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2010年2月 7日 (日)

TRADE SCHOOL IN NEW YORK

 5日朝のNHKニュースの時間に、ニューヨークのトレード・スクールについて有働さんが現地ルポをしていた。

 地下の一室のような狭いところに黒板が壁にあって、その前に講師が立って授業をしている。生徒も立ったまま聞いている。

 授業が終わると、生徒たちは、思い思いの品物を先生に渡す。リンゴであったり、ワインであったり、Tシャツであったりとさまざまだ。

 最初、ハイチの地震を救済するためのチャリティかと思っていたが、そうではなく、物が授業料なのであった。

 インターネットで調べるとどんな講義をどんな先生が行うのかという予定表が見られる。その中から自分が受けたい授業を選んで受けるのだが、面白いのは、授業料として先生が希望の品物を幾つか列挙してあることだ。だから、生徒が勝手に品物を持って来て自分が要らないものを受け取る心配はない。

 講師は、金でなくて物で授業料をもらってやることを喜んでいるようであった。金が介在しないので生徒と講師の間が友達のような感じになるのもよいと言っていた。授業後逆に生徒が得意なblogのやり方を教えてもらっている様子が映された。先生が生徒に何か物を渡したのかどうかはわからなかったが・・・。

 このやり方をトレード・スクールと呼んでいるそうで、現在ニューヨークに1箇所だけだそうだが、大変好評なので、他にも増やす計画があるとか。

 思いもよらないことを思いつく人があるものだと感心して見た。こういう仕組みを日本にも持ち込んだら案外いけるのではないかと思ったことだ。

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