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2011年1月21日 (金)

お節料理を作らない家庭が32%?

 医院の待合室にある週刊文春を読んでいたら、いろいろな家庭のお節料理の写真が載っていました。お節料理について毎年調べているようでした。

 その調査によると、お節料理を作った家庭は68%だとか。もちろん正確な調査は出来ませんから、統計学的な処理をしての推定値だと思います。

 この数字をどう見るかは人それぞれだと思いますが、三分の一強の家庭では御節を用意していないというのは意外でした。

 暮には、デパートやスーパーなどでお節料理の宣伝を盛んにやっていました。いったいどのくらいの家庭でそういう出来合いを買っているのか知りたいところです。

 週刊文春の写真では、家庭で作ってもかなり貧弱なものとか従来のお節にはない品が主流とかいろいろありました。

 評論家のコメントでは、この頃は、ご馳走というのは自分が食べたい物がご馳走なのだというようにご馳走の捉え方が変わってきたのだそうです。

 私が子どもの頃は、ご馳走というと決まっていました。いわゆるハレの日の特別な食事でした。お正月、お祭り、誕生日、お祝い事などの時にはご馳走が用意されました。

 正月のお節料理も母の手作りで、母が受け継いできたやり方、作り方、品揃えでしたが、伝統的な黒豆とか数の子とか昆布巻きとかなますとか蒲鉾とか・・・・は必ず作られました。

 我が家では、最近は焼き豚とかハムのような西洋系も加わるようになりましたが、伝統的な品は欠かせません。

 子供が成長するまでは、妻が、クリスマスの頃から準備をしていろいろと作って大忙しでした。最近は、手抜きをして簡単になりました。

 子どもの頃のお祭りの定番はお寿司でした。お祝い事には茶碗蒸しが定番であったと思います。戦争中に食料が欠乏して手に入らなくなりましたが、ある日父が「茶碗蒸しはうまいんだよ。」と言ったのがその如何にもうまいという言い方と共に今でも忘れられません。

 正月のお節料理が作られない理由のもう一つは、孤食が増えていることだといいます。1人暮らしの高齢者はともかくとして、子供がいる家庭でもばらばらに食事をする家庭が増えているのです。この傾向は今に始まったことではなく、私が働いている頃に既に耳にしていました。

 折角のお正月も家族がばらばらでは何とも淋しい限りです。家族の中から人とのつながりが消えて行っている訳です。

 食事を家族みんなですることを大事にしてほしいものです。

 

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