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2010年7月10日 (土)

ドイツの結果を100%当てたタコのパウル君

 このblogのカテゴリーに「面白い話題」というのがあるが、なかなかそれに見合う話題が見つからない。ところが、今回見つかった。ちょっと古くなるが、FIFAワールドカップの南アフリカ大会で、ドイツチームの結果を全て予想して当てたタコのパウル君のことだ。

 ドイツ戦のたびにテレビでパウル君の予想を取り上げていたので自然に興味を持ってみるようになった。

 タコに予想をさせるというオーバーハウゼン水族館の企画はシャレていて面白い。当たってもタコ、外れてもタコのことだから愛嬌がある。予選リーグでの対オーストラリア戦の勝利、対セルビア戦の負け、対ガーナ戦の勝利、決勝トーナメントでは、対イングランド戦の勝利、対アルゼンチン戦の勝利、と予想が当たった。対イングランドやアルゼンチンの時には、ドイツの人たちは当たることを期待したに違いない。

 対スペイン戦の予想はドイツの負けでドイツ国民はがっかりしたようであった。だから外れることを願ったのだろうが、またもや当たってしまった。

 日本チームも出発のときの操縦士を縁起がよい操縦士の飛行機で行ったり、各地の神社で必勝の祈りがされた。日本が対戦したカメルーンにいたっては、祈祷師を帯同して来ていたと言われる。このときは、南アフリカの祈祷師の予言が当たり日本が勝った。

 おそらくどこの国のチームでも、それぞれのやり方で験をかついだり、占いをしたりしたに違いない。しかし、当たるも八卦、当たらぬも八卦である。

 その中で秀逸なのが、タコに占わせたことだと私は思った。日本にも昔からヤマガラに占わせるのがあって、子どものころ祭りのときなどに見たものである。日本もそういうのを使ってみると面白かったかもしれない。

 明日は、投票日だが、9日の朝日新聞によると民主党は過半数を取れないと書いてあった。パウル君に占わせたらどういう結果になるだろうと思った。

 それはそれとして、対スペイン戦の負けが当たったのでドイツでは不満たらたらで、パウル君に八つ当たりをしている人がいるようだが、何とも大人気ない。これはあくまでも遊びなのだ。何ともシャレのわからない人たちだ。「パエリアにしろ。」などと言った人にきっとパウル君は「8本の足で首に巻きついて息の根を止めてやるぞ。」と言うに違いない。

 野球賭博をした人たちよ、パウル君の占いが当たるか当たらないかを賭けたらよかったと思うよ。せいぜい1万円ぐらいでね。それならこんな大事にならなくてシャレのめせたと思うのだが。

 ちなみに、パウル君の最終予想は、スペインの優勝、ドイツの3位だという。参考までに、シンガポールのインコは、オランダの優勝を占ったとか。

 決勝戦は、12日(月)午前2時から、教育テレビだそうだ。

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