民主党党内グループの研修会って何のこと?
マスコミによると、前首相の鳩山氏のグループが軽井沢で研修会なるものを開いて、民主党国会議員の1/3に相当する160名もの議員が集まったという。
小沢前幹事長も参加したというので、マスコミは大騒ぎをしている。しかし、研修会の内容についてはどこも報じていないので、何が研修されたのかは不明である。
鳩山氏は、「今こそ私心を捨て、挙党一致の態勢をどう作り上げていくか、大きな未来切り開いていく活動の原点に立ち返ることが何より大切だ。」と挨拶で述べたという。(朝日新聞)
「私心を捨て、挙党一致の態勢」を文字通りに受け止めれば、今、大事なことは、代わったばかりの菅首相を守り立てて国民のための政治をやることに他ならないはずだ。
ところが、周りでは小沢氏に出馬を求める動きが活発になってきているという。幹事長を辞めて3ヶ月そこらで、もう代表に復帰させようというのだ。小沢氏は、何も発言していないが、党内の動静を探っているのだという。
小沢氏は、挨拶で、「お互いに力を合わせて一生懸命頑張り、国民の期待に応えるようやりましょう。」と呼びかけたそうだ。
これだけではいったい何を言いたいのかわからない。「お互いに力を合わせて」というのは、「私を支持してくれる人たちが力を合わせて代表に推して下さい。」と示唆したのかも知れない。
この研修会の報道からは、挙党一致で菅政権を盛りたて民主党の政治をやっていこうという空気は読めない。
私は、菅政権がよいか悪いかはこの3ヶ月を見ただけでは分からないと思うのだ。3ヶ月でころころと首相を変えることは、かつて自民党の首相が短命で代わることを批判した民主党がやるべきではない。
菅政権を盛りたてて挙党で民主党らしい政治を進め、未来の希望をもてるような日本を目指すことが大事だと思う。
小沢氏や氏を推す人たちは、権力闘争だけをやるのではなく、真剣に国民のための政治を目指してもらいたい。
研修会というのは、民主党が目指す国民のための、未来の日本を切り開く政治ををどう作っていくかを勉強しあったのではないのか?もし、代表選挙に向けての腹の探りあいであったのなら、民主党には国民は失望するであろう。
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