2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 血液検査、大腸ガン検査いずれも◎ | トップページ | 江戸時代の檀家制度に胡坐をかく仏教寺院 »

2009年8月13日 (木)

NHKの「兵士たちの証言」を見て

 8月は、ヒロシマ、ナガサキに原爆が落とされ、8月15日に終戦となり、忌まわしい戦争から解放された月である。

 8月が近づくと、NHKを始めマスコミは、かつての戦争に関連した番組や特集を作って流す。それは戦争をなくし平和を求める気持ちを持続するために大変有意義なことである。

 今年のNHK制作の「兵士たちの証言」シリーズは、かつて第二次世界大戦中にアジアの各地で戦った生き残りの兵士の証言を元に作られていて、非常に生々しい。

 奇跡的に生き残った人たちは、もう85歳から95歳になっている。中にはこれまで誰にも話さなかった戦争の体験をやっと話した人もいる。どの人も戦場での悲惨な体験が心の中の深い傷として残っているのだ。

 このシリーズで取り上げられたのは、レイテ島の陥落、戦艦武蔵の最期、中国雲南の拉孟戦線、特攻重爆撃機、フィリピン、インパール作戦、従軍看護婦などであった。

 いずれも、アメリカ、或いは連合軍などの猛攻撃にあって、部隊が壊滅的打撃を受け、生き延びた人も食糧がなくて、草を食べたり、虫などを食べたり、中にはやむを得ず人肉を食べるという状況であったという。

 そして、傷病兵は体にウジが湧いて死んで行き、ハゲタカなどの餌食になってしまったという。

 また、どうしようもない傷病兵は手りゅう弾を渡されて自爆したり、看護婦が死ぬ薬を注射して殺したりしたという。

 特攻航空機では、15歳の少年航空兵も死んでいる。しかし、兵士の大部分は20歳前後だから15歳も20歳も生きられるはずの人生から見るとほぼ同じ僅かな人生で死を余儀なくされたのだ。

 地上兵も戦艦武蔵の水兵も悲惨さにおいては特攻兵と同じであった。殆ど徒手空拳で敵に向かい死んでいったのだ。

 中国で敵に包囲されてどうしようもなくなった看護婦たちが、地上に仰向けに寝かせられ、その体の心臓を男の兵士が銃剣で順番に突き殺していったというのはぞっと身の毛のよだつような実話であった。

 それを語った女性は、1回目が急所をはずれたので2回突かれたがそれもまた急所をはずれたのだという。そしてたった一人生き残ってソ連軍の捕虜となったのだという。

 生と死を分けたものは何か。運命としかいいようがない。生き残った人たちは99%の死の中から生き残ったのだ。そして、90歳前後まで生き延びてきている。何という生命力の強さだろうと思う。

 私は、戦争の経験はあるが、戦争に行った兵士のような生と死の極限までの体験はこれまでにはしたことがない。

 戦争に行った人はもう90歳前後になってきている。戦後生まれも64歳なのだ。だからと言って戦争を風化させてはならないと思う。戦後64年間の平和な時間があったことを有難く思い2度と戦争を起こす側にたってはならない。

 兵士たちの貴重な証言を時々見て平和への誓いを新たにして欲しいものだ。

 http://f3.aaa.livedoor.jp/~hatuki/GSN.HTM

« 血液検査、大腸ガン検査いずれも◎ | トップページ | 江戸時代の檀家制度に胡坐をかく仏教寺院 »

戦争と平和」カテゴリの記事

コメント

 海軍400時間の証言は録画したまま、まだ見ていません。昨日は、沖縄の生き残りの人のテープを紹介していましたね。

 maronさんへ
 私のblogを補強するコメントを頂き、嬉しく思います。

ここ数年、NHKではいろいろな戦争の証言記録を集め放送している。
先日「海軍400時間の証言」という番組を放送していた。
太平洋戦争が、無謀な戦争であったということはよく指摘されることであるが、元海軍兵士たちの証言でもこのことが裏付けられた。
始めから勝ち目のない戦争のために多くの日本人、外国の人が亡くなった。この責任はどこにあるのだろうか。あの戦争を正当化しようとしている人たちはこの証言をどう聞くのだろう。

1932年5月15日の5.15事件が起こり、1935年天皇機関説が否定され天皇主権説が主流を占め、ドンドン軍部が台頭して軍部ファシズムに国民は引き込まれ泥沼の戦争に落ち込むことになったのだと思います。
一天万乗の君、民草、
海行かばみずく屍、山行かば草むす屍、大君のへにこそ死なめかえりみはせじ
など 戦争遂行のため天皇を利用したのだと思います。 昭和天皇は「天皇機関説は正しい」といっておられたようですから、兎に角、政治がしっかりしていなければ、シビリアンコントロールは出来ません。
主権は国民に、そして絶対に戦争をしてはならないと思います。その為には国民一人一人が政治に関心を持たねばならないと思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: NHKの「兵士たちの証言」を見て:

« 血液検査、大腸ガン検査いずれも◎ | トップページ | 江戸時代の檀家制度に胡坐をかく仏教寺院 »