つまらなくて、不親切なトリエンナーレ
8月から10月31日まで、アイチトリエンナーレが市内の4会場で開かれている。一度どんなものか見てみたいと思っていたが、夏の猛暑で行きそびれやっと10日の日曜日に出かけた。
先ず長者町を目指した。地下鉄の伏見駅で降りて歩き始めたが、どこに会場があるのかさっぱり分からない。仕方なく広小路通りに沿って東へ歩いて行った。
桑名町を過ぎて歩いていくと、やっとひとりの案内人がいた。その人が地図をくれたのでそれを頼りに進んだ。白い2頭の馬の彫刻があるところに来た。そこにも案内人がいたので「とても分かりにくいですね。」と言ったら、「僕もそう思います。」と答えた。「地下鉄の出口から案内板が欲しい。」と言ったら、「アルバイトなんで・・・」と言った。
そこは瀧定会場で作品は白い馬だけだと言った。がっかりした。次に、地図を見ながら北に進んだ。喫茶店の会場に行ったら土日は休みと張り紙がしてあった。
地図を見て順番に回ろうと思い見当をつけて歩いた。子どもが作ったお化けの住処の展示があった。子どもも参加しているのかと思った。
次に行ったところも子供が作ったような作品であった。入り口にいた係りの人に聞いたら子どもではなく大人の作品だと言った。「どこがいいのかわからないね。」と言ったら、「そうですね。」と言って笑っていた。木で作った小屋のようなものといい、わけがわからない。
ウインドウに抽象的な同心円を描いた作品もあった。
赤い大きなビニール風船のウサギと黒い大きな風船のオブジェがある展示場には大小のさまざまな色の線画があった。風船オブジェも訳がわからない。
入り口から入った廊下の壁に厚紙を細く切って着色し、それで編んだ作品があった。これはまだよかった。
レーザー光線を使った光の作品もまあ面白かった。
自転車を載せた屋台の作品もあった。それを作るときに使った道具も展示してあった。あんな屋台を作って何が面白いのだろうと思った。
シャツをハンガーに掛けてる作品?覗きからくり、圧巻は真っ黒い床と破れた襖の部屋で男がに何かをこすり付けているという作品だ。何が面白くてやっているのだろう?
同じ建物の階段を上がったら、窓のところに紙を破って作ったちょっとしたものを掛けてあったり、壁の隅に小さな紙で作ったものを置いてあったが、人を馬鹿にしていると思った。芸術作品らしいかな?と思ったのは紙を破いてたくさん張ったものであった。
伏見地下街には、革に字を書いて制作を実演しているところがあった。同じ部屋で黒い線で描いている実演もあった。また、白い紙を細く切ったりして少女や抽象の形をした彫刻を展示しているところもあった。
長者町では日曜日は休みのところもいくつかあった。
その後、納屋橋まで歩いて行ったら、納屋橋の会場は有料であった。長者町で納屋橋のことを聞いても有料だとは言わなかった。はるばる歩いて行ったのに馬鹿を見た。
結論を言うと、無料の展示はつまらない。ばかげた作品が多い。
パンフや案内を見ても例えば納屋橋は有料とは書いてないので不親切。
休日は閉鎖している展示場があり何を考えいるのかと言いたい。
有料のところは見ていないので何とも言えないが、結局、長者町の寂れたところを見せるのがいちばんの狙いではないかと思った。
水玉のプリウスが走り回っていたが、なんのパフォーマンスか?
トリエンナーレは、アホンターレと言い換えた方がよさそうだ。
暇があって、運動不足を解消したい人にはお勧め。ちなみに歩いた距離は4500歩。
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