くだらないAVATER―3D効果もイマイチ
3D映画のAVATERが評判と聞いて、見に行くことにした。映画館によって3D効果が異なると聞いたので、あらかじめインターネットで調べた。それによると、IMAXの映画館がいいようだということがわかった。
AVATERは、4種類のバージョンが上映されているようだ。通常版、3D吹き替え版、3D字幕版、IMAX版である。普通の3D方式より、IMAXの方がより臨場感が味わえるということであった。
IMAXの映画館は、名古屋では、笹島にある109CINEMAである。それでそこに決めた。午前中は、吹き替え版で午後から字幕版が上映される。
IMAXの3Dも眼鏡をかけて見るのだ。左は普通に見え、右は白黒のような感じに見える。
上映が始まった。画面は実際の画面より大きく見えるのがIMAXの特徴だという。3Dは確かに3Dだが、期待したほどでもなくがっかりした。ずっと以前に万博などで見た3Dの方がずっと立体効果があった。画面からこちらに向かって飛び出してくる感じがあった。だが、AVATERはスクリーンの中だけであった。
AVATERとは分身という意味だそうだ。地球から6年もかかる遠くの星、バビロンには地球の基地があり、そこでは地球人と原地人のナヴィとをDNAで合成して原地人そっくりな個体を造っている。地球人がカプセルに入り眠ると、合成された原地人とのリンクが始まり活動を始めるのだ。
地球から送られる筈であった双子の兄が急死したので、代わりに海兵隊の弟がバビロンに送られる。
その男とリンクできる合成体のナヴィが原地人の女性と知り合い、やがて原地人の部族に認知される。そして恋に陥る。
それを知った地球基地の司令官たちは激怒してナヴィの大事な魂の木を攻撃し原地人を壊滅しようとする。
原地人は自然を大事にし、自然と交流し、自然の神の加護を信じている。彼らは、弓矢と槍しか使わない。それに対して、地球軍は超近代的なハイテクの武器や飛行機を持っている。
それらが死闘をつくし、最後は原地人が勝つというストーリーだ。
CGによって作られた画面は確かに素晴らしいが、ストーリーがナンセンスでリアリティが全くない。それに戦闘場面なども大活劇になっているが、ばかばかしいような拙劣なものである。
私が見に行ったとき、観客の殆どは若い人であったが、彼らはどう見たのであろうか。コンピューターゲーム世代だから面白いと思ったのだろう。
タイタニックを作ったジェームス・キャメロンが12年ぶりに作ったというが、CGテクニックを駆使してあるだけで、実にばかげた映画である。
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Emma You are so excited to see the Avatar. I should say it is crazy.
Do you remember the Christmas light we saw at a crazy spot? Daniel often said,"Crazy."
Anyway enjoy watching the film.
投稿: らら | 2010年1月25日 (月) 18時04分
I'm going to watch Avatar 3D at IMAX tomorrow at 11am! i'm so excited I cannot wait!
投稿: Emma | 2010年1月25日 (月) 16時37分
3Dは、以前、万博で見たときには凄いと感じましたが、AVATERでは感じませんでした。アニメならまた違った感じかも知れませんね。何よりも、AVATERのストーリーの非現実鎖にがっかりしました。今度はディズニのアニメでも見に行くかな?私はディズニーアニメは好きです。
投稿: らら | 2010年1月20日 (水) 17時20分
先日トヨタの5階のシアターに私もカール爺さんを観に行きましたが、3D映画の面白さをウオルトデズニーの可愛らしいキャラクターで手を伸ばすと捕まえれそうなところもあり面白かったです。アメリカ的で冒険物でしたが、子供の頃に戻れて何だかすがすがしい気持ちになれました。知らず知らずに老いを意識して過ごしている自分にこんな時代もあったのだ!と思いつつ家路に着きました。
投稿: 長谷部文子 | 2010年1月20日 (水) 16時19分