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2010年12月 7日 (火)

ぽっくり寺が盛況だと言われるが

 12月1日の朝日新聞夕刊の一面トップ記事は、「ぽっくり寺盛況 その心は・・・迷惑かけたくない」であった。

 リードの部分は、「人生の最期をどう迎えるのかー。そんな悩みと真剣に向き合うお年寄りが増えている。『苦しまず安らかに逝きたい。』『誰にも迷惑をかけたくない』という願望は強まる一方だ。」と書いてある。

 私も後期高齢者の仲間に入って、もういつ死んでもおかしくない歳になった。自分では元気なつもりでも、いつどうなるかは分からない。でも、それ人間として生まれた瞬間から死を背負って生きていく訳だから、誰もが同じ条件なのだとも言える。

 それはともかく、若いときに比べて年々死を身近に感じるようになるのは間違いない。友人や知人の中から亡くなる人が増えてくると自分の番が近づいていると思うものだ。

 釈迦は、生・老・病・死の四苦を根源的なものと捉えて、その苦しみから心を解き放つ術を悟り、民衆に教えた。私は、釈迦の教えはその通りだと思っている。

 でも、その釈迦の教えが長い間にゆがめられて、全く違った仏教が乱立することになった。それについてはこれまで見てきた通りだ。

 ただ、それらの宗派に共通しているのは、祈祷やお呪いやご利益である。庶民はそれを信じてお寺参りをする。

 今年の5月に東京に行ったとき、巣鴨の商店街を訪ねたが、その中心になっているのは曹洞宗高岩寺「とげ抜き地蔵」であった。延命地蔵だといわれるが何故かぽっくりの願いが叶うということで大盛況であった。

 新聞によると、名古屋の八事興正寺もぽっくり寺だそうで、毎月の5日と13日の縁日にはお年寄りが押し寄せるそうだ。ここのぽっくりさんは本堂にある大隋求明王だそうだ。この寺は真言宗だ。

 長野県佐久市の成田山薬師寺にはぴんころ地蔵がある。全国には数十ヶ所のぽっくり寺があるそうだ。

 昔からぽっくりと死にたいという願望は誰にでもあったので、自然にそういう仏が作られて信仰の対象となったのだと思う。

 大事なことは、もともとそうした地蔵や明王や不動尊などには霊験やご利益なのないのだということである。イワシも頭も信心からで、心の問題なのだ。ぽっくり寺をはしごして回ったとしても、お賽銭をたくさんあげたとしても関係ないのだ。

 今やバスツアーまで出来たそうだが、旅行社を儲けさせるだけである。

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