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2010年2月 9日 (火)

トヨタ・バッシング

 トヨタは、ついにプリウスもリコールの対象とする決定をした。アメリカのマスコミが連日トヨタ問題を大々的に報道しているそうなので、それに屈したのかもしれない。

 日本のマスコミの論調によると、トヨタの対応が遅過ぎたという批判があるようだ。もっと早く社長が出てきて、きちんとした対応策を発表すべきであったということだ。

 サンデーモーニングで、毎日新聞の岸井氏が、面白いことを紹介していた。かつてアメリカで日本車叩きが起こった時に、当時のトヨタの幹部が、「絶対に世界一になってはいけないのだ。」と言ったという話である。

 しかし、その後2008年に、トヨタは売り上げで世界一になった。そして、今回1000万台にも上る大量のリコール問題を引き起こした。

 GMやフォードなどは、このときとばかりにディスカウントセールで追い上げを始めた。8日のテレビ東京によると、CMの社長は極めて強気であった。GMも今や品質では負けていないと述べた。

 アメリカ政府も援護射撃をしているし、マスコミは世論を焚き付けている。しかし、同じテレビ東京で、アメリカの自動車関係者が、「フォードだって同じアクセルの欠陥問題を起こしているが、アメリカのマスコミはそれについては殆ど報道していない。」と指摘していた。この際徹底的にトヨタを叩こうという姿勢が見え見えだとも言っていた。自動車はアメリカのシンボルだから、なんとしても自国の自動車産業を回復させたいと必死なのだ。

 結局は、岸井氏が言っていたように、トヨタには慢心が生じていたのであろう。品質と先端を行く技術で信用を築きながら、行け行けどんどんになっていたのかも知れない。

 三日天下という言葉があるが、トヨタの場合まさにその通りであった。先のアメリカの関係者が、「今は売ることより、売った車にきちんと対処することが大事だ。」と言っていたがその通りだと思う。

 その点で、プリウスのリコールはよかったと思うのだ。なにしろトヨタの内部留保は13兆円という巨額なものだという。傘下の会社の社長が、「影響は微々たるもの」と言ったのもうそではないと思われる。

 再び世界のトヨタの信用を取り戻してもらいたい。但し、労働者も大事にしてという条件を付けておきたい。

 

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