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2010年4月13日 (火)

文章を書けない大学生

 2,3日前のNHKテレビで、大学生の文章力の低下について取り上げていた。見るともなしに見ていたので、定かに記憶している訳ではないが、その大学では、まともな文章を書けるように特訓をしてしているというのだ。単に言葉を知らないだけでなく、自分たちの間で通用する話し言葉を割り込ませて書く傾向もあるようだ。

 それが厳しい入学試験を勝ち抜いてきたはずの国立大学なので驚いた。

 そういえば、もうかなり以前のことになるが、大学で小学校の算数を教えているところもあると報じていたのを思い出した。高等学校や大学に行って小学校の算数のような基礎的なこともできないというのは信じられなかった。

 それがここにきて、国語力、作文力も幼稚だというのだからいったいどうなっているのかと首を傾げたくなる。

 日本では、戦前から一部の心ある教師は、作文教育を研究して、指導してきた歴史がある。その成果は戦後も引き継がれ発展させられている。私なども現職の頃はそういう研究会に出かけたり、書籍で学んで指導をしたものだ。

 日本語の特徴として、小学校に入り、最初の2ヶ月ほどで、平仮名を学習すると、作文が書けるようになる。しかし、いきなり文章を書けと言っても簡単には書けない。前段階として、お話をさせるのだ。朝の会の10分ほどの時間を使って、最初は三つの文で話をするように言う。例えば、

 「きのう○○ちゃんと遊びました。放課後鉄棒をしました。前回りを何回もやったので手が痛くなりました。」

 3文で話すことに慣れてくると、5文で話すようにする。その内に更に長い文でも話せるようになる。

 夏休みには、絵日記が宿題になるから、それまでに簡単な作文を書けるように指導をする。「順序よく思い出して、思い出したとおりに書く」ようにさせる。教師は子供が書いて持ってきたものにさっと眼を通して、質問をしたり、赤ペンを入れたりして指導をするのだ。分からないところは、質問をして分かるように書くようにさせる。そのうちに子供「詳しく書く」ことを身につけて行く。

 1年近く経つと、1年生でも驚くような作文ができるようになる。

 もちろん、文章力は、作文だけでは不十分である。読書の習慣をつけたり、国語の読解力の指導も大事である。更に、聞く力、会話力、話し合い力も育てなければならない。読み取ったことをもとに音声で表現する力も付けたい。

 つまり、総合的な国語の学習を通して、総合的な国語力を培うことが大切なのだ。受験勉強をして試験問題を解く力はついても、どこかに欠陥があるからいびつな国語力になっているのであろう。

 コメンターターは、「今の学生は携帯のmailで短いメッセージで済ませているから文章を書く力が付かないのだ。」と言っていたが、それもあるかもしれないが、それはごく一部のことでしかない。きちんと体系だって総合的な国語の力をつける教育を受けていないからだと思う。

 問題をたくさん解いて、要領よく答えを見つけたり、早くやる力を磨いても本当の国語力にはならないのだ。国立大学に入っても、作文、算数ができないいびつな育ち方が受験勉強の欠陥をはからずも証明したことにはならなであろうか。

 

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