楽しみは晩酌
若山牧水の「白玉の 歯に染みとおる 秋の夜の 酒は静かに 飲むべかりけり」ではないが、秋は酒がおいしい。特に清酒がいいと思う。
私は高級な酒、高い酒は飲まない。家計に響くからだ。成るべく安くてよさそうなのを探して飲んでいる。清酒にしても焼酎にしても今は種類が豊富に出回っているので探すのが楽しみである。
最近は「家飲み」といって自分の家で飲むのが流行っているらしい。不況のせいだろうと思う。私は、昔から「家のみ」である。外ではたまの付き合いのときにしか飲まない。
夕食のときに、安酒を手酌で飲むのが長年の習慣である。家で飲むときはほとんど飲みすぎをしない。心がけているからだ。だいたい1日に2合程度である。程度というのは400ccのときもあるからだ。
一年を2シーズンに分けて、4月から10月はビールもどきを飲む。昔はビールしかなかったからビールを飲んだが、最近は一番安い第3のビールである。これも種類が多くて選ぶのが楽しみである。
10月から4月頃までは酒のシーズンである。もちろん焼酎を飲むこともあるが。
酒も焼酎もビールもどきも、酔うために飲むのではなく、味わって飲む。ほろ酔いになるのは結果である。舌にのせた、あるいは喉を通る味わいを楽しむ。
晩酌のときは、おかずをたくさん食べる。夕食のおかずは酒と共になくなってしまう。だからご飯は漬物や大好きな自家製昆布の佃煮や味噌汁で食べる。
夕食がすんでしばらくするとほんわかとした気分になり、眠気を催す。勤めているころは、それでも仕事をしたものだが、退職後は仕事の必要がないので眠くなったら床に入る。その時が至福の時、極楽である。
横山大観は95歳だったかで死ぬまで酒を飲んだ。若山牧水は、酒に溺れて48歳かで亡くなった。私は、牧水よりは遥かに長く酒を飲んだことになるが、大観に比べるとまだ先が長い。果たしていつまで酒が飲めるのか?
酒は健康のバロメーターでもある。
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maronさんも、お酒を嗜まれるのですね。健康のためには一日日本酒なら1合までというのがほぼコンセンサスですが、私は物足りません。寿命を縮めているのかもしれませんが・・・。
投稿: らら | 2009年11月25日 (水) 13時16分
とても良いお酒ですね、私も1日に2合くらいは飲みます。お食事の時に飲む事もありますが、寝酒に飲む場合が多いです。
寝酒は良くないと言う人もありますが、この年まで健康に過ごしてきたのですから、酒は温めが良いと言いますが、寒い季節には少し熱燗で、焼酎は熱い湯で薄めてのみます。
酒は百薬の長と言いますが、2合くらいまではとても良い薬だと思います。
投稿: maron | 2009年11月25日 (水) 10時00分