松坂屋美術館へいわさきちひろ展を見に行った
4月27日から名古屋の松坂屋美術館で「いわさきちひろ展」が始まりました。それで見に出かけました。
いわさきちひろの絵との出会いは、就職して間もなくの頃だったと思います。雑誌の挿絵で鉛筆のデッサンの女の子の挿絵を見てハッと感じるものがあり一気に惹かれてしましました。それ以来いわさきちひろの絵が大好きになりました。
東京や安曇野にはいわさきちひろの美術館があることは知っていましたが、まだ行ったことはありません。今回名古屋で展覧会が開かれたので嬉しく思いました。
いわさきちひろの絵は雑誌の挿絵や絵本などのものが多いようです。戦前から絵を勉強していたそうですが戦前のものは戦災で失われてしまったそうで大変に残念です。
いわさきちひろは戦後まもlなく共産党に入党して活動していたことを初めて知りました。その活動の中で8歳も年下の松本善明さんと知り合って結婚されたということも初めて知りました。
子育てや夫の活動や自分の母親、夫の両親の世話などをしながらずっと絵を描く仕事をしてこられたそうで、大変なことであったと思います。結婚の条件がずっと絵を描き続けることであったということですからそれを貫かれたということです。
いわさきちひろの描く人物はデッサンがとてもしっかりとしていますし、こどもの動きや表情をたくみにとらえて描いています。一見誰にでも描けそうにみえてそうは行かないものがあると思います。
どの絵も見る人の心をふわっと優しく包みなごませてくれます。鉛筆と淡い水彩やパステルと何も塗らない空白とが絶妙な雰囲気を作り出しています。
会場には、いわさきちひろのアトリエ兼居間などが再現してありました。それでどのような環境で作品が作られたのかがよくわかります。
いわさきちひろは55歳という若さで肝臓がんのため亡くなりました。これからどんどんとよい作品をつくり出していこうというときだったので余りにも早い他界でした。彼女が亡くなったとき本当に惜しい人を亡くしたと思いました。
しかし、いわさきちひろの絵は今もずっと多くの人に愛され親しまれています。その証拠にちひろグッズが多いことがあげられます。
私は、小さな額に入ったチュウリップの少女の絵を買って帰りました。
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童話の挿絵や教科書の挿絵にもなっています。子どもにも馴染みやすいです。
投稿: らら | 2011年5月 1日 (日) 09時57分
いわさきちひろさんの絵は こころが なごみますね。親が 子供に見せたい作品かなぁ
連休中は 親子連れで 混むかなぁ。
投稿: 謎の三文字☆村石太 | 2011年4月30日 (土) 22時09分