「オルガンの秋」コンサートの案内
オルガニストの吉田文さんが主催される「オルガンの秋」という素敵なコンサートの案内です。吉田さんのemailをコピーしておきます。
謹啓
秋涼の候、皆様ご清祥のこととお喜び申し上げます。
このたび、「名古屋オルガンの秋2009」を開催するはこびとなり
ましたことをご案内いたしたく、本書を送付させて頂きました。
今回は10月24日から11月29日にかけて
4回のコンサートをカトリック五反城教会で行ないます。オルガンと諸
編成のアンサンブルとの共演に重点を置き、オルガンの響きを新しい角
度から楽しんで頂ける事を願っております。パイプオルガンの演奏やパ
イプオルガンとの共演が体験できるワークショップ「みんなで弾こう、
パイプオルガン!」も昨年に引き続きロゴスセンターにて開催いたしま
す。どなたさまにでもパイプオルガンに触れていただける機会ですの
で、どうぞお気軽にお越し下さいませ。
12月12日にはカトリック五反城教会司祭館・信徒会館建築のため
のクリスマスチャリティーコンサートに協賛として参加いたします。
「名古屋オルガンの秋2009」の「番外編フィナーレ」ともなりま
す。
詳細は、下記のご案内をどうぞご参照ください。
又、10月26日(月)に東京カテドラルマリア大聖堂にて、
29日(木)には長崎浦上大聖堂にて「パイプオルガンとメゾソプラノに
よる聖母賛歌」を公演いたします。「名古屋オルガンの秋2009」
第一回コンサートの「聖母賛歌」と同プログラムです。東京、長崎方面
にお知り合いのいらっしゃる方、是非ご知人にもお知らせ頂けました
ら、大変有り難く存じます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
本年の「名古屋オルガンの秋」シーズンでも以前同様多くの方に、気軽
にパイプオルガンの魅力、音楽の楽しさ、教会音楽の心を知っていただ
きたく思っております。ご多用のところ大変恐縮ではございますが、皆
様お誘いあわせのうえ是非ご来臨下さいますよう、心よりお願いいたし
ます。
朝夕もめっきり冷え込むようになりました。くれぐれもご自愛ください
ませ。皆様の秋が実り深いものになるよう、お祈りいたしております。
謹白
「名古屋オルガンの秋実行委員会」代表 吉田文
10月24日(土)18:00 カトリック五反城教会
コンサート メゾソプラノ&オルガン 「聖母賛歌」
音を纏った祈りを歌うアグネス・エルケンス、彼女の声は純粋な祈りの
響きとして聴く人の心へと伝わります。10月は聖母マリアを記念
する月でもあります。聖母マリアへの祈りのひとときを、中世と現代、
和と洋の響きでお過ごしください。
J. S. バッハ 我が魂は主を崇め BWV 733
高田三郎 雅楽の旋法による聖母賛歌 (メゾ・ソプラノ・ソ
ロとオルガン版)
ビンゲンのヒルデガルト マリアの賛歌
アルフォンソ10世 聖母マリア頌歌集
Th.マイヤー=フィービッヒ グレゴリオ聖歌とオルガンの為のア
ヴェ・マリス・ステラ(めでたし、海の星)
メゾソプラノ:アグネス・エルケンス(ケルン) オルガン:吉田文
11月8日(日)15:30 カトリック五反城教会
コンサート チューバ&オルガン 「バッハ&クーツィール」
極めて稀なチューバとオルガンのコンビネーション、その深い響きは独
特の聴体験へ聴く人をいざないます。
バロックを代表する大バッハ(1685-1750)の作品、そして現代
吹奏楽の巨匠クーツィール(1911-2006 )のミラクルな音世界をお
楽しみください。
J. S. バッハ 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV 548 (Org. solo)
おお、人よ、汝の大いなる罪を嘆け BWV622 (Tuba&Org.)
J. クーツィール それは死という名の刈りびと "Es ist ein
Schnitter, der heisst Tod" (Tuba&Org.)
コンチェルティーノ op.77 (Tuba&Org.)他
チューバ:北畑 葉佑 オルガン:吉田文
11月15日(日) ロゴスセンター
ワークショップ みんなで弾こう、パイプオルガン!
南山大学内のロゴスセンターに設置してある小型のパイプオルガン
(1段鍵盤、ペダル、7ストップ)を弾いてみませんか?
触ってみるだけでもOK、ミニレッスンもOKです。オルガン
と一緒に演奏してみたい楽器や歌の持ち込みも大歓迎!(楽譜は各自お
持ちください。)8人程度の小グループで約50分のワーク
ショップを5回行います。詳しくは、裏面の申し込み方法をご覧
下さい。見学のみの参加は自由ですが、途中の入退場は不可能ですので
見学をご希望するグループの開始時間にお越し下さい。
11月22日(日)15:30 カトリック五反城教会
コンサート 女性合唱&オルガン「ミサ」
ミサ曲はカトリック典礼の為に作曲されます。今回はミサの音楽的な要
素を抜粋し、パイプオルガンソロ、そしてパイプオルガン伴奏の女声合
唱で再現します。ヨーロッパ各地ロマン派の作曲家の作品を集めた、心
に優しい、しかし聴きごたえのあるプログラムです。
J. ラインベルガー 女声合唱とオルガンのためのミサ ト短
調 op.187
Al. ギルマン 奉納唱
L. ヴィエルネ 拝領唱
M. レーガー テ・デウム
女声合唱:かの子会 指揮:加藤典子 オルガン伴奏:吉田文 オルガ
ンソロ:トーマス・マイヤー=フィービッヒ
11月29日(日)15:30 カトリック五反城教会
コンサート「アンネの日記」(初演)
今年はアンネ・フランクの生誕80周年です。ユダヤ人を弾圧する
ナチスの占領下、隠れ家という異常な環境の中で13歳から
15歳を過ごしたアンネの人間的な成長の描写、そして平和への願いを込
めて、Th. マイヤー=フィービッヒが「名古屋オルガンの秋」の
ために書き下ろしました。特に、アンネと同世代の小学校高学年から中
高生へ向けて書かれた作品ですが、「名古屋オルガンの秋」はこの新し
いパイプオルガンの世界を、世代を超えて体験をして欲しいと願ってい
ます。様々な舞台で活躍する児玉たまみの語るアンネも聞きどころです!
ナレーション:児玉たまみ オルガン:吉田文
主催:「名古屋オルガンの秋」実行委員会
協賛:オルガン工房ヴィリ・ペーター 株式会社日進衣料 サンメッセ
ブリティッシュアカデミー
協力:神言修道会 カトリック五反城教会 ロゴスセンター
お問合せ先:ルンデ (052)861-0162 mail@aya-yoshida.de
名古屋オルガンの秋ホームページ: http://organaki.exblog.jp
全コンサートとワークショップ「みんなで弾こう、パイプオルガン!」
は入場・参加無料。催し物後に今後の「オルガンの秋」実行のためのご
任意の寄金をお願い致します。
(裏面)
コンサートシリーズ「名古屋オルガンの秋」はカトリック五反城教会の
パイプオルガンが修復されたこと、そして、カトリック五反城教会を創
立した神言修道会の来日100周年を記念して2007年に始め
られました。
五反城教会には1978年にドイツ・ケルン市のペーター社によって
建築された30ストップの楽器が設置されています。日本にあるパ
イプオルガンの中でも歴史的な価値の非常に高い楽器だと言えるもので
しょう。当時の五反城教会司祭であったドイツ出身の神言会司祭ヨゼ
フ・トナイク神父はオルガンが設置された1978年に「名古屋オル
ガン友の会」を創立しました。以来、2001年に解散されるまで名
古屋オルガン友の会は数多くのコンサート、又はコンサートシリーズを
開催し、名古屋のオルガン文化の重要な担い手として活発な活動を続け
ていました。当時は中部地方でも希少なパイプオルガンのうちの一台で
あったこの楽器を使用し、マリー=クレール・アランをはじめとした世
界中から来日した名オルガニスト達がこぞってコンサートを行っていま
す。数年前よりこのオルガンは修復が必要な状態となっていましたが、
2007年9月から10月までの6週間をかけてペーター社
が修復・総クリーニング作業と再整音を行い、完成当時の状態へと復興
しました。
名古屋オルガンの秋実行委員会ではこの伝統を受け継ぎ、名古屋を中心
に多面的なパイプオルガンの楽しさ、素晴らしさ、教会音楽の心を継続
的に伝えていけるように活動をしたく考え、「名古屋オルガンの秋」を
催します。
なるべく多くの方にパイプオルガンという楽器の魅力に触れて頂きたい
という方針から、基本的に入場は無料としましたが、今後の継続的な活
動が可能となるよう皆様のご寄金のご協力を心よりお願いいたします。
演奏者プロフィール
アグネス エルケンス Agnes Erkens (Mezzo Soprano)
ケルン音楽大学教授のレナーテ・ペーターの元で声楽を学ぶ。アグネ
ス・エルケンスの芸術的活動は特にユダヤ教、キリスト教、イスラム教
に共通する精神的な根源を求め、音楽を通してその心を結びつけること
に原点が置かれている。従って従来のクラシック音楽のレパートリーの
他にも古来から現代までのユダヤ文化において伝えられた歌、そして古
ガリチア語/古ポルトガル語で歌われる頌歌の演奏を活動の中心として
いる。
ユダヤの歌を演奏するためにピアノ、クラリネットの楽器で結成された
アンサンブル「アグネス・エルケンス・アンサンブル」はドイツ各地、
イタリアにおいてのコンサート、展覧会、そしてホロコースト追悼記念
日等で絶賛を博しているが、2006年にはその功績、そして芸術的
な価値が認められ、西ドイツラジオ放送局、ユネスコ、ノルドライン
ウェストファーレン州各団体からcreole-ワールドミュージック
コンクールのノルドラインウェストファーレン州部門一位に指名された。
北畑 葉佑 (Tuba)
東京都武蔵野市出身。9歳よりチューバを始める。国立音楽大学卒業、
東京藝術大学大学院修士課程修了。チューバを稲川榮一、杉山淳の両氏
に師事。2002年、別府アルゲリッチ音楽祭、バイロイト国際青年芸
術祭に参加。2008年、オルガンの吉田文氏と初リサイタルを開催。
現在、東京ヒストリカルブラス、東京ブラスソサエティ、フィルハルモ
ニア多摩、ユーフォニアム・チューバカンパニーのメンバー。日本ワー
グナー協会会員。
加藤典子 (Conduction)
昭和53年度名古屋市芸術奨励賞受賞。平成5年度愛知県芸
術文化奨励文化賞受賞。
リサイタル活動のほか、多くのオペラ等に出演し好評を博している。
NHK FM、中京テレビなど 放送界においても活躍。ことに
13年間歌い続けたNHKラジオの幼児番組「ピッポ、ピッポ、ボン、ボ
ン」の “うたのおねえさん”としての経験から、音楽の底辺拡
大をライフワークとして、 小・中・高校への学校訪問演奏に、
またアマチュア合唱団の育成・指導にも力を注いでいる。
現在、名古屋二期会名誉会員、名古屋市文化振興事業団理事、愛知芸術
文化協会会員、 日本ポーランド友好協会会員。“コーロ・
アマービレ”“かの子会”指揮者。
かの子会 (Choir)
1979年に加藤典子氏を指揮者として創立された女声合唱団。以来ほぼ毎
年に行なわれる定期演奏会、そして合唱祭や諸演奏会への参加のほか、
レコーディングやテレビ、ラジオへの出演を通して活発な活動を続けて
いる。1989年のポーランド・PAGARTの招聘によるワルシャ
ワ・クラクフ公演をはじめ中国、フィンランド、リトアニアでもコン
サートを行ない、いずれも絶賛を博した。
トーマス・マイヤー=フィービッヒ (Organ)
ドイツ・デトモルト音楽大学作曲科、同大学院作曲課程科卒業。
1978年来日。現在は国立音楽大学及び大学院にて作曲科の教授として後
進の指導にあたる一方、自らパイプオルガン奏者としても日本とドイツ
を中心に活動。
児玉たまみ(Narration)
同志社大学文学部卒業後、夢みていた中学教師になったものの教室に
じっとしておられず、劇団へ。さらにじっとしておられず、歌の活動
へ。2008年9月よりパリ国立高等音楽院コンセルヴァトワー
ルにて研修。
愛知県芸術劇場における「愛のコンサート」シリーズを始め、ホテル
ディナーショウ、学校、地域や子どもたちのための読み聞かせやお芝居
を取り入れた独創的なステージ創りを追求している。劇団ひまわり名古
屋アクターズスクール、栄中日文化センター講師・ 愛知文教女子短期
大学非常勤講師。
吉田文 (Organ)
ドイツ・ケルン音楽大学カトリック教会音楽科、パイプオルガン科卒
業。ドイツ国家演奏家資格所得。パーダーボルン大聖堂オルガニスト常
時代理、ケルン南部司牧地区教会音楽家等を歴任。南山大学エクステン
ションカレッジ講師、「名古屋オルガンの秋」主宰。
ワークショップ申し込み要項
往復はがきに お名前、ご住所、電話番号、ご希望の時間帯(開
始時間 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00)をご記入の上、〒
468-0077名古屋市天白区八事山566プランドール八事山105
号 ルンデ「名古屋オルガンの秋」宛てにお送りください。
インターネットにても申し込みを受け付けています。詳細はオルガンの
秋ホームページ: http://organaki.exblog.jpをご覧下さい。
先着順に受付をいたします。
交通のご案内
ロゴスセンター
昭和区八雲町104
(052)833-3110
南山大学構内 カトリック五反城教会
中村区二瀬町27
(052)412-3456
地下鉄東山線「岩塚駅」2番出口より徒歩5分
地図 地図
お知らせ
「名古屋オルガンの秋」出張公演トル アグネス・エルケンス(Mezzo
Sop.)&吉田文(Org.) 「聖母賛歌」
東京
東京カテドラル聖マリア大聖堂
10月26日(月)19時
入場料2000円
チケットのお問い合わせ:ルンデ(052) 861-0162 チケッ
トぴあ
後援 カトリック東京大司教区 カトリック新聞社 神言修道
会 長崎
カトリック浦上教会浦上天主堂
10月29日(木)19時
入場無料
後援 カトリック新聞社 神言修道会
名古屋オルガンの秋presents
カトリック五反城教会司祭館・信徒会館建設のための楽しいクリスマス
チャリティーコンサート
吉田徳子&吉田文 (Organ)
12月12日(土)開演18:00 カトリック五反城教会 入場
料 1000円
主催:カトリック五反城教会 協賛:名古屋オルガンの秋
チケット販売・お問合せ先:カトリック五反城教会 Tel: 052-412-3456
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