FIFAウォールドカップが始まった
FIFAワールドカップが、南アフリカで始まった。アフリカ大陸では最初のワールドカップだ。アフリカには57カ国あると聞くが、これまでワールドカップが開催されてないのが不思議なくらいだ。やはり、経済力が低く紛争が絶えなかったからであろう。
南アフリカの反アパルトヘイトの象徴のマンデラ元大統領が投獄されていたとき、監獄の中で他の政治囚たちが当局と交渉してサッカーをすることを認めさせた。そのとき、マンデラ氏はサッカーが人の心をつなぐ働きがあることを知ったのだという。
そのマンデラ氏は、ひ孫の不慮の死により、予定されていた開会式には来場できなかった。そこで音声のメッセージが届けられた。
サンデーモーニングのコメンテーター、中西氏が言っていたが、ラグビーと違ってサッカーは貧困層のスポーツだということだ。確かにそうで、アフリカの貧困な地域でも子どもたちがサッカーを楽しんでいる風景をテレビで見たことがある。また、ブラジルのサッカーの神様ペレは子どものころ、布で作ったボールを蹴っていたと言われる。
日本やアメリカは野球がメインのスポーツだが、近年はサッカーも人気のスポーツとなってきた。今回、ワールドカップに出場したので、サッカーファンはたまらないであろう。
日本は、目標としては、ベストフォー入りを掲げているが、素人目には次のステージに行く2チームに入るのも難しそうだ。すべては緒戦のカメルーン戦にかかっている。
南アフリカの伝統的な占い師に占ってもらったら、決勝トーナメントまで行くという結果が出たらしい。その通りになるといいのだが。前にも書いたように、サッカーファンはあちこちで神社にお参りして神頼みをしたり、縁起かつぎのものを飲食したりしている。神様は果たして願いをきいてくださるのかどうか。
南アフリカは、現在ワールドカップに沸いている。ブブゼラを吹き鳴らして大騒ぎのようだ。しかし、一方で失業率が43%もあるといわれ、殺人が1日平均50件も起きているという。スポーツ記者が襲われたり、車が破壊されたりしている。恐ろしく治安が悪いようである。テレビの映像によるとワールドカップなど関係ないという貧困層が写っていた。
ワールドカップが、BRISCに次ぐ経済発展を期待されるVISTAの一つ、南アフリカの 発展につながればよいのだが・・・・。いずれにしてもお祭りは始まったばかりである。
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