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2010年11月29日 (月)

名古屋開府400年第九コンサート

 今年は、名古屋開府400年ということで、それを記念して400名による第九合唱団が結成され、そのコンサートが28日に金山のオーロラホールであった。

 演奏は、名古屋フィルハーモニー交響楽団で、指揮は大勝秀也、ソプラノは加川文子、アルトは夏目久子、テナーは錦織健、バリトンが鳴海卓であった。

 今回で第九を歌うのは3回目であった。最初は中川区制70周年を記念しての第九で300名余りで歌った。そのときは練習が34回もあり初めてだったので大変助かった。指揮者は、松尾葉子で、演奏は愛知フィルハーモニー交響楽団であった。

 次の年は抽選に外れたので歌えなかった。2回目の昨年は籤に当たったので第九の合唱をすることができた。指揮者は、北原幸男で名古屋フィルハーモニー交響楽団であった。

 今年は名古屋開府400年の記念コンサートだというので、思い切って応募したら当選した。参加費は昨年より2000円高くて12000円であったが、応募者は600名を越したと聞く。

 全部で25回の練習を重ねて本番を迎えたのであったが、私は今回はとても心配なことがあった。それは、11月の始めに珍しく風邪を引き、咳が長く続いたことであった。もちろん大事をとって医者に行き咳止めや痰の薬などを貰った。それが効いたのか、2週間ほどで咳と痰は収まったが、喉が気になって仕方がなかった。ときどき喉がかゆくなって咳が出ることがあったし、くしゃみをすることもあった。喉が何となくひっかかり気になって仕方がなかった。

 外出をしたときには、手洗いとうがいをしたが、それでも気になって本番がどうなるか心配であった。それに風邪を引いてからは、高い声がでなくなっていた。数日前の昭和男爵コーラスの練習では、「雪の降る街」の最後の部分が歌えなかった。また、第九では、高いファやミの音が出せなかった。

 前日のリハーサルでは、高い音は口パクで歌ったが、心配した咳やくしゃみはでなかった。当日のゲネプロも何とかクリアした。

 それでも本番のときは、心配でならなかった。団員の中には、マスクをしている人も何人かいたし、咳をしている人も見られた。本番前の16時15分から発声練習があった。その後舞台裏に入り、第二楽章をスピーカーから聴いて待機した。舞台裏ではまだ咳をしても大丈夫なので安心感があった。

 いよいよ舞台に上がったが、第3楽章の静かなメロディーを指揮者を見ながら緊張して聴いた。体を動かすことはできないし、もし、喉がかゆくなったらと思うと心配でならなかった。早く第4楽章になってほしいと願った。

 第4楽章になり、ティンパニーの音とコントラバスやチェロの低い響きで曲想がガラッと変わった。もう後は思い切って歌うしかないと思った。オーケストラが低く主題を奏でてからバリトンのソロが始まった。

 最初の「フロイデ」の部分が私は出遅れてしまった。次はよかったが、3番目の「ヤー」も思い切り声を出せなかった。けれども指揮者に言われたように、表情をやわらかく、大きく動かして懸命に歌った。一番高いところがある部分はやはり声が出なかった。

 今回の指揮者は、曲のメリハリが大きく、大きな音、小さな音をはっきりと区別したり、「フォアゴット」を思い切り伸ばしたりした。

 フーガの部分も何とか歌って、終盤に向かった。最後の「ザイトムシュルンゲン」からは、とても速く歌わなければならなかった。速いといわれた松尾さんよりもさらに速かった。必死に口を動かして歌った。

 指揮者の大勝さんは、合唱の指揮をするときに、一緒に口を動かして歌ってくれたので分かりやすかった。

 最後まで歌ってオーケストラが終わりの部分を激しく演奏して終わったとき、ホッとした。大きな拍手を聞いて無事に終わったと思った。

 会場を眺めたが、たくさん来てくれているはずの知人たちの顔はわからなかった。でも、退場するときに、それらしい人たちが手を振っているのがわかった。

 解団式に行くとき、河村市長がいて一人ひとりに握手をしてくれた。大きな手であった。解団式の挨拶では、リコールがうまく行かなかったことに触れていた。市長が解団式に出るのは始めてであるといわれた。

 指揮者の批評は本番はよく歌えたということであった。大勝さんは、ベートーベンの第九の繊細な部分や優しさを表現したかったと話した。錦織さんの批評は、リハーサルやゲネプロまではどうなることかと思ったが本番は見事であったと言って笑わせた。藤井団長もこれまでで一番よかったと言っていた。

 今回は事前に風邪を引いたのが影響して心配しどうしの第九であったが、何事もなく終えることが出来てホッとした。

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