2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 議員歳費日割り先送りに怒りを覚える | トップページ | 子どもの頃の消夏法 »

2010年8月 2日 (月)

痛ましい子どもの放置致死

 大阪で若い母親が、自分の子どもをアパートに閉じ込めたまま放置して死なせた事件はなんとも痛ましい事件である。子供は僅か3歳の姉と1歳の弟であった。

 近くの住民が、子供たちが「ママ、ママ」と呼んでいるのを不審に思い児童相談所に連絡したが児童相談所も警察も立ち入った調査をしなかったので悲劇が起きた。

 おりしも厚生労働省の発表によると、昨年の児童虐待は44600件だという。その数は年々少しずつ増加しているという。

 子育てが嫌だからと言って、幼い自分の子どもに食事を与えないとか暴力をふるうとかといった、人間とも思えない残忍な虐待が後を絶たない。

 猫でも犬でも野生の動物でも、子育ての放棄や虐待は聞いたことがない。動物園に買われている動物の中に子育ての放棄がたまにあると聞くだけだ。

 自分の時間が欲しいとか、子どもの泣き声がうるさいとか、理由はさまざまだがそういうことを平気で言って子どもを虐待する心理が理解できない。

 今度の事件の場合、2人の子供たちがどのようにして死んで行ったのかを想像するだけでもたまらない気持ちになる。生きている間、子供たちは、ひたすら母親を信じて、頼って、戻ってくるのを待っていたに違いない。いったい何週間生きていたのかわからないが、水も食べ物もなく次第に衰弱していったことであろう。

 3月頃から母親が出て行ったらしいから4ヶ月もの間母親はどんな気持ちでいたのだろう。おそらく平静ではいられないと思うのだが・・・・。

 自分の子どもに暴力を加えて死なせたり、放置して死なせたり、いずれも許せない残虐さである。裁判になると、前例からは、おそらく懲役8年ぐらいということになるのであろうが、それでは決して償えない罪であると思う。

 厚生労働省や自治体や文部科学省などは、増える児童虐待について真剣に対処すべきである。何が原因なのか、人間がどう変わってきたのか、社会や政治がどう関わっているのか、など多角的に考えるべきであると思う。

« 議員歳費日割り先送りに怒りを覚える | トップページ | 子どもの頃の消夏法 »

社会問題」カテゴリの記事

コメント

BLOGには自分の子どものことを可愛がって書いていたというのに・・・・。突然blogをやめて子どもを放置したようです。児童相談所の対応も残念でなりません。

本当にこの事件は痛ましいです。幼い子供がワンルームの密閉された中でどんなに母親を待ち焦がれ食べ物と水やジュース・アイスクリームを欲しがっていたことでしょう。4万件以上の児童虐待が全国で発覚しているのですか?悲しい事実ですね。どんなに望んでも子供に恵まれない人も多いのに・・・と思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 痛ましい子どもの放置致死:

« 議員歳費日割り先送りに怒りを覚える | トップページ | 子どもの頃の消夏法 »