名古屋市が被災地に自動車を贈ったが
名古屋市が被災地の市町村にエコカーを1億円分買って贈った。得意そうな河村市長の表情がニュースに流れた。それを見たとき、頭をよぎったのは「なぜ名古屋市が自動車なの?」という疑問であった。河村市長が現地の首長と電話で話し合ったところ、電気自動車の注文があったということらしい。
しかしながら、名古屋周辺には、世界のトヨタを始め、三菱、日産、ホンダなとの自動車会社がある。自動車を贈るのは自動車会社がすべきことではないか?と思ったのだ。
自動車の製造原価は一台どのくらいかかるのかは自動車会社は秘密にしている。40年余り前だったか、自動車の値段が高すぎると問題になったことがあったが、そのときには30数%ではないかと推定されていた。
それはともかく自動車会社が贈れば同じ台数を名古屋市が贈るよりももっと少ない金額で贈れると思うのだ。
ちなみにトヨタ自動車の義捐金は3億円だそうだ。リーマンショックの前までは、2兆円も儲けていたし、内部留保が13億円以あると聞いたことがある。その後のアメリカでの補償で減ったとは思うのだがそれでも十分な蓄えはあるはずだ。
必要な自動車ぐらい自動車会社が手分けをして贈ればよいと思うのだ。何も名古屋市が買って贈ることはないと思うのだが。
自動車以外にもっとよい援助物資があると思うのだが、例によってパフォーマンスの好きな市長のことだから目立つものを贈ったのであろうか。
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