 私は、NHKの大河ドラマは欠かさず見ています。昨年の「竜馬が行く」はなかなか面白かったです。

 しかし、今年の「江ー戦国の娘たち」は、最初から違和感がありました。上野樹里が演じる主役の江の描き方が如何にも嘘っぽいし、演技が余りにもチャキチャキの現代娘という感じです。

 そう思っていたら、3月10日に週刊新潮がこのドラマの陳腐さを取り上げました。陳腐で笑止千万だと書いています。私は、週刊新潮はいい加減な雑誌だと思っていますが、本屋でその部分を立ち読みしたら的を射たことを書いていました。

 江が誕生をしたとき、その泣き声が城攻めの喧騒の中で秀吉軍の方まで届いたというのはおかしいと指摘していますがその通りだと思います。

 江はよく、盗み見をしたり、城の中を歩きまわったりしていますが、8歳から10歳の娘が自由に動き回るのはおかしいと思っていたらやはりそう指摘してありました。第一上野樹里がそんな年齢を演じるのも極めて変だし、宮沢りえ演じる茶々も次女の初もずいぶん年増です。

 江が徳川家康に付き添われて清洲城まで逃げる場面がありましたが、史実はどうなのでしょう?

 母親のお市の方が柴田勝家に嫁いだのは史実ですが、最初継父を毛嫌いしていた3人娘が、勝家に平手打ちをされてから一家仲睦ましくなったというのは本当にあったのかどうか。新潮はホームドラマだと揶揄をしているのですが。

 秀吉の描き方もこれまでの大河ドラマを違って随分ズッコケた秀吉になっています。見方によっては秀吉を馬鹿にして皮肉っている感じがします。

 江たち3人娘が秀吉を「サル」と面と向かって呼ぶのも変でfす。昨日のでは秀吉の命で千利休が娘たちにお茶を勧めるところを秀吉と石田光成が廊下で立ち聞きしている場面がありましたがそのずっこけぶりもひどいものです。まるで下手なコントそのままです。

  もともと江に関する史料はほとんどないと言われていますから、作者の創作によるフィクションなのでしょうが、そのつもりで見ないとうっかりすると史実として勘違いする可能性があるでしょう。「江」を見る場合あくまでもフィクションドラマであると心得て見る必要があると思います。

 ついでに言いますと、同じ田淵久美子さんの脚本による「篤姫」はドラマとしても面白さはありました。今回の「江」は大河ドラマ史上最低の予感がします。

 なお、この文章は3月10日に書いたのですが、東日本大震災発生のため保留にしてあったものに書き足しました。

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コメント

セキセイインコのことは知りませんでした。有難うございます。

検索してやってきた通りすがりの者です。
秀吉の時代に、史実では明治時代中期に日本に伝えられたとされるセキセイインコが飼われているのが、私には解せません。
当時はセキセイインコの原産地であるオーストラリア大陸ですら、当地の住人以外には存在を知られていなかったはずです。

くだらない週刊誌ばかりで、いつもは新聞広告の見出しを読むだけです。

本屋で読みたい記事を全部立ち読みですか?
凄い神経ですね。
万引きとは違いますが、これも本人が堂々と言える行為ではありません。
まず、自分のヘンな行為を反省しましょう。

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