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2011年2月11日 (金)

干支で株の動向がわかる?こんなコンサルタント信じる?

 今年は干支はウサギ年です。それで株式や金融関係では、「ウサギ年は跳ねる」と言って、相場が上昇すると期待されています。本当にそうなら真に結構なことです。

 干支があるのは、中国や韓国など中国系の文化の影響をもつところです。本家の中国ではどう言っているのか知りませんが、日本では昔から干支で相場の成り行きを判断することが行われてきました。

 10日に、こちらが頼みもしないのに1通のダイレクトメールが送られて来ました。送り主は、株式会社プラス・アルファとしてありました。インターネットで調べてみましたら、プラス・アルファという会社はなぜかたくさんありました。でも、該当の会社は見つかりませんでした。

 その会社から送られてきた文書の一部はつぎのようです。

タイトルは、「”相場の匠”からのちょっといい話!」となっています。

 予告のビッグボーナス銘柄の「Pワークス」コード:3627)80000円前後で買い推奨した株価は、連日の高騰で株価倍増の152600円を達成!

 『年に一度の春の大祭典銘柄』を発表!!

 まず、03-3868-   へご一報ください。

 個人投資家応援キャンペーン

  ”日本株”が面白くなってきています。211年は日本株の年―、そんなキャッチフレーズが外資系証券を中心に広がっており、日本株は割安感、出遅れ感がつよく、環境面からも見直されると・・・・。

 2011年は辛卯(かのと・う)。ウサギ(卯)年です。兜町の格言では、「卯年は”跳ねる”最強の年」と言われております。1949年の取引所開設以来卯年は5回ありましたが、そのパフォーマンスは4勝1敗で、年間上昇率は23.1%にも上っています。

 さらに注目すべきは、卯に続く干支が辰・未であることです。相場格言では、「辰巳天井」と、ここで高値をつけやすいと言われております。確かに「辰」の上昇率は29%とダントツの1位で、この卯、辰、未の3年間の上昇率は67.2%にも達しており、他と比べても最高の実績なのです。

 つまり、年回りとしても、”最も幸せな3年間”の始まり、と言え、個人投資家の方々にとっては、近年稀に見る大儲けのできる3年間となるでしょう。多分、日経平均も17500円から20000円前後は示現してきそうです。今をおいて、投資の絶好のチャンスはないと言っても過言ではないでしょう。

 3ヶ月の電話顧問料 10万円

 申し込みは、2月16日まで。

 として、振込用紙が同封してありました。また、俳優の三田村邦彦さんとの対談の様子も同封してありました。

 みなさん、どう思われますか?

 干支によって相場を占うというのは、江戸時代の米相場とか明治、大正から昭和の始め頃までは真面目に受けたられたいたと思います。しかし、インターネットが発達し科学的分析やデータが簡単に入手できる現代でもそんなものを信じるというのは驚きです。  

 インフラストラクチャーやチャートなど多彩なデータ分析をもとにしても、アナリストやエコノミストによって見解が分かれます。それを干支によって占うというのは如何にも古すぎます。

 それを堂々と3ヶ月10万円出せばよい銘柄を教えますと言っているのです。こんなのを信じますか?

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