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2010年8月27日 (金)

小沢前幹事長の立候補

 結局、権力争いか。民主党代表選挙に前幹事長の小沢氏が立候補するというニュースを聞いて先ず思ったことだ。

 驚いたのは、前首相の鳩山氏の態度である。小沢氏を民主党に入れたのは自分の一存だから、大義から言っても小沢氏を支持すると述べたことだ。

 これまでは、鳩山氏は一貫して菅首相を支持して行くと述べていたのでその豹変振りには驚かざるを得ない。先日、軽井沢に小沢氏な160名の議員を招いて研修会なるものを開き、挙党一致をぶち上げたのは、今から思えば小沢氏立候補に向けての大義名分つくりのためであったということだ。

 政治家の言葉は、まともに信じて聞いていたらとんでもないことになる。そう言えば鳩山氏は、選挙の時には、沖縄に滑走路を作らせないと言っておきながら、辺野古に建設をすることを打ち出した。彼の言は軽く、ころころと前言を翻して平気である。こんな人は政治家を辞めてもらいたいが、彼は確か政治家を辞めると言っていたはずなのにいつの間にか居座っている。やはり、信用できないお坊ちゃまなのだ。

 ところで、民主党の代表選を巡って、25日の中日新聞一面トップで、小沢氏不出馬と言っていた。また、サンデーモーニングでは、毎日新聞記者の岸井氏が同じく小沢氏は出ないと予測していた。しかし、26日になって、小沢氏は自ら出馬を宣言した。鳩山氏の支持も得て、これならいけると踏んだのであろうか。

 しかし、国民は金銭疑惑をそのままにして幹事長を辞任してたった3ヶ月で禊がすみましたとは認めないであろう。菅首相は、首相になって3ヶ月である。もちろん過去には同じ民主党の羽田元首相のように3ヶ月首相もいなかったわけではない。毎年9月に代表選挙を行いその度に政治が滞る弊害を、以前に指摘したが、いい加減ししてもらいたい。

 小沢氏の座右の銘は「百術は一誠に如かず」だそうだ。常に誠を持って事に処して来たと言っているが、本当にそうなのか?小沢氏は、「えらく嫌われているが、会ったことも、話したこともない人から、何だかんだと言われるのは心外だ」と言ったという。

 国民の眼から見ると、小沢氏が辣腕と言われることに危惧の念を持っている。豪腕、辣腕というのは力ずくだということだ。国民に見えないところでゴソゴソとやる闇の力のことを言うのだろうと思う。

 政治は透明でなければならない。これからの政治は透明性(Transparency)が大事である。自由党時代の政党交付金の行くへにも週刊誌から疑問を提起されていたが、小沢氏の行くところ自民党的金の疑惑が付き纏う。

 菅首相は、小沢氏に会いたいと言ったが結局取り合ってもらえなかったという。挙党体制と言いながら、会うことを拒否する方が身勝手だ。挙党体制というからには、もし、小沢氏が代表になったら、当然そうすべきである。.

 以前にも指摘したように、小沢氏は意外にも肝っ玉が小さいのだ、狭量の人である。だから気に入らないと疎外してしまい、気に入った者だけ可愛がるのだろう。新人議員はその辺のことが分かっていないから小沢氏の影に怯えているのだ。

 それにしても、自民党は懲り懲りだが、民主党にも愛想が尽きる。

 

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コメント

 辞任後たった3ヶ月で復帰をめざすのなら、何のための辞任かと言いたいです。金銭疑惑をきちんとしなくてよくも図々しく出てくるものだと思いますが、党員も党員です。愛想がつきますね。

ちょっと期待を持たせた民主党でしたが、コロコロと変わりがっかりです。その上党内の権力闘争では開いた口がふさがりません。いずれも元自民党が主力ですし、元社会党もぶざまです。
 国民がしっかりしなければと思いますが、どこも同じで、混沌ですね。

小沢氏が立候補するなら完全に疑惑を払拭してたつべきで、疑惑を抱えて一国の首相の座に着こうとするのは、国民を愚弄しているとしか思えないのです。

 鳩山、小沢のダブル退陣の時から、私は次の民主党の代表選には必ず小沢氏が出て来ると思っていました。民主党を牛耳って行けるのは小沢氏しかいないからです。
 首相選では民主党が結束すれば小沢首相が誕生しますが、総選挙になれば民主党は惨敗になるでしょう。
 国民は金の問題で起訴相当の人を首相にして免罪することを許しません。
 また、自民党同様、またはそれ以上に民主主義を踏みにじる国会運営も、国民は放置しないでしょう。
 いずれにしても、政治を放たらかしておいて政権にしがみつく民主党、定見を持たず、ころころとその場その場を切り抜けようとする民主党を国民はよく見ていると思います。
 今、日本の進路が問われています。しかし、国民も定見を持っていません。戦後の自民党の教育政策の下で育った世代が、日本の進路を決めていくには荷が重い課題のようです。
 残念な事です。

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