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2011年2月16日 (水)

ゲンをかつぐことについて

 受験シーズンで天満宮や学業成就の神社・仏閣の参拝をする人が多く、賑わっているらしい。絵馬をかけたり、お守りをもらったりと神頼みの人が多いことがわかる。

 先日のNHKニュースでは、東海・北陸道の難工事だったトンネルから取り出した岩石を袋に入れてお守りにして売りだしたらあっという間に売り切れたと言っていた。なぜ岩石かというと、そのこころは「難関突破」なんだとか。

 そのとき、もう一つ紹介していたのは、東京のホテルが、ねずみ小僧を祭った神社の石を削った粉を袋に入れて、宿泊した受験生に渡すということであった。こちらのこころは、「どんなところにも入る」というシャレなんだそうだ。

 人間は神頼みをしてきたし、今も殆どの人が神頼みをしている。これは洋の東西を問わない。ゲンを担いだり、願いをかけたりということが世界中で行われている。

 ローマのトレビの泉では後ろ向きにコインを投げ入れてその間に願をかける人で賑わっている。

 中国人は語呂合わせが好きで、正月にはどこの家にも戸口に「福」という字を逆さまにしたものをかける。「倒福」の発音が「到福」と同じだからだ。日本人の感覚からは「「倒福」なんて縁起でもないということになるが。

 中国では結婚や新築祝いに時計を贈らないことになっている。発音の「ジョン」が「終」と同じだからだ。

 昔、京の都では、貴族たちは出かけるときにその日の方角が悪いと「方違え」をしていた。だいたい平安京自体が風水によって造られたといわれているぐらいで、ことあるごとにお呪いやゲン担ぎや祈祷などが行われたのだ。

 そこに仏教、とりわけ真言宗、天台宗などの祈祷が入り込む余地があった。天満宮は九州に流された菅原道真の呪いを取り除くために建てられたといわれ、人間が神になった最初だそうだ。それがいつのころからか学問の神様として頼りにされることになったのだ。

 蛇の抜け殻を財布に入れておくと金が溜まるとか、未婚の人がお参りするときに5円玉をお賽銭にするとよいとか、縁起担ぎはごまんとある。

 私は占いは嫌いだが、車を運転していて信号が赤ばかり続くと運の悪い日だとか占うものを勝手に作っていたことはある。

 今は、ゲン担ぎや縁起かつぎや祈祷などは馬鹿げたことだと思っている。やるやらないは人のかってだから他の人のやることにはどうこうしない。

 

 

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コメント

仰るとおりです。神や仏やゲンなどに頼るのではなく自分を信じることが大事だと思います。

私はお守りを買ったこともなく、人に上げたこともありません。
頼る気持ちがあれば精一杯頑張ることはできません。藁をも掴むとか、神頼みするより、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあり」という心境のほうが私に妥当な気がします。

仏滅とか大安や厄年などというのも全く根拠のないことですね。第一日本人でなければ関係ないというのがおかしいことです。キリスト教徒も13日の金曜日を忌むとか、どこの民族でもそれぞれ持っていますね。

中国の上海市に旅行した時お正月が終わった3月初めでしたが、福という字を逆さまにしてあるお店が並んでいたので、ららさんの言われるように確かにげんをかついでいたのでしょう。方向はよくないとか方角が良いから引越しなどに使うのもいつも不思議だなとは思っていましたが・・・

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