お上りさん、東京へ行く―巣鴨・とげぬき地蔵―
神楽坂を見物した後、妻が巣鴨に行きたいというので山手線に乗って巣鴨に行った。巣鴨は刺抜き地蔵で有名で商店街も活性化していると聞いていたので私も興味があった。
巣鴨の駅を出ると、ケーナでコンドルは飛んでいくの演奏する音が聞こえてきた。音の方に行くと2人のペルー人が演奏をしていた。なかなか上手なので暫く聴いた。それから信号を渡って巣鴨商店街方向に向かった。
マクドナルドの店があったので、そこに入った。婿がマクドナルドのコーヒー券を持っているので1杯50円で飲めるということであった。店内は、なんとほとんど高齢者で、こんなところまで高齢者がいるのかと感心した。
マクドナルドを出ると商店街のゲートが見えその先が商店街になっていた。歩いている人は殆ど高齢者で、杖をついている人や腰が曲がった人などもいた。商店街に入ると、人が多くてぶつかりそうであった。天気がよいので人出も多いのだろうと思いながら歩いた。
商店街は500mぐらいあるようで遥か先まで続いていた。両側の店は殆どが高齢者対象で、豆大福などの和菓子店、老婦人用の服を売る店、乾物店、履物店、何故か100円ショップもいくつかあった。
路の中央にはところどころに椅子とテーブルが置いてあり、一休みしている人たちがいた。妻は衣料店に入って好みの衣服を探した。
商店街入り口から1/3ほど歩いたところにお寺があり、そこが有名な刺抜き地蔵のあるところであった。境内の隅に祠があってそこに刺抜き地蔵が安置されているらしかった。その前には長い行列ができていた。妻が並ぶと言ったので娘がついて並んだ。私は興味がないので、婿と商店街を見て歩くことにした。
30分余りたって妻たちが来た。地蔵は、以前はたわしで磨いていたのだが、磨り減ったので新しく黒い地蔵に変わったそうだ。そして地蔵をぬぐう小さなタオルを1枚100円で買うのだそうだ。商魂逞しいのにあきれた。刺抜き地蔵さまさまである。妻はそれでも、「ピンピンコロリができるかも・・・・」と言っていた。
商店街には、店の中全てが真っ赤な衣料を売る「赤パンツ」という店があった。店の前で赤い端切れを「幸福のおすそわけ」と、配っていた。
道路の真ん中で、蓮鶴を教えているおじさんがいたので暫く話をした。桑名の蓮鶴とはちょっと違う創作の折り方だと言った。
健康まんじゅうというふかしパンを売っている店があったので買って食べた。
商店街の終わり近くには最後の和菓子店があった。豆大福を買いたいと思ったがその店は豆大福が嫌いなので普通の大福を作っていると言った。大福は駅前の店で100円で売っていた他は、どこでも1個120円であった。その店の大福をホテルに帰ってから食べたらおいしかった。
商店街を端まで歩くと、東京で只一つ残っている市内電車の庚神前駅に出た。そこから大塚まで電車に乗った。そして次の目的地秋葉原へ向かった。
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