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2009年11月23日 (月)

朝日新聞「声」欄―戒名断り母は無宗教墓に―

 11月20日の朝日新聞「声」欄に、見出しのような投書が載った。一部を引用する。

「菩提寺が遠かったこともあって、別の寺の住職に通夜と葬儀を頼んだら、菩提寺から、戒名を授けて本葬儀をしないと母が浄土に行けないと言われた。戒名50万円、本葬儀60万円だが、両方で80万円にまけるというのだ。

 生前に仏の道に功徳をつんだ人間に、位の高い戒名を与えるというが、実際はお布施を払った後に授かることになる。それなら(戒名の)販売と言った方が分かりやすい。以前から高額で価格もあやふやな戒名に不信感を抱いていたので『要らない』と言ったら、『出て行け』と言われた。」

 それで無宗教で俗名の墓にしたのだという。

 普通なら110万円だが80万円にするといったのは、既に葬儀を済ませてあるからのことであろう。それにしても高額な請求である。お寺にしてみれば、ぜいぜい40分ほどお経を読んで戒名を書くだけではないか。坊主丸儲け。ベラボウというのはこういうことを言うのだ。

 菩提寺によって葬儀をしないと「浄土」に行けないというのもおかしい。「浄土」と言うのだから、多分浄土真宗系だと推察されるが、この宗派では死ねばみな「仏」になると言っているのだ。「善人なおもて往生す。況や悪人おや」と言っているではないか。葬式の形態など関係ないのだ。しかも、通夜も葬儀もやっているのだ。

 これは菩提寺が自分のところでやらないための腹いせである。こんなことを平気で言う坊主こそ似非坊主である。親鸞が聞いたら一喝するに違いない。親鸞を冒涜するも甚だしい。

 釈迦は自らの菩提を弔うことも要求しなかったし、死後の世界には触れなかった。墓など要らないと考えていたのである。

 この方が無宗教の墓を造られたのは立派である。それでいいのだ。

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宗教」カテゴリの記事

コメント

最近、戒名料や葬儀代への疑問から自分たちで葬式をする人が増えています。墓も自分たちでデザインしたものが使われます。納得がいかなければそれでいいのだと思います。
  

確かに戒名を断ると言う行為は勇気がいることとおもいまいますが、私は今の自分が存在するのは先祖あってのことだと思いますからお寺のやり方はそれぞれですが、納得したなら従いつつ次の世代に受け継いでもらいたいと思っています。

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