はし河村市長の辞職申し入れは身勝手だ
河村名古屋市長は20日に来年1月21日に辞職することを市議会議長に申し出た。市長は、ぎりぎりまで市長の職務を遂行すると言っているが、この時期に辞職をしなければならない理由は見つからない。
リコールが不成立に終わるだろうと予想されていたときには、その責任を取って辞職すると言ってたが、リコールは成立したのだ。市長は引き続き職にとどまって責務を果たすのが筋だと思う。
同日選挙とはいえ、市長選挙には2億4千万円もの税金が使われるのだという。財政の厳しい中でそれだけの税金を使ってまで市長選挙をやる必要は全くない。
取りざたされているように、愛知県知事選挙と同日に行うことによって大村氏の知事選を有利に進めるというのが魂胆である。河村氏は、「市と県で有権者に同じテーマを問うのは非常に意義がある」と述べたそうだが、身勝手な言い草である。
市長は橋下大阪府知事とも連携して選挙を戦うと言っている。どうみても河村市長が自分の選挙戦略から同日選挙に持ち込むために市長を辞職するというのが見え見えである。
市議会関係者からは「大義名分がない」という批判の集中砲火が浴びせられているというが当然である。民主党は、「この2ヶ月は名古屋市の予算を編成する大事な時期で、投げ出し無責任と言われても反論できない」と言っているそうだ。
私は、リコールには賛成したが、市長の辞職には反対である。税金の無駄遣いである。河村市長は、自分の報酬を800万円にして退職金を要らないと宣言して得た人気を過信しているのではないか?
10%減税にしても70%ほどの市民は反対であるとニュースで言っていた。私も指摘したように、減税で得をするのは、大きな企業や金持ちである。現に減税をしても名古屋市にやってきた企業は殆どないと言われる。
市民は、よくよく考えることが大事であろう。
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