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2009年7月26日 (日)

払った介護保険料が生かされることが大事なのに

 私の友人から来た手紙を紹介する。

 「私は、年間6万二千円余りの介護保険料を支払っています。しかし、今まで介護保険を利用することはありません。折角保険金を払っているのですから、必要になったときは利用したいと思っています。

 利用するためには、介護認定を受けなければんりません。ご存知のように、介護認定のグレードは7段階あります。その内訳は、軽い順番から重い順番へと記しますと、要支援1、要支援2、要介護1、2,3,4,5です。これを介護度と言います。

 この介護保険制度は2000年にスタートしました。そのうたい文句は、『介護の社会化』『安心』でした。患者を家庭でみるというのではなく、施設で介護・療養させるというのが趣旨です。ところがこれが実現できていうのでしょうか。

 介護認定を受けていながら、全く利用していない介護認定患者は2割、95万人(09年2月国民健康保険中央会議調べ)もいます。

 それはサービスを受けるには利用料の1割を負担しなければならないからです。例えば、要介護5とう最重度に認定されますと、サービス利用上限は、35万8300円です。その上限一杯の介護サービスを受けると1割負担で3万5000円の自己負担が要ります。

 国民年金だけが生活のよりどころの人は最高でも月7万円弱です。その中から3万5千円も取られたら生活は成り立たなくなります。ですから介護サービスを受けた打ても受けられない実態があります。

 介護保険料を払っていても利用しづらいと言うことは大きな不安です。老後の生活を安心して送るためには、まず第一に年金の1階だて部分で最低生活が送られるようにすべきです。

 私たちの年金組合ではそれを最低保証年金として8万円を要求する運動をしています。この最低保証年金制度と言う言葉が認知されてきました。民主党、共産党のマニフェストにも掲げられるようになってきました。」

 介護保険制度があっても収入によっては利用できないというのは不公平である。また、特別養護老人ホームの入居待ちが35万人もいるというのも政治の貧困のさせるものだ。

 今度の選挙ではこの点も考慮しなけらばならないと思う。

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