突然の停電―原因は?―
1週間ほど前のことであった。夜が早い私は寝床に入ってうとうととしていたら妻に起こされた。家中が停電したのだという。これまで家の半分が停電することはしょっちゅうあった。原因は乾燥機を使用している時にうっかりと電子レンジや湯沸かし器を使ってしまうからである。
しかし、今回の停電は何もしていないのに突然起こり、しかも家中が真っ暗になったのだ。分電盤を調べると、すべてのブレーカーが「切り」になっていた。途方に暮れてしまった。
時刻は9時前であった。こんな時間に中電の営業所は対応してくれるだろうかと不安に思いながら電話をした。停電のような緊急事態には対応してくれることがわかったので、ひとまず安心した。
係員の指示に従って、安全ブレーカーの操作をしていった。メインのブレーカーを「入」にし、少したってから、最初の安全ブレーカー「入」にした。次のブレーカーに行くのに少しずつ時間をとるのであった。家の中の電灯やラジオなのが復活していった。
しかし、最後のブレーカーを「入」にしたら、入らなかった。念のためにもう一度やっても駄目であった。その安全ブレーカーにつながっているのがどの電気機器なのかを調べなければならなかった。
IHクッキングヒーターが使えないことがわかった。それで試しにそれを買ったエイデン高辻店に電話をした。まだ営業していた。ところがその店には買った記録がないということであった。どうやら記憶違いで新瑞橋店で買ったようであった。
次の日開店と同時に新瑞橋店に入り、修理を依頼した。なるべく早く修理に来てくれるように頼んだ。でも、電話がかかってきてどうしても5日後でなければいけないということであった。仕方がないので我慢するしかなかった。
5日後にパナソニック・テクニカルから修理人がやってきた。見積もりでは、12000円ということであった。運が悪いことに5年保証が8月に切れていたのだ。
修理は、話によると大変難しい作業が必要だということであった。慎重に順序良くやっていかないと失敗することがよくあるのだという。IHクッキングヒーターの中を初めてみたが、大きなコイルがあり、マイクロコンピューターの基盤がいくつかあった。配線も複雑であった。
1時間半ほどかかって修理が終わり、テストをしたら直っていた。修理人は「うまくいってよかった。」と言っていた。
原因を尋ねたら、長年使っている間の吹きこぼれでショートしたのだと言った。ヒーターの表面はいつも妻が手入れをしているのできれいなのだが、後ろ側の排熱の穴から吹きこぼれが入って汚れていた。
それにこれまでの天盤は吹きこぼれが入りやすいのだそうで、新しいのに取り替えてくれた。「これで少しは改善されるでしょう。」と言った。
料金は、出張費も含めて見積もり通りであった。
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