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2010年6月 7日 (月)

言いえて妙「家業議員」←河村名古屋市長の発言から

 週刊朝日6月4日号が、名古屋の河村市長について大きく取り上げた。題して「名古屋から日本を元気に!!」である。

 河村市長は、就任から休んだのはたった1日だけだという。その間、いろいろな場所や会合などにこまめに出かけ超多忙であるらしい。歴代市長と比べて市民と触れある時間がダントツに多いそうだ。

 知人の河村応援団の一人、Yさんは、「河村市長は大変気さくで身近に感じる。」とぞっこんである。

 市長は、公用車をレンタルの軽自動車にしたそうだし、出張も新幹線普通席で行くのだという。昨年4月に市長に就任するや、給与を2700万円から800万円に引き下げ、退職金4220万円も廃止にした。

 前市長の松原氏が2期の退職金をまるまる貰って財産を作ったのとは大違いである。

 公約として掲げたのは、「市民税の10%削減」と「地域委員会の設置」であるが、「市民税の10%恒久的削減」は議会の反対で1年限定になってしまった。また、「地域委員会の設置」もまだ1部で試されているだけである。これについては、私も理解ができないであるから、もっと説明をすべきである。

 市議会議員の定数削減と給与を800万円にすることについても議会から猛反対を食っている。それに関連して、河村市長が、議員の職が「家業」と化していると言ったが、これは言いえて妙であると思った。自民党の国会議員の大半が二世、三世、四世であることは誰でも知っている。小泉元首相も次男を議員にして家業を安泰にした。

 議員の職がいろいろとうまみがあるから、子どもにそれを継がせるのだと指摘している。そして、家業となっているというのだ。

 市会議員は給与の他に1630万円の年収、月50万円の政務調査費、会議に出ると1日1万円の費用弁償、それなのに年にたった80日出ればよいのだという。1日29万円という計算になる。普通の勤め人は、1ヶ月で29万円もらえる人はいい方だ。介護職員などは、月収16万程度と言われている。

 国会議員になると、更に高額の収入があり、新幹線グリーン席、飛行機など無料である。議員宿舎も只同然である。

 河村市長がいう、おいしい職業であることは間違いない。

 河村市長はまず自分から実行しているところが偉い。それについてパフォーマンスだと悪口を言う議員が多いそうだが、議員は自らを省みて言うべきである。

 

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コメント

週刊誌や新聞など面白おかしく騒ぎ立てるので、私たちは冷静に見る必要がありますね。そして悪いことは悪いと言いたいと思います。

何を決めるにも、数を増やさないと どうしょうもないって事を河村市長が、私たちに見せて教えてくれました。これが民主主義だって事が分かりました。小沢さんが必死に訴えても、マスコミもメディアも国民に聞く耳を持たせないように、がなり続けました。今、自分たちの事(ワイロ)を隠そうとして、相撲界の事を喚いてますね。このあと、どうするつもりなのかな~~??

議員はうまみのあるしごとだから、自分の子どもなどに継がせようとして「家業」になってしまっているという指摘は、河村市長が議員も経験しよく知っているからこそ言えたのだと思います。

議員の仕事はボランテァでは出来ないと思います。選挙の時に300万円供託金を出して当選しなければ返納されないそうで命がけで選挙期間を走り回って、当選すればうまい話も色々有るでしょうがその話にのって議員生命を断ち切ってしまった人もあるし・・・家業でも一から議員になった人も後継者を育てていくのは大変なことでしょうね。

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