J.Sバッハ 音楽の捧げもの&ソプラノカンタータ
11月26日(木)に、宗次ホールで開かれたランチタイム・コンサートを聴きに行った。「J.Sバッハ 音楽の捧げもの&ソプラノカンタータ集・抜粋」というコンサートである。
我が昭和男爵コーラスの指揮者の加藤佳代子先生がソプラノカンタータを歌われた。出演者は、他にはフラウト・トラベルソというリコーダーのようなフルート奏者の片岡博明さん、バロック・ヴァイオリンの荻野美和さん、ヴィオラ・ダ・ガンバの頼田麗さん、チェンバロの鈴木美香さんであった。
プログラムの第1部 「音楽の捧げもの」は、楽器の演奏で、チェンバロの鈴木さんがテーマのメロディを解説された。「3声のリチェルカーレ」、「王の主題による無限のカノン」、「反行カノン」、「螺旋カノン」、「トリオ・ソナタ第2楽章」の5曲で、みな小品で可愛い感じの曲や親しみやすい曲であった。
第2部は「ソプラノカンタータ集」で、加藤先生が1曲ごとに解説をされた。曲は「ああ、なんてコーヒーはおいしいんでしょう」「結婚カンタータより、レスタティヴォ、アリア」「いと高き神よ あなたの御恵みを」「すべては神とともにあり」の4曲であった。
コーヒーカンタータは、バッハがこんな曲も作ったのかと思った。当時カフェで盛んに歌われたそうだ。楽しい曲である。
最後の「すべては神とともにあり」は、2004年に偶然に発見された曲だそうだ。作品番号はRWV1127である。チェンバロの右手は自由に弾いていいのだそうで、こういう珍しい曲を紹介されたのはよかった。
加藤先生はにこやかに登場され、時々笑みを浮かべて歌われた。バッバの曲は先生の声にぴったりだと感じた。
このメンバーはみなさんがバロック音楽の愛好家だそうだ。演奏されたバッハの曲はいずれも聴きやすくて癒される響きをもっていた。ほぼ満席の客はみな昼のひと時をよい音楽に浸ることができた。
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