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2011年2月 4日 (金)

やっぱりあった八百長相撲

 野球賭博に関連して警察が押収した携帯電話を調べたら、八百長相撲があったと思わせるmailのやり取りが出てきたという。

 関係者は竹縄親方(元春日錦)や愛知県出身の清瀬海、岐阜県出身の恵那司など13人ほどが関与していたらしい。

 前日の朝日新聞の夕刊では、ある力士が巡業などのときのことだろうと言っていたが、そんなはずはない。

 NHKのニュースでは、mailの内容にもとづいて実際の取り組みを検証していたが、ほぼmailでの打ち合わせの通りであった。また、警視庁もmailの内容と取り組みをつき合わせて調べたらほとんどが一致していたということだ。

  相撲協会では、外部調査委員会を作って調査を始めた。理事長は事実が分かれば厳重に処分すると言っているが当然のことである。

 大相撲の八百長については、以前から週刊誌などで取り上げられてきたが結局うやむやに終わっていた。今回はきちっとした証拠が出てきたようなのでこんどこそ真相をはっきりとさせてもらいたい。

 放駒理事長は、「過去には八百長は絶対にない。今回が初めてだ。」と強調したといわれるが、この際過去に遡って徹底的に調べてもらいたい。

 天声人語では、賭博や酒の上での暴力と違ってもっと悪質だと指摘していたがその通りである。

 相撲ファンは、いつも真剣な勝負だと信じて観戦をしているのだ。それが巧みな演技であったとするとファンを愚弄するも甚だしい。当人同士の星のやりとりですまないのだ。相撲はルールのあるスポーツなのだ。真剣勝負の格闘技でしかも国技と称している。文部科学省が公益法人と認めているのだ。

 今回の事件で、文部科学省は公益法人取り消しもありうると言っているが当然のことである。NHKが相撲中継の中止をするかどうかはまだわからないが、八百長があったのなら中継の中止もすべきである。

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コメント

長いコメントを有難うございます。相撲の八百長をどう見るかは人それぞれですが、スポーツと見るか興行(エンターテイメント)として見るかで意見が分かれるように思います。私は、スポーツとして見てきました。

ここのところ連日大生相撲の八百長がニュースになっています。
石原東京都知事ではないけれど、相撲の八百長と聞かされても「やっぱりほんとうにあるのだな」と思うだけで、びっくりもしないし、そんなに大さわぎをしなければならない問題でもないと思うんです。
むしろ「国技」「国技」と言いながら、スポーツとしてルールは確立せずにさまざまな問題を隠蔽したまま優遇措置や権威を与えてきた文部省やNHKや国の方により多くの責任があるように思います。
確かに相撲はおもしろいです。評論家がテレビでああだこうだといわなくても、このニュースをみて国民がどう思っているのか世論調査のように数で表わしてみると面白いと思います。
わたしは
相撲を国技とするならきちんとしたルールを作り学生相撲を初め、国民皆が楽しめるものに作り変えればいいと思います。サッカーでモ、ラグビーでもその種のものはあるのですから。
八百長の中心になった恵那〇は相撲甚句の名手だそうだから、除名にしてしまうのは惜しいので、そちらの方面で伝統を受け継ぐように予算を付けたらどうでしょうか。
相撲は国技と言うよりも、神社に奉納する神技としての伝統があり、そのために八百長があるのだから、真剣勝負よりも八百長を楽しむ興行を楽しむほうが犯罪にもならなくて、国会議員も目くじらをたてなくて、 いいのではないでしょうか。

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