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2010年10月14日 (木)

パイプオルガンと2本のトランペットの華麗なる祭典

 10月12日、「パイプオルガンと2本のトランペットの華麗なる祭典」と銘打つコンサートを聴きに行った。このコンサートは、あいちトリエンナーレ2010祝祭ウイーク共催事業ということで、愛知県芸術劇場コンサートホールで開催された。

 パイプオルガンは、吉田文さん、トランペットはウーヴェ・コミシュケさんと武内安幸さんであった。

 プログラムによると、トリエンナーレにちなんで、3人による3部に分かれた構成になっていた。

 祝典の音楽を集めたということで、ホールにパイプオルガンの壮大な音とトランペットの金属的な高い音が響き渡った。まさに華麗な祭典であった。

 幕開けの曲は、あいちトリエンナーレのファンファーレで、トーマス・マイヤー=フィービッヒ氏が委嘱されて作曲したもので、世界初演であった。aichi nagoyaの音の中から、ドイツ語に音の名として存在するachg(ラ・ド・シ・ソ)をモチーフとして作られたのだという。面白い試みであると思った。

 他にも、同氏の作曲による世界初演の曲が第2部の終わりに演奏された。「シーンとエピローグ」グスタフ・クリムトの画「人生は戦いなり(黄金の騎士)」によるというもので、愛知県美術館所蔵の作品を主題にして作曲したものだそうだ。トランペットは楽器や音をかえて、オルガンと心地よく響きあっていた。

 第2部には、日本初演という曲もあった。「日本庭園」トルステン・ペピ作曲で、カラタチの花、夕焼け小焼け、荒城の月などの童謡・唱歌の変奏が入って懐かしいメロディであった。

 コンサートの第一ステージは、バロックの響きと題し、

 「交響曲」より「ファンファーレ・ロンド」、ジャン・ジョセフ・ムーレ

 トッカータとフーガニ短調、ヨハン・セバスチャン・バッハ(オルガン独奏)

 アリアヘ長調、ドメニコ・ツィボリ

 「王宮の花火の音楽」より、1.序曲とアレグロ、2ブレー、3.平和、4歓喜、ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル

 第2ステージ 和の響き、そしてアイチッシモ!!

 日本庭園(上記)

 オルガンガンのための小品(彩り)より「IRODORI3」、花村光浩(オルガン独奏)

 シーンとエピローグ(上記)

 第3ステージ 威風堂々とシンフォニックに!

 威風堂々第1番、エドワード・エルガー(オルガン独奏)

 ゴシック組曲コラール~メヌエット~聖母への祈り~トッカータ、れおん・ボエルマン(オルガン独奏)

 聖グレゴリウスの祈り、アラン・ボヴァネス

 オルガン交響曲第5番ヘ長調op.42よりトッカータ、シャルル=マリーヴィドル

 3部に分かれて、それぞれが明確なテーマを持っていたのがよかった。3部に分かれていたので、それぞれ10分ずつの休憩があったのもよかった。

 花村氏の曲もとてもよかった。また、ブラスバンドで聴きなれた威風堂々がパイプオルガンで演奏されるのは初めて聴いた。これもよかった。

 第1部は正面のオルガンの前で演奏され、第2部からなステージで演奏された。 

オルガニストの吉田さんは出ずっぱりの演奏で、大変であったと思うが、ソロのオルガン演奏でオルガンの美しい響きを堪能させてもらった。

 トランペットとパイプオルガンのコラボは初めてなので興味深深であった。オルガンとトランペットが非常によく合うものだということを知った。パイプオルガンも金属的な響きをもつので合うのだろうと思った。

 世界的トランペットの名手とパイプオルガンの名演奏が何と休憩も含めてだが2時間30分もあったのでこれも驚きであった。

 会場の観客は、子ども、ヤングから高齢者まで幅広い層が来ていて、偏りのない層の厚さに感心した。

 とても素晴らしい演奏会で、芸術の秋にふさわしい夜であった。

 

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コメント

こちらこそ素敵なコンサートを有難うございました。
 オルガンの秋、次回は、10月24日(日)15時30分から、オルガンソロがありますね。演奏者は、トーマス・マイヤー=フィービッヒさんですね。
 場所は、「カソリック五反城教会」、地下鉄東山線、岩塚駅下車。

ららさま、
コンサートにお越し頂いただけではなく、このような記事まで書いていただけ、とても光栄です。ありがとうございました!
また、これからオルガンの秋も続きます。もし宜しければ、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ〜。ヽ(´▽`)/

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