ぐらぐらしだした鳩山内閣
鳩山内閣が発足して2ヶ月。当初は次々と新しい施策を打ち出し期待を集めたが、予想通り最近はダッチロールをし始めたようだ。
その始まりは、亀井大臣が日本郵政会社社長に元大蔵事務次官の斉藤氏をあてたことであった。その後も副社長に旧大蔵省OBの坂氏をあて、人事院人事官に元厚生労働次官江利川氏を任命した。
かくして脱官僚の金看板は早くもメッキが剥がれ落ちてしまった。自民党内閣を攻撃していたときには官僚の任命に断固として反対していたのに、いざ立場が逆転すると「省庁の斡旋を受けず適材適所の再就職は天下りにはあたらない」と言い逃れをしている。朝日新聞にも、「民主党変節?」と書かれる始末だ。
更に鳩山内閣の国会での答弁が軽々と答弁を変えているという。代表質問への鳩山首相の答弁で「マニュフェストは4年における国民との公約。必ず実現する。」と明言した。この発言はTVニュースで放映されたから誰でも聴いたはずだ。
ところがたった5日後の衆議院予算委員会で、自民党議員から「マニュフェストなんかやめてしまいなさい。」と言われると、「国民がこんな契約要りませんよと判断するなら、その溝を埋める努力をしようじゃないか。選挙前に国民の意思を問うことができる。世論調査もデータの一つだ。」と、マニュフェスト修正の可能性を匂わせたという。
選挙では沖縄の普天間米軍基地は県外に移転すべきだと言っていたのに、大臣によって異なる意見が出され混乱している。それで沖縄県民は2万人余の集会を開いて抗議をした。
戦後60年以上もアメリカの基地が日本の国内各所にあり、とりわけ沖縄は基地の中の沖縄と言われている。普天間基地に隣接している小学校では航空機の爆音で授業ができない事態が頻繁に起きている。沖縄県民の長年の忍耐を思いやれば一日も早く米軍基地を一つでもなくして欲しいのは当然の要求である。
アメリカの言いなりにならずに、この機会に米軍基地問題を根本から見直すべきである。
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通りすがりさんへ
私は戦争を体験した世代の者です。もう年寄りで世の中のことはあまり知らないし、理論的にものをいう事もできません。
感想を書かせてもらいます。
憲法9条は戦争を体験したものが、その犠牲の上にかちえた宝です。
憲法9条を守って話し合いをすれば、必ず解決できます。「紛争は武力によらず話し合いでかいけつする。」というのが憲法9条です。
私は尖閣列島にいったことがないので、そこがどんなところかは知りません。人口の多い中国が尖閣列島を分捕って、人口の一部、百万人くらい移住させたいと考えているのかもしれません。けれどそんなことは不可能です。
日本国民は、戦後60余年間、軍事面のみならず、政治にも、経済にもアメリカのいうなりに耐えて来ました。すでに60年余も耐える訓練をしてきたのですから、仮にアメリカに代って中国や北朝鮮が日本を占拠しても、日本人は耐えていくでしょう。
憲法9条をないがしろにして来た人達は、そんなくだらない日本を維持して来ました。しかし、日本国民はそんなくだらない者ばかりではありません。憲法9条によって日本の安全と独立を取りもどそうとしている人も多くいます。その人達は、「戦争は殺人と破壊以外の何ものでもない」と考えています。
武力による戦争は国を滅ぼしますが、武力を使わない限り、国は滅びません。
戦後の日本を見ればよくわかります。アメリカに好きなように蹂躙されていても、――沖縄の人々は米軍の犠牲になっていますが、――昭和20年以後、大量破壊はいちどもこうむってはいません。
中国や北朝鮮が日本を滅茶苦茶に壊すと考えておられるのですか。日本が武力を増大して仕掛けない限り、その可能性は少ないのではないのですか。
武力を増強してきた日本の現状では、戦争の危険はまだ多くありますが、こんご憲法9条を厳格にまもるならば、その危険を避けることの出来る望みはあります。
これが私の感想です。
投稿: Ninja | 2009年11月15日 (日) 10時03分
騒音問題は確かに厄介です。
しかし、煩いからという理由で、基地を減らすのには反対です。
武器がなければ平和?
では、警察官の警棒やピストルも無いほうが良いですか?家にも鍵をかけずに生活しますか?
話し合えば誰とでも分かり合えるはずで、悪い人はいないのだから、必要ないですよね。鍵もピストルも警棒も。
今後、中国共産党は空母2隻を購入するそうです。既に核ミサイルも相当数保有しており、民主主義国ですらありません。
北朝鮮以上の脅威です。
台湾の領有権はかねてより主張しております。チベットやウイグルは、かつて独立国でしたが、中国共産党に占領され、虐殺は今日も続いています。
http://www.geocities.jp/my_souko/koba_01.htm
わが国に対しても、中国共産党は、尖閣諸島の領有権を主張し、原子力潜水艦を派遣し、沖ノ鳥島を岩だと主張しています。
彼らは何の為に、そんなことをするのでしょう?万一に備える必要はないのでしょうか?
それとも何が起きても話し合いで解決できるはずで、憲法9条が我々の安全を守ってくれるのでしょうか?
自衛隊海外派遣反対の社民党のピースボートはソマリア沖航行の際、護衛艦の搬送を依頼したそうです。なんか矛盾してませんか??
http://www.geocities.jp/my_souko/koba_01.htm
投稿: 通りすがり | 2009年11月14日 (土) 13時40分