上司はみんな無能?ピ-ターの法則?
勝間和代氏の「断る力」にこんなことが書いてあった。
「”上司というものは、あまり深く考えずに、あるいは考えられずに指示を出している”可能性が高いのです。企業の多くはそのような無能上司で埋められているのかもしれません。」
そして、ローレンス・j・ピーター・レイモンド・ハル 渡辺伸也訳、『ピーターの法則』 ダイヤモンド社を読むとよいと書いてある
「この本のエッセンスは大変シンプルで、要は私たちは無能のレベルに達するまで出世を続けるので、組織において多くの人は無能のレベルに達して出世が止まった人たちである。したがって、上司の大半は無能であり、組織はまだ無能レベルに達していない出世途中の人たちによってのみ、運営されているという考えかたです。」
有能とか無能とかをどのように見ているのかはこの本を読まなければわからないが、私は、出世を目指さなかったので、ある意味で快哉を叫びたい感じだ。
教育界では、校長先生になることが大体において頂点である。だから校長になるために多くの人はストレスある努力をし、学閥をつくって少しでも有利に事を運ぼうとする。
私は校長にはならなかったが、どうすれば校長になれるかは何となく理解できた。だから校長になるよりも、生涯平教員でいようと決めたのであった。
校長になる前に校務主任、教務主任、教頭とヒエラルキーがあって、将来を目指す人々は30歳前から頃からいろいろと道を探る。大きく言って官製研究会ルートと組合ルートがあった。
出世をする人間は何故無能になるのか?それは出世するための努力に金を使い、時間を使い、自分を捨てるからである。
その点で、教育界のいいところは、逆の道をとれば、ストレスも少なく、児童生徒のためになることに専念でき、自分を見失わずに進めることであった。
高級官僚を見るがよい。彼らは官僚である間は、自分たちの利益のために仕事をし、定年近くになれば、更に有利な収入を目指して天下りをし、次々に転職して退職金や給料を貪っている。だから自分たちに不利になるような改革には抵抗をしている。その意味では、有能なのだ。所詮は金の亡者でしかない。
私たち下っ端には、天下り先もなく、僅かな年金があるだけだが、それでも昨今の世界的経済恐慌の中では、年金があるだけでありがたいと感じている。私たちには、心の自由がある。
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