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2010年11月 4日 (木)

北方4島は日本の領土、ロシアは強盗の論理だ

 11月1日に、ロシアのメドベージェフ大統領が、北方領土の国後島を視察した。これには、ロシアによる北方4島の実効支配を既成事実として改めて示す意図があるといわれる。しかし、中国の温家宝首相の言を借りて言えば、これこそまさに強盗の論理である。

 ロシアの北方4島の占領は、実に汚いやり方で行われた。1945年8月9日にソ連は日ソ中立条約を破棄して対日参戦をした。それは広島、長崎に原爆が投下されて日本は降伏することが分かったので、参戦して利益を得ようという魂胆であった。

 その上、8月15日のポッダム宣言受託による降伏の後、卑怯にも8月下旬から9月の5日にかけて軍事作戦を行い、千島列島を南下して、北方4島を占領したのだ。これが強盗でなくて何であろう。

 それから65年にもなるのに未だ日本に返還しないどころか、永久にロシアの領土にしようと企んでいる。

 このことで思い出すことがある。ソ連が北方4島を占領した頃のことである。当時私は小学校4年生であったが、担任の玉置という先生が、私たちに、どうしても覚えておいて欲しいということで話をした。それは、ソ連の卑怯なやり方を糾弾するものであった。ソ連は日ソ不可侵条約を破棄して参戦し、その上戦争が終わった後も攻撃をして千島を占領したことをなじるものであった。

 もともと赤ら顔の先生であったが、顔をさらに赤くして熱弁した。結論として、「だから君たちはこのことをよく覚えておいて、将来日本が力を持ったら、先ず最初にソ連をやっつけるのだ。」と言った。当時私は何のことかよく理解できなかったが、この話は先生の話す顔とともにその後も忘れることはなかった。

 戦争に負けたので樺太をロシアに返しただけでなく、北方4島を不法にも占拠されてしまったのだ。それに対して国際社会も無力である。国際連合も何もできないでいる。

 この問題は、完全にロシアに非があるのだから、日本は断固として抗議をするだけでなく、対抗措置をとるべきである。

 この島に住んでいた人たちは、年をとりどんどんと少なくなっている。政府は喫緊の課題として取り組むべきであろう。

 

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コメント

北方4島に住んでいた人たちは、島を追い出されて北海道に住んでいます。北海道から島を眺めるより仕方がないのです。
 戦争に勝った方は勝手が許されるということは情けないです。

1945年の8月15日に日本の終戦でアメリカの支配下に置かれた日本は本当に自由を満喫しているのでしょうか?とこの頃思っていますが・・
ソ連に支配されていたら共産思想になり今頃はどうなっていたのでしょうね。戦争は本当に人の思想にも影響を与えて殺し合いになるのですね。火事場の泥棒のようなことをソ連今はロシアがやっていたと言う歴史に残る北方4島問題は根が深いものですね。高齢化している島の人々はロシアからの援助はあるのでしょうか?年金なども貰っているのでしょうか?複雑な問題を抱えた島ですね。

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