菅首相は自信を持って国民のための政治を進めてほしい
注目の民主党代表選挙は、菅首相が小沢氏に圧勝した。国会議員のポイントは接戦であったが、国民の感覚に近いサポーターのポイントは、80%余りが菅首相支持で国民の気持ちを代弁するものであったと言える。
永田町の国会議員様は、小沢氏を支持したものも多かったが、鳩山氏のように所謂、”恩義”を感じての義理人情を優先させた結果であろう。国民の常識からはかけな離れてれていることがはっきりとした。
私は、このblogで小沢氏の立候補そのものに疑問を呈してきたが、国民の大多数が同じ気持ちであることがわかって嬉しい。
小沢氏が代表選挙に蛮勇を振るって立候補したことは、結果としてよかったと思う。何故なら、彼の立候補によって、民主党の中の考え方が一様ではないことがはっきりとしただけではなく、論戦を通じてその違いがある程度明確になったことである。
小沢氏は、今後一兵卒として、民主党政権の中で協力すると述べたが、その言葉を裏切らないことを期待したい。マスコミは、早くも小沢氏が民主党を離れて、政界の再編と称して新たな動きをするだろうと予測しているからだ。
小沢氏が民主党政権を実現した上で大きな役割を果たしたことは私も認める。民主党政権はまだ始まって1年たっただけでこれからである。代表選に破れたからと言って軽率に民主党をおさらばすることは避けて欲しい。
菅首相が、小沢氏をどのように処遇するかは、今のところ不明であるが、民主党の一員として、その言葉の通り、民主党政権のために尽力して欲しい。
菅首相は、どのレベルでも支持を得て当選したのであるから、自信を持って政権の運営に当たって欲しい。国会議員全員で政治主導をすると言ったが、それは大事なことである。小沢氏のように一人の剛腕での政治主導ではなく、民主党としての政治主導を実現してもらいたい。
小沢氏は、財源は50兆円あると公言し、そのうち30兆円は今すぐにでも使えるとも言った。もし、その言に偽りがないのなら、民主党としてそれを掘り出すべきであり、そのために協力をすべきである。
民主党は、これから菅首相を中心としてどのような政治を進めるのか国民が注視している。問題は山積している。普天間問題、日米の関係、日中関係、為替や雇用を含む日本経済の問題、国民の生活の問題・・・・・。ねじれ国会の中で大変だと思うが、これからは党利党略を議論するのではなく、日本国民や日本の将来を見据えた真摯な議論をして貰いたい。
菅首相は自信を持って政治をして欲しい。
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