楽しかったワンデーコンベンションin中部
11月8日(日)に、金山の中京大学プルニエホールで第7回ワンデーコンベンションin中部が開かれた。
これは中部奇術連合会が主催するマジックの一大イベントである。私が見に行くのは今回が初めてであった。
午前九時半の開場であったが、8時半ごろには並んでいるとよいということだったので行ったら、既に100人ぐらい並んでいた。丁度同じクラブのSさんがいたのでほっとした。しばらく並んでいて、Oさんを見つけたので声をかけるともっと前の方にいるから代わりに並んでほしいということであった。
開場はほぼ定刻どおりであった。1階の中央辺りに席を確保できた。見たところ高齢者が多い感じであった。ロビーにはマジックのディーラーが店を連ねていた。
第1部はオープニングショウでドイツからはるばる来たユンゲユンゲが演じた。パントマイムを取り入れたコミカルなマジックを2人で演じた。新鮮さが感じられた。その次は、プロフェサーサコウで鳩だしやカードマジックなどを30分ほど演じたがさすがにプロの演技であった。
その後ランチタイムで、助六とペットボトルのお茶が配られた。3階の会議室が開放されていたのでそこで食べた。弁当込みというのはなかなかいいと思った。
第2部は11時半から始まった。参加者14名によるコンテストであった。コンテストに参加希望者が多くて4組に遠慮してもらったそうであった。
我が名古屋華マジカルグループからもSさんが出場した。日本の羽織袴の服装で和風の卵袋で卵のプロダクションを演じ、最後にひよこと雌鳥を出した。大変上手に演じていた。
若い家族が赤ちゃんや子どもも使ってのマジックを演じた。女の子の助手振りが微笑ましかった。
長野からは、小学生と中学生の兄弟が出場した。子どもとは思えない上手なマジックであった。
参加者は、みなそれぞれに熱演をして見ごたえがあった。賞をもらうとしたら大阪から来たカッコいい若者のカードマジック、京都から来た若者の鳩だしだと隣のHさんと審査員になったつもりで話しながら見た。最後に演じた獅子と竜のゾンビもいいと思ったが賞には入らなかった。ジャグリングとマジックを組み合わせた若者の演技も面白かったが、ジャグリングをどう評価するかだと思った。
審査員が審査をする時間にディーラーの店を見たが、殆どは取り出しに使う品が多かったようだ。
結局、グランプリは、赤いカードの学生で、第二位が京都の鳩だしをした青年、第三位がジャグリング・マジックの青年であった。
第3部はゲストマジシャンの演技であった。司会者は、アメリカから来たマジシャンで、英語と日本語で笑いを取る面白い司会ぶりであった。
ユンゲユンゲがゴムの円いCDのような形のものを使ってさまざまな人模様を演じた。日本では、早野凡平が演じているものに似ていた。
藤本明義のカードなどのマジックも手馴れたものであった。
司会のハンクライスの客を引っ張り出してのコミカルなカード・マジックは笑えた。
我がマジカルグループの講師である鈴木元さんのアヒルを使ったマジックは初めて見た。あの大きなアヒルを使っての取り出しや軽いフットステップで演じたアヒルに関係したマジック、「アヒルの元さん」と言われるだけあって素晴らしいののであった。最後は舞台いっぱいに孔雀を描いた布を広げてどきもを抜いた。
再度登場したプロフェサーサコウは、火を駆使したマジックでカードや鳩だしを演じた。さすがに見事なものであった。
ユンゲユンゲの3人が映像と実際の動きを組み合わせて演じるという映像のマジックが新鮮で面白かった。
DR,沢&ユミは、Dr.沢がコインや貝を使ったクロースアップマジックを見事な手さばきで演じた。特にガラスのグラスの砂の中から貝が現れたり、グラスを貫通して貝が中に入るのは不思議であった。奥さんのユミは、LDの赤い光のプロダクションが金魚に代わるという新しいマジックと万国旗の帽子からのプロダクションをたくみに演じた。
終了は5時。休憩があるとはいえ7時間の長いマジックショウであった。疲れたが見ごたえのあるショウであったと思う。
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