山陽・萩・津和野旅行―③―厳島神社・錦帯橋
第二日は、夜中に目が覚めて暫く眠れず、寝直しをしたので6時5分に起床した。顔を洗ったり荷物のまとめなどをして、6時45分に23階の展望食堂に行ったら、すでに満席であった。もっと早く来るべきであったと後悔をした。
朝はバイキングであった。パンとご飯から選べるようになっていた。私はご飯をメインに選んだ。展望はいい場所だが、あいにく霙が降っていた。和食のところに豆腐やだいこおろしや卵焼きなどは無くなっていた。後でコーヒーを取りに行ったときにも無くなっていた。ヨーグルトも無かった。たった15分の違いで無くなるのはちょっとひどいと思った。
出発が8時だと思っていたら、7時50分に電話があり、7時50分出発だと言った。急いでバスに行くと、みんなが揃っていた。添乗員から「昨日、出発時刻を変更したでしょう。」と言われた。恥ずかしかった。5分遅れて55分にホテルを出発した。
宮島に向かう道路は大変な渋滞であった。3車線の道路が車で身動きが取れないくらいであった。高速道路までに1時間以上かかった。広島市内はマツダの地元だけあって自動車が多いのだろうと思った。ところが後で分かったのだが、雪と出勤時間とに加えて交通事故があったようであった。運が悪かったのだ。
港に着くと、丁度フェリーが出る時刻であった。船室に入り一番前の席に座ったら、動き出してみると最後尾の席であった。
厳島までは約10分でフェリーはとても静かに動いていた。桟橋を出ると、案内の鳥居屋のユニホームを着たおばさんが待っていた。すぐに霙の中を傘をさして歩いた。私の傘は、悪天候を予想していなかったので、おまけに貰った小さな折り畳み傘であったが、無いよりはましであった。
海岸に大鳥居が見え、左手の丘の上には五重塔が見えていた。鳥居などの写真を撮りながらついて行った。
厳島神社は満潮時には水の上になるそうだが、この日は干潮の時刻で干上がっていた。
赤い回廊を回って見たが、霙が降って寒いのでみんなは記念写真は要らないと言った。平清盛が建てたというが世界遺産になったし、観光地としては今に役立っている。
早々に切り上げて、土産物の鳥居屋に入った。「お茶ともみじ饅頭が用意してあります。」と言った。もみじ饅頭は半分に切ったのが2種類あった。店内にもみじ饅頭を作る器械があり動いていた。お茶を飲んでから土産物を見て回った。試食品があるのでそれをつまんだ。妻は何やら買っていた。
帰りのフェリーは、本当の先頭に座席を取った。でも天気が悪いので視界はよくなかった。バスに乗る前にトイレを済ませて置くようにと添乗員が強調した。11時45分にバスが動き出して、次の目的地の岩国に向かった。
岩国へは国道を通った。雪で高速道路が部分的に閉鎖されたのでやむなく国道を走ったのだ。暫くの間は、反対車線が凄く渋滞していた。ところが、その内にこちら側の渋滞が始まった。
錦帯橋の川原にバスを停めて昼食のレンストランに入った。二階から目の前に錦帯橋が見えていた。岩国名物の押し寿司とうどんであった。量は少なく、岩国寿司もガイドの説明ほどの味ではなかった。上に岩国の薄く切ったレンコンが1枚載っていた。
昼食後錦帯橋を渡るのだが、添乗員が雪で足元が悪いのでやめたい人は申し出るように言った。私たちはせっかく来たのだから渡ることにした。渡橋料は一人300円だが団体割引で250円であった。アーチ型の橋は見た目には美しいが渡るとなると晴天の日はともかく雨天やまして雪の日は大変である。錦帯橋の辺りはとても静かなところで橋が景色の中心になっていた。
霙のべた雪が橋の上に積もっているし傘をさしているので、びくびくしながら橋の欄干の傍をゆっくりと気をつけて歩いた。のぼりはよいのだが、くだりが危険であった。何度もつるっと滑った。真ん中辺で、後ろを歩いていた同じツアーの女性が滑って転げ落ちた。幸い怪我はなかったようだ。対岸の山の上に岩国城が見えていた。
何とか渡りきると公園があった。その傍に100種類のソフトクリームを売る「むさし」という店があったが、寒いので買わなかった。帰りも気をつけながら歩いた。何とか滑らずに往復できてほっとした。
岩国を出ても高速道路は熊毛I.Cまで閉鎖されたままであった。国道9号線だったと思うが、渋滞というより停滞であった。一時間かかってもまだ岩国市内であった。途中の山道で小便を我慢できない人が何人かあって、バスから降りて反対側にある店にトイレを借りに行ったが、バスは止まったり、動いたりしながら前に進んだ。でも、遅いのでトイレに行った人たちが追いついてまたバスに乗ることができた。
分岐点を過ぎると、走り出したので、途中のコンビニの前に停めてトイレを借りた。添乗員が、「何か一つでいいから買ってあげて下さい。」と言った。私はガムを買って、妻は水やお菓子をかってトイレを借りた。そこからは遅れているので秋芳洞までノンストップで行くと言った。コンビにのトイレを借りたバスは3台目だったそうだ。添乗員が近くのガソリンスタンドでもトイレを頼んだら、かんかんに怒って断られたそうだ。
15時40分に出発をした。16時にやっと熊毛I.Cにのった。添乗員が携帯で連絡を取り、秋芳洞は17時半までに行けば中に入れてくれることになった。果たして行けるかどうか心配であった。
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コメント
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日本のガソリンスタンドはトイレの設備は従業員用に作られているようです。あの日はバスが何台も利用したので怒ってしまったのでしょう。
投稿: らら | 2010年3月19日 (金) 08時08分
タイののトイレはどこでも有料ですが、ガソリンスタンドだけはタダです。旅行者にトイレを使わせるのがガソリンスタンドの設置条件で、日本でも同じはずだが、という話を聞いた事があります。
ガソリンスタンドには、大概コンビにがあります。だんだん大型化して、コンビにだけではなく、食事をしたりみやげ物を売ったり、最近は専用の浴室(トイレ並みの個室)のあるガソリンスタンドも出て来ています。もちろん無料です。
投稿: Ninja | 2010年3月19日 (金) 07時47分