お上りさん、東京へ行く―井の頭公園・吉祥寺―
井の頭公園の一角にスタジオジブリの施設があったが、そこは見なかった。バスを降り、信号を渡るとそこが井の頭公園であった。入ったところから右の方に芝生が広がっているのが見えた。
井の頭公園は、大学生の頃、東京に行った友人がいいところだと言っていたので、一度行きたいと思っていたが果たせていなかった。木立がずっと続き、武蔵野の雰囲気が残っているようであった。木が多いので日差しは直接当たらず気持ち
よく歩くことができた。細い谷のような流れがあり、玉川用水の源流だという。
散策の人たちがそこここに歩いていた。西洋人のグループも来ていた。暫く歩いて池が見えるところに来た。ほとりでは自転車に紙芝居を積んだ人が昔懐かしい「黄金バット」の紙芝居を熱演していた。
池には噴水があり、風情のある池であったが、橋を渡って行くと、自転車でこぐスワンが池一面に動いていた。ぶつかりそうなくらいであった。
渡り終わったところで、ギターやハーモニカなどの楽器を一人であやつって演奏をしている人がいた。TVでは見たことがあるが実物は初めて見た。
その辺りからは、ART何とかという、市の許可を得て自分の手作りのものを並べて売ることができる イベントが行われていた。たたみ1畳ほどのスペースに、自分が描いた絵葉書とか、キーホルダーとか、手芸とか、陶器とかさまざまなものを並べて売っていた。それが何百メートルも続くので驚いたが、よいアイデアだと思った。見て歩くだけでも楽しかった。
歩いていくと、今度は、アメリカ人で楽器を演奏する人形を抱えて、人形が演奏しているように見えるパフォーマンスをしている人がいた。パーカッションや弦楽器などを巧みに演奏するのだ。そのCDを売るのが目的のようであった。
井の頭公園の後吉祥寺へ行った。吉祥寺も人がたくさん出ていた。商店街の売り出しもやっていた。ハーモニカ横丁を通ったが、幅1mちょっとの狭い通路の両側に店があった。地震がきたらどうするのかとちょっとこわかったが、面白かった。
小さな店で100mぐらいの行列ができている店が2軒隣り合っているところがあった。1軒は「小ざさ」といい小ぶりの最中を売っていた。もう1軒はコロッケ屋であった。並ぶのも大変なので写真だけ撮った。
商店街は、巣鴨商店街のように長いものであった。こちらは若者が多く店もさまざまな店が並んでいた。途中に婿が大好きなカエルグッズの専門店もあった。婿の勧めで挽き売りのコーヒー店でコーヒーを飲もうと入ったが狭い店内は満員なので諦めた。
向かい側にお茶の店があり、片隅で日本茶を飲めるようにしてあったのでそこに入った。ごちゃごちゃとした店で数卓のテーブルがあり、日本茶を飲ませるのだ。メニューを見たらどれも550円以上であったので驚いた。水出し煎茶を注文した。2個で500円のたい焼きがあったのでお茶請けにそれも注文した。
たい焼きは普通のたい焼きの半分ぐらいの大きさでそれなのに1個につき250円なのだ。食べたら皮はパリッとしていたが250円には首をひねった。
商店街を歩いた後、まだ夕食には時間が早かったが、婿が行列の焼き鳥屋があると言ったのでそこに行くことにした。なるほど店の前には行列ができていた。1階と2階があり、私たちは1階に並び婿は2階に並んだ。1階の店は外から丸見えで広い店内は客が満員であった。
2階の方が早いというので2階に上がった。広い座敷に座卓が並べてあった。片隅に座って焼き鳥やもつなどを注文した。ビールは大瓶が500円と安かった。焼き鳥屋なのに小さな子供連れが何組か入っていた。井の頭公園に行った帰りなのだろうと思った。サラリーマンらしい男のグループは当然として、若い女性だけのグループもいた。安くて味がよくて、幅広い客層があることが繁盛の要因だとわかった。
帰りに行列の店に行ったら、最中の店の方は行列が短くなっていたので並んだ。10個で500円であった。
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