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« 生姜で体を温めることにしたが | トップページ | 「葬式は、要らない」を読んで考えた―②―葬式の始まり »

2010年2月20日 (土)

「葬式は、要らない」を読んで葬式について考えさせられた

 新聞広告で、「葬式は、要らない」(島田裕巳著、幻冬新書)という本をみて書店に買いに行った。題名に惹かれたのだ。葬式は誰が何のためにするのか、死者を弔うにはどうするのが一番よいのか、そうしたことについて考えるヒントをくれると思って買うことにしたのだ。

 私は、かねて日本の葬式仏教について疑問をもっていた。それについては、「私の仏教観」で書いた。 まだ全部を読み終わってはいないが、いろいろと参考になる興味深いことが書いてあり、さすがは学者だと思ったことである。

 著者は、第一章の冒頭で次のようにいう。

「葬式は贅沢であるー―これが、本書の基本的な考え方であり、メッセージである。

 贅沢とは何か。それは、必要の限度を超えて、金銭や物などを惜しみなく消費することである。

 葬式が贅沢であるなら、それは本当は必要のないものではないか。議論は最終的に、『葬式無用論』に行き着くはずだ。」

 いったい葬式の費用はどのようにして決まるのか。支払うものから検討すると、

①お寺への費用→僧侶へのお経料、戒名料、僧侶もてなし費用。

②葬儀社へ費用→祭壇、供花、霊柩車、人件費。

③会葬者への費用→接待費、会葬お礼や香典返し等。

 私の母の場合、①がトータルで105万円前後、②が100万円前後、③が60万円ほどだったと思う。(私がやっていないので正確なことはわからない)

 島田氏が書いているところによると、2007年の「第8回葬儀についてのアンケート調査」(財団法人日本消費者協会)では、全国平均231万円だという。私の母の場合は平均より上であったといえる。

 世界から見ると、アメリカが45万円、イギリスが12万円、ドイツ20万円、韓国37万円ていどだという。

 日本の葬儀費用はダントツに高いのだ。しかも、島田氏によると、日本の葬儀費用は昔より高くなっているという。1995年は215万円であったそうだ。(それでも高いが)丁度、父が亡くなった頃だが、戒名料も今より少し安かった。

 母は、大変質素な生活をして父の年金から葬式費用を貯金していた。旅行には行かず、着る物は有り合わせで、食べ物も粗末なものを食べていた。私たちがもっと金を使ってやりたいことをやればいいのにといくら言っても、今のままで十分だと頑固であった。

 母が高額な葬儀費用を貯めたのには訳がある、一つは子供たちに迷惑をかけないという親心であったが、他には世間体があった。世間並みの葬式をして欲しいといういわば見栄のようなものである。だから自分の葬式費用をコツコツと貯めたのだ。それは凄いと思う。

 私たちは、母の遺志を尊重して、希望通りの葬儀を営んだ。お寺から莫大な金を請求されても黙って支払ったのだ。

 それにしても日本の葬儀は金喰らいである。葬式という急場の出来事と世間体という日本人の弱さにつけこんで、寺も葬儀屋も平気で荒稼ぎを企むのだ。

 それに乗っかる方が悪いといえばそれまでだが、人の不幸につけ込む根性の嫌らしさは最低である。それが宗教の名において行われることにことの重大さがある。

 島田氏は、葬式は、贅沢であると言ったが、その通りで、この辺りで葬式について考えることが大事だと思う。本当にあんなに高い戒名料やお経料が必要なのか、祭壇が必要なのか、お返しが必要なのか、会葬が必要なのか・・・・。

 ―つづく―

 stock photo : View inside funeral home with couches and chairs

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コメント

私は、犬ネコなどの生き物は飼ったことがありません。死別が嫌だからです。八事に火葬場があり、目方で料金が決まるのは初めて知りました。

昨日15年飼っていた牡犬の愛犬が今98歳の義母もじゅんと言う名前をつけて世話したり散歩には私も付き添って毎日義母の歩くのが遅いので私が待って!という言葉を教えて義母の来るまで待って一緒に歩きましたが3年ほどしたら義母は心不全と認知症で入院しましたので私がずっと先日まで家の周りをして気晴らしやら癒していてくれました。しかし犬も心不全で義母より先に逝きました。夫と二人で八事の動物焼場で5KGまでは
1100円でした。本当に15年間癒してくれました我が家の愛犬の思い出に今は浸っております。

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