皇室消滅はマッカーサーの陰謀?―サンデープロジェクトから―
8月30日のサンデープロジェクトは、総選挙当日で暇なためかどうか、皇室問題を取り上げていた。
コメンテーターは、皇室問題専門家の所教授と明治天皇の玄孫である元竹田宮子孫の竹田氏であった。
この日の論点の中心は、皇室の存続を図るためにはどうしたらよいのかとうことであったが、雅子様問題に大半の時間がとられ、核心に入ったのは終わり頃であた。
皇室の系図が示されて解説があったが、それによると三笠宮系統の子孫は全部女性で、現天皇の子孫も秋篠宮家に悠仁親王が誕生するまでは、全て女性であったのだ。
問題は、皇太子が天皇になったとき、皇太子には、悠仁親王がなられるが、その時点で男子の後継者がいなくなる恐れがあるというものであった。
そこで出てきたのが、「天皇家消滅はマッカーサーの陰謀」だという説である。何でもちくま新書からそういうことを書いた書籍が出版されたという。
マッカーサーと連合軍は、戦後の日本を混乱なく統治するには天皇制の維持が重要であると考えた。そしてそれは思惑通りにうまくいった。
明治時代以降西洋化し、富国強兵を進め、海外に軍を送って戦争への道を驀進する中で、天皇は神格化され、日本人の精神に天皇の存在が刻み込まれた。マッカーサーは、それを見抜いて戦争に負けたとはいえ、日本人の心から天皇の存在を直ちに消すことは難しいと考えたのだろう。そして、むしろ天皇を統治に使う方が得策であると考えたのだ。これは賢明であった。
問題は、そのとき、マッカーサーたちが、実は天皇制をなくしたいと冠が手いたことだ。その為に彼らは長い年月をかけて自然消滅する方法をとったのだというのである。
①天皇は男子に限る。
②養子をとってはいけない。
③女性は皇籍を離脱する。
と、皇室典範に定めたのだという。
まさに100年の深慮遠謀である。
私は、この考え方を初めて知ったが、もし、それが事実だとすると、マッカーサーや連合軍は凄い政治能力を持っていたことに感心する。
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