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2009年7月30日 (木)

「脳は出会いで育つ」から―②―料理の効用

 「脳は出会いで育つ」の51pで、小泉氏は次のように書いている。

「実際に私たちも光ポトグラフィでデータを取って確認しましたが、料理も、前頭葉を非常に活性化させるということがわかりました。」と。

 それは、「料理はいろいろなことを同時進行で考えなければいけないからだ」という。

 例えば、「シェフは、その典型で。いろいろなものを同時に作りながら、それぞれを食べてもらう瞬間を想定しておいしく食べてもらえるように考えている。」

 「家庭でも、主婦は、食べる時間に合わせて丁度食べる時間においしく食べられることを想定しながら作る。つまり、料理の場合は、いつも時間を予測しながら、いつもそこのところへ作業をうまく収束させていかなければならないのだ。」

 多くの家庭では、主婦が料理を担当していると思われる。私の家でも妻に任せきりで、結婚してから私が料理をしたのは、子どもが生まれたときぐらいである。

 妻は、今でも5品ぐらいは用意してくれるが、夕食の時刻を見計らって野菜料理とか魚料理とか肉料理とか味噌汁とかを作っている。夕食の用意ができたと言われて、たまたま仕事をしていて遅く行くと文句を言われることがある。折角の料理が冷めて味が落ちてしまうからだ。

 料理を作っているときには、前頭前野にあるワーキング・メモリという作業記憶領野を頻繁に使わないとできないのだという。

 「料理をしているときには、味をいつも想像し、肌触り、食感も感じ、、色や出来具合を観察し、盛り付けの工夫をし・・・・など五感をフルに使わなくてはならない。だから前頭前野を最大に使っているのだ。」

 料理をすることはボケ防止に非常に効果的だし、認知症の治療にも役立つだろうと指摘している。

 これは私見だが、女性が概して男性より長生き(平均寿命は85.6歳になった)なのは、長年料理をしてきたことと死ぬまで料理をすることも関係しているのかも知れない。

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