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2010年2月25日 (木)

「葬式は、要らない」―⑥―戒名のランクと金額

 「葬式は、要らない」(島田裕巳著)によると、戒名には位がある。戒名の付け方や戒名料は宗派によって違いがある。以下のランクは島田氏の調べ。(P>87)

 最高位は、男性が、女性は、大居士の部分が清大姉となる。

 次が、○○院殿□□大居士、大姉。

 次が、○○院□□居士、大姉。

 次が、□□居士、大姉。禅定門、禅定尼。

 最下位が信士、信女。

 下記の戒名料は、古谷式典株式会社調べ

  

各宗派の御布施一例(単位:万円)
宗派
信士・信女
居士・大姉
院信士・院信女
院居士・院大姉
真言宗
30~50 50~70 80~ 100~
浄土宗
30~40 50~60 70~  
臨済宗
30~50 50~80    100~
曹洞宗
  50~70   100~

日蓮宗

    30~50 100~
浄土真宗 
釋○○
20~
○院釋○
50~
   

 母の場合は、曹洞宗で信女であったが、寺は読経料込みで請求して来たという。弟の話では105万円で領収書はくれなかったそうだ。上記の表には信士、信女の欄は記入がないからいい加減なのであろう。

 戒名料が高くなったのは、日本経済がバブルを迎える過程で生じたのだという。次第に世間体を気にして見栄を張るようになり、高額化したのだ。1969年には、信士、信女は16000円以上だったそうだから、物凄い高騰である。

 死んでまで位があり、それが位牌や墓石上に残されるというのは仏教の精神から言えばおかしな話である。仮に極楽浄土があるとして、戒名の位によって行く所が差別されているのであろうか?我々が知る限り、そんな極楽浄土はないはずだ。死んだら現世とは全く関係がないのだ。現世では金持ち、貧乏人、職業上の地位、社会的地位など人によりさまざまなのはどうしようもないが、死んでしまえばみな同じである。

 それに対して位階をつけて差別しようというのは釈迦の教えに背く行為である。だから葬式仏教と言われるのだ。

 昨日書いたように、戒名が欲しければ、山田風太郎のように堂々と○○院□□□大居士と名乗ればよいのだ。院殿だって院だってつけられる。しかし、私は本名がよいし、本名で十分である。

 それなら高い戒名料を払う必要もない。私の場合、臨在宗だがこのままなら信士である。上の表からみると30万円から50万円となっている。それだけあれば海外旅行を楽しめる。その方が現世の極楽である。母のように、旅行にも行かず、粗食をして、倹約の上葬式代を貯めることなどしようとは思わない。

 たった数文字に対して院殿ならば100万円以上500万円だってあるというから、島田氏ではないが、一字当たりの金額はベラボウである。

 そういう非常識がいつまでもまかり通るとは思えない。

―つづく―

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