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2009年10月12日 (月)

ひろさちやの「50歳からの仏教入門」

 ひろさちやが著した「50歳からの仏教入門」(講談社)を図書館で借りてきて読んだ。例によって語りかける口調で書かれており、分かりやすい説明である。

 別の本によると、彼は何と500冊以上の本を書いているそうだ。尤も、彼の著作には随所に同じ例えが出てくるし、言いたいことも同じである。つまり、同工異曲である。どうしてそんなにもたくさんの本を書いたのであろうか。エコの観点からいえばもったいない気がする。

 彼は、南方に伝わった小乗仏教は考え方が狭いと言い、北方に伝わった大乗仏教がよいという。推察するに、大乗仏教の中でも、浄土真宗などの信奉する阿弥陀経が一番だと考えているようだ。

 彼はいつも現代の卑近な言葉で造語をして説明する。例えば、始めに「奴隷になるな」「自由人になれ」と仏教では教えていると書く。(p.13)奴隷とは身も心も他に支配された状況をいう。

 彼岸と此岸の説明では、巧みな比喩を用いて説明している。

 大きな川があるとして、川の手前が此岸(娑婆の世界)である。向こう側が彼岸(仏の国)である。仏教では、彼岸に渡れと教えていると言う。

 此岸は煩悩の世界、苦の世界であるから、そういうもののない彼岸(仏の国)に渡らねばならない。

 どのようにして渡るかというと、妻子も財宝も全てを捨てて裸になって自力で泳いで渡らねばならない。つまり、出家をして渡るのが小乗仏教であると説明する。だから渡れるのは出家だけなのだという。

 それに対して、大乗仏教では在家のみんなも救われる方法を考えた。それは此岸(娑婆)にいたままでよいという。それにはものの見方を変える必要があり、それを教えているのが大乗上仏教だという。大乗仏教の代表的な経典である「般若心経」は般若つまり仏の智慧で彼岸に渡れ(波羅密多)と教えている。

 ひろさちや独特の表現を拾うと、例えば、

 釈迦がいう「中道」とは「いい加減」であると説明し、「奴隷的いい加減」と「自由人的いい加減」に分けている。勿論「自由人的いい加減」が眼目である。自分の主体性を確立し、自分の責任にもとづいたいい加減であるという。

 目標・目的に捉われて死に物狂いになるな。現在を大切に生きよ。過去を追うな。とも言っている。

 他には、真言宗系、禅宗系、浄土宗系について解説をしている。

50歳からの仏教入門 (黄金の濡れ落葉講座)

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