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2010年5月19日 (水)

どうして黒い服が流行っているのだろうか?

 先日の、英語会話のクラスで、Yさんが「黒い服を着た若い人が多い」ということを話題として喋った。

 私も同じことを感じていたので、やはり他の人もそう感じているのだと思った。黒い服を着ているのは若いサラリーマンだけではない。年配の勤め人も黒い服を着ている人が殆どだ。この間夜の九時ごろ地下鉄に乗ったら、ほとんどがサラリーマンであったが、見事に黒服であった。帰りに一杯をやった人たちも黒服であった。

 地下鉄に乗ったときや、街を歩いているときに、気をつけて観察をすると、男性だけでなく、女性も黒服であることが分かる。セールスレディと思われる人も黒い服を着ている。

 以前は、黒い服といえば喪服か式服ぐらいであった。いつも黒服を着ている人は○○組の組員ぐらいでトレードマークになっていた。

 それが昨今は誰も彼も黒服を着ている。黒服がいけないという訳でではない。みんなが揃いも揃って黒服なのでおかしいと感じるのである。

 英会話では、Kさんが、黒服が流行るのは経済が落ち込んでいるからだと言った。このところ続いている不況で暗い色が好まれるのであろうか。それとも黒服は安く作れ安く売られているのであろうか。

 黒には、シックとか落ち着きを感じさせることもある。インターネットで調べてみたら、私と同じように黒服への疑問を投げかけている人がいた。黒服は「人の格をあげる」が「秘密を隠す」と書いてあるのもあった。礼服に黒が用いられるのは、「格を上げる」作用だろうし、葬式に黒服を着るのは、「目立たないように隠す」作用があるからであろう。

 私は礼服以外は一着も黒服を持っていない。黒いズボンも先日マジックのために一つ買ったのが初めてである。

 右へ倣えでなくて、もっと自由にいろいろなカラーの服を楽しんだらいいと思うのは私だけであろうか?

Photo

ときめく黒い服 自分でつくる甘美なシルエット S~LLサイズの実物大型紙つき

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コメント

フォーマルウェアには、一定のデザインがありますが、おっしゃるように、儀式や改まった席で黒を着る意味が薄れますね。日常と非日常を区別した先人の知恵を守りたいものです。

私が黒い服で浮かんでくるのは、ナチスの親衛隊の制服、映画の中で出て来ると威圧を感じます。
車から洋服まで総て黒の暴力団、暴力とアウトローの象徴の様に感じます。
しかし、最高のお洒落は黒だと言われます。
葬儀や、あらたまった儀式に便利ですが、日常に黒い洋服を着れば、儀式に黒を着る意味が無くなります。
非日常性と日常性を分ける意義が無くなるように思うのですが。

黒服に着慣れておくという新説ですね。なるほど!でも、みながみな着慣れる訳でもないと思いますが。とに角黒服の勤め人が多いです。

黒い服は確かに品格を感じますね。余り黒い服ばかりですと自分の気持ちも落ち込みそうになる時があります。しかしお葬式には黒ばかりのときに若い方が黒でバシッと決めてくると見ていても気持ちのいいものです。不景気のせいも有るのですが、普段思い切ったスタイルを楽しんでいる人々は、例えばジーンズをはいてびりびりにひざのところを破いてまでして、それがお洒落なんだ!と言っている若者も祖父・祖母・父母もみえるでしょう。其の方々のお葬式にも出なくてはならないし、結婚式にも出なくてはならないことでしょう。其の時にすぐ着ていかれるように着慣れている意味を感じます。老婆心でしょうか?体験から申し上げました。

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