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2009年10月24日 (土)

精神科を文学でなく科学にせよ!

 以前に一度書いたように思うのだが、精神科の医者ほど楽なものはない。患者の訴えや様子を見て印象から診断を下すだけだ。だいたい精神病は治らないか長引くものと思われている。だからこれまでは、精神病棟に閉じ込めて、人権を奪ってきた。精神科病棟ではどんなに酷い看護をしても、相手が精神病だから患者の訴えなど通るはずもないなであった。

 通院の患者でも、適当に診断をしてそれらしい薬を与えておけば、命にかかわることはないし、仮に自殺したとしてもそれは本人の責任である。医者が医療事故の責任を問われることはないのだ。

 治らないというのが通念となっているから、薬を飲み続けることを勧める。精神病の薬は高価だから医者は儲かって笑いがとまらないだろう。

 それに対してうつ病など精神病の患者は増える一方である。職場や家庭など社会のストレスが増大しているからである。

 松沢大樹先生が画期的なMRIによる脳の画像診断法を確立したことは前に書いた。

 精神科の治療について、「心の病は脳の傷」の著者田辺氏は、次のように述べている。

「この方法の発見は非常に重要です。私はそれ以前の精神医学は『文学』だと思っています。従来の精神医学は科学的な証拠が少なく、本人の訴え中心の『文学』に近いものでした。科学とは誰が扱っても客観的に同じ結果が再現されることです。裁判で登場する精神鑑定が精神科医ごとに全く違う結果になるのは、本当は『科学』ではありません。松沢の断層法の画像が加わったことで、精神医学は初めて科学に変わることが出来ました。」(P.59)

  田辺氏が指摘するように、精神科医の主観による診断だから医者によって診断が異なることもあるのだ。文学とはいい比喩である。医学は科学でなければならない。精神病の診断が、松沢先生の断層法撮影によって「科学」となったのだ。

 ところが、精神医学界では、どうなっているかというと相変わらずの「文学」世界なのだ。その点について田辺氏は次のように述べている。

 「ところが、18年もの長い間、殆どの専門家がそれを知らなかったり、あるいは無視してきたのですから、医学・医療の世界には、私などには理解できない強烈な不思議があります。」(P.59)

 私に言わせれば、医者の怠慢もいいところだ。というより絶えず新しい方法を調べたり研究したりしない医者は堕落している。

 精神科でこの画期的な画像診断を取り入れれば脳の状態つまり病気の状態が一目瞭然だし、治療の状態も知ることができるのだ。売れっ子の香山リカ氏もおそらく知らないのであろう。

 名古屋には、岩波新書を書いた有名な先生や精神科医院や施設などを拡張している意欲的?な先生もいるが、どちらも画像診断はやっていない。旧態然とした主観でやっている。

 浮かばれないのは患者である。医者だけが儲かって、患者は社会復帰が出来ず生活にも困っている。

 この方法を取り入れるのに何も障害は無いはずだ。あるのは変なプライドだけだろう。

 精神科医よ、文学から科学に転換せよ!!

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心と体」カテゴリの記事

コメント

「心の病は脳の傷」によると、松沢大樹教授は画期的な脳の断層撮影法発明し、特許をとったのです。それによると、脳の欠損がはっきり確認できるのです。大事なことは、脳の欠損が薬と食事と運動によって修復できることです。精神科医師が画像を併用してきちんと治療をしてくれれば治る、或いは快方に向かうのです。脳には歳をとっても細胞をふやす力が備わっているのです。
 脳の細胞は生まれてからは減るばかりだと言ってノーベル賞を取った学者がいますが、それが誤りだったことが証明されているのですよ。

昨日と今日の脳に傷ができると認知症が発症するという先生の本は98歳になる義母からもそうではないかな?と思われます。10年間少しずつ症状が進むのを遅らせるように音楽療法や話しかけたり犬を飼って一緒に散歩したり努力して家に92歳ごろまで見ておりましたが、私の寝ているときに外に飛び出したり・留守にすると家の中を探し回り近所の家に訪ねて私を探しに行く状態がつずき結局夜昼分からない状態の人をこのまま見ていると交通事故を起こしたり、誘拐にも心配しました。脳にいったん傷ができると脳の中は隙間だらけになるのでしょうか?よく解らないことばかりです・・・脳の中のことは。

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